2005-07-01から1ヶ月間の記事一覧

今日の朝刊

【毎日新聞】 坪内祐三「日記から――50人、50の『その時』」第16回は、大宅壮一の日記。 書評で気になったのは、井上章一による『東京大学のアルバート・アイラー』評。東京大学のアルバート・アイラー―東大ジャズ講義録・歴史編作者: 菊地成孔,大谷能生出版…

瀬尾まいこ『図書館の神様』

図書館の神様作者: 瀬尾まいこ出版社/メーカー: マガジンハウス発売日: 2003/12/18メディア: 単行本 クリック: 43回この商品を含むブログ (235件) を見る船橋駅前のときわ書房や新星堂書店柏店など、瀬尾まいこの本を目立つところに置く書店が最近増えてきつ…

 「アイ・フィール 読書風景」

巻頭随筆は、高田文夫「談志、そしてアンツル」。新連載は、石田千「並木印象」、内堀弘「予感の本棚 戦前の紀伊国屋書店」。 浅生ハルミン「猫のいなくなる映画について」、坂崎重盛「博物誌風の『絵のある文庫』を楽しむ」。 おおっ、なんていいタイミング…

濱田研吾『脇役本』右文書院

2005年7月刊。四六並製カバー352p 本体価格2200円実は私家版持っているのだけれど(現在、積読中)、「目次」をみると、構成がずいぶん違う。 また私家版のページ数は186ページに対し、右文書院版は352ページ。 う〜む。こちらも買ってしまい…

「フォーサイト」

定期購読している新潮社の「フォーサイト」8月号が届く。 月刊誌なのにもかかわらず、もうロンドン同時爆破テロのレポートを3本掲載している。まるで週刊誌並みだ。 新潮新書は「週刊新潮」系や「新潮45」系のものが多いけれど、「フォーサイト」系や「小…

「本」のメルマガ

小熊英二さんの対談集『対話の回路』。 ◆対談集の常識をうち破る”超・対談”!!◆ 『単一民族神話の起源』『〈日本人〉の境界』『〈民主〉と〈愛国〉』と次々に話題の大作を世に問うてきた著者の対談は、さすがに密度が濃く、読みでがあります。相手は村上龍…

TBSラジオ「ストリーム」

きょうの「コラムの花道」は、あの豊崎由美さん(午後6時以降から「ストリーム」のホームページで聞けるようだ)。豊崎さんはホメ書評よりも、ケナシ書評の方が面白い。フジかテレビ朝日、日テレあたりで豊崎社長による滅多切り番組、深夜でやってくれない…

佐藤優

国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて作者: 佐藤優出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/03/26メディア: 単行本購入: 20人 クリック: 283回この商品を含むブログ (322件) を見るそういや、あの『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』の佐藤優、「…

仲正昌樹『日本とドイツ 二つの戦後思想』

日本とドイツ 二つの戦後思想 (光文社新書)作者: 仲正昌樹出版社/メーカー: 光文社発売日: 2005/07/15メディア: 新書購入: 4人 クリック: 26回この商品を含むブログ (84件) を見る気になる本がいくつもあったし、今月は財政状況がよろしくないのだけれど、仲…

芥川賞は中村文則、直木賞は朱川湊人

芥川賞は予想通りだったけれども、直木賞は意外(「本の雑誌」がこれからブレイクする作家と予想していた朱川湊人が直木賞に選ばれたのだから)...。キャリアからしたら、恩田陸と古川日出男だと思ってたんだけれども。 今週の「週刊朝日」で、斎藤美奈子は…

あゆみブックス早稲田店で「本の雑誌」8月号を購入。 創刊三十周年記念特大号。 津野海太郎「サブカルチャー創世記」、なるほどそういった事情で晶文社の装丁は平野甲賀が手がけることになったのか。芳林堂高田馬場店にて、斎藤美奈子『誤読日記』(朝日新…

「週刊文春」

自宅最寄り駅のキオスクで、「週刊文春」7月21日号購入。 行きの電車内で、全部読み終えてしまった。 ・小林信彦「本音を申せば」、今回は「東京弁入門」。このテーマで1冊書いてくれると、後世のためにもなると思うのだが、どこかの編集者、小林さんに依…

本を(なるべく)買わない技術

今月こそは節約しよう(約せざるを得ない状況だからなのだけれども)と、なるべく積読本を読み、本をなるべく買わないようにしよう、いま買っておかないと入手が難しくなる雑誌だけ買うようにしようとしているのだが...。

「BOOK CLIP」

・みうらじゅん『LOVEmiura jun rare tracks』角川文庫 (世界文化社2003年発行の同名単行本の文庫化) ・古今亭志ん朝『志ん朝のあまから暦』河出文庫 ・村松友視『黒い花びら』河出文庫 ・横山剣『クレイジーケンの夜のエアポケ…

「ノンフィックスナックルズ」Vol.2 2005年8月号

ノンフィクスナックルズ v.2 (ミリオンムック)出版社/メーカー: ミリオン出版発売日: 2005/07メディア: ムックこの商品を含むブログ (3件) を見るミリオン出版の久田将義氏が編集発行人を務める「世の中の理不尽に喧嘩を売る雑誌」第2号が発売。 今回の特集…

テレビ東京「浅草橋ヤング洋品店」復活。

「日曜日の秘密基地」で、浅草キッドと伊集院がさんざん宣伝していたので、見てみる。 堀江貴文によるひとりマネーの虎、NIGOの自宅にあびる優が訪問、江頭2:50とカンニング竹山の対決……と企画それ自体は面白いんだけど、番組自体がなぁ...。う〜む。

TBSラジオ「伊集院光 日曜日の秘密基地」

毎週というわけではないけれど、聞けるときは聞くようにしている。 浅草キッドによるニュース解説のテーマは、石原都政。浜渦副知事辞任には、都議会議長が絡んでいたのか。う〜む。 以前、小林信彦さんが「週刊文春」の連載コラムで書いていたけれど、TB…

近所の図書館にて。

仕事をしなければ、自分はみつからない。―フリーター世代の生きる道作者: 三浦展出版社/メーカー: 晶文社発売日: 2005/02/28メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (23件) を見る いまの若者は最初から中流だった。少なくとも物質的にはそうだ…

「20世紀少年」

20世紀少年 ―本格科学冒険漫画 (19) ビッグコミックス作者: 浦沢直樹出版社/メーカー: 小学館発売日: 2005/06/30メディア: コミック購入: 4人 クリック: 17回この商品を含むブログ (182件) を見る単行本19巻読了。 やっぱり浦沢直樹のマンガはリアルタイム…

「ドラゴン桜」

ドラゴン桜(8) (モーニング KC)作者: 三田紀房出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/06/23メディア: コミック購入: 1人 クリック: 15回この商品を含むブログ (53件) を見る「モーニング」で連載中のマンガがドラマ化(TBS金曜10時〜)。 初回は、阿部寛扮…

「スターウォーズ エピソードⅢ シスの復讐」

スター・ウォーズ見てきた。えっ、これで最後かよ! アナキンが暗黒面へ墜ちてゆく、ダースベイダーとなっていく過程の描き方が不十分だし(あんな簡単に墜ちてゆくもんなのか)、殺陣もイマイチ。 ああ、あれほど、待ち焦がれていたのに。最近の子どもは、…

文藝春秋 2005年 08月号出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2005/07/08メディア: 雑誌この商品を含むブログ (3件) を見る今月号の読みどころは、「特集 『格差社会』勝ち組の正体」(橘木俊詔「日本のお金持ちと学歴大研究」、山本一郎「『六本木ヒルズ族』の…

直木賞候補作

絲山秋子「逃亡くそたわけ」(中央公論新社) 恩田陸「ユージニア」(角川書店) 朱川湊人「花まんま」(文芸春秋) 古川日出男「ベルカ、吠えないのか?」(文芸春秋) 三浦しをん「むかしのはなし」(幻冬舎) 三崎亜記「となり町戦争」(集英社) 森絵都…

芥川賞候補作

伊藤たかみ「無花果カレーライス」(文芸夏号) 楠見朋彦「小鳥の母」(文学界6月号) 栗田有起「マルコの夢」(すばる5月号) 中島たい子「この人と結婚するかも」(すばる6月号) 中村文則「土の中の子供」(新潮4月号) 樋口直哉「さよなら アメリカ…

芥川賞、直木賞を予想してみた

芥川賞、直木賞の候補作が発表された。

「郵政民営化」

読売(2005年7月6日朝刊) 午後1時からの本会議前、自民党の中川秀直国会対策委員長が、「賛成票と反対票の差は3票から8票だ」との票読みを首相に伝えた。首相は黙ってうなずいた。 ホントかね? そいや、中川ってフォーカスに...

小谷野敦『帰ってきたもてない男』(ちくま新書)

帰ってきたもてない男 女性嫌悪を超えて (ちくま新書 (546))作者: 小谷野敦出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2005/07/06メディア: 新書購入: 6人 クリック: 47回この商品を含むブログ (125件) を見る上野千鶴子批判をはじめとしてフェミニストに対しての真…

「1冊の本」2005年7月号

小倉千加子「宙飛ぶ教室1 藤沢の海 大洗の海」 『結婚の条件』のときほどの衝撃は感じなかったけれど、小倉の連載は、今回も結構勉強になった。 たとえば、こういう指摘。 「日本の恋愛ドラマで育ってしまった」=「『恋愛コード』を内面化してしまう」と、…

近所の文教堂書店にて、朝日新聞社「1冊の本」7月号をもらう。気になる7月の新刊 ●横山秀夫『震度0』14日発売 ●斎藤美奈子『誤読日記』14日発売 ●『水木しげるの[妖怪]人生絵巻』14日発売 ●みうらじゅん『お悩み祭り ひょっとこ篇』14日発売 ●山…

毎日新聞「郵政法案 衆院郵政特別委で可決」

自民党は委員長を除く同党委員22人のうち反対派と目される8人全員を賛成派に差し替えたため、造反や混乱はなかった。 これってつっこむところじゃなくて? いままでの委員会の議事は、いったい何だったのか。