「ＢＯＯＫ ＣＬＩＰ」

・みうらじゅん『ＬＯＶＥｍｉｕｒａ ｊｕｎ ｒａｒｅ ｔｒａｃｋｓ』角川文庫
　（世界文化社２００３年発行の同名単行本の文庫化）
・古今亭志ん朝『志ん朝のあまから暦』河出文庫
・村松友視『黒い花びら』河出文庫
・横山剣『クレイジーケンの夜のエアポケットＲＥＭＩＸ』小学館文庫
（ぴあから出てたものの文庫化）
・立川談四楼『ファイティング寿限無』ちくま文庫
（新潮社１９９８年発行の同名単行本の文庫化）
・小林信彦『昭和の東京、平成の東京』ちくま文庫
（筑摩書房２００２年発行の同名単行本の文庫化）。
・野沢一馬『大衆食堂』ちくま文庫
（創森社２００２年発行の同名単行本の文庫化）
・井伏鱒二『徴用中のこと』中公文庫
（講談社１９９６年発行の同名単行本の文庫化）
・生方敏郎『明治大正見聞史』中公文庫
・山本笑月『明治世相百話』中公文庫
・小沢昭一『散りぎわの花』文春文庫
（文芸春秋２００２年発行の同名単行本の文庫化）
・立花隆『政治と情念権力・カネ・女』文春文庫
　（立花隆『政治と情念権力・カネ・女』は『「田中真紀子」研究』の文庫化かしら。い　　ま、田中真紀子と歌っても売れそうにないから、タイトル変更したのか）
・森まゆみ『昭和快女伝　恋は決断力』文春文庫
（講談社１９９９年『恋は決断力――明治生れの13人の女』の文庫化）
・斎藤貴男『梶原一騎伝　夕やけを見ていた男』文春文庫
　（以前、新潮文庫から出ていた。もしかして伊丹十三の文庫とのバーター？）
・浅草キッド『お笑い 男の星座(２)私情最強編』文春文庫
　（文芸春秋から出ていたものの文庫化）

　中公文庫がここのところ、復活しつつあるような。でも、ちょっと高い。装丁やカバーを変えて、講談社文芸文庫やちくま学芸文庫のように「高級化（？）」路線だと納得するんだけれども。
ただ単に復刊するだけで、値段は古本屋並みだったら、古本屋潰しにすぎない。中央公論新社は、ここ何年か暴騰（？）しつつある中公文庫の古書価を暴落させたいだけなんだろうか、とする思ってしまう。

　クレイジーケンバンドの横山剣さんの『夜のエアポケット』は単行本で出たとき、なかなか手に入らなかったんだよなぁ（タワレコで買った）。文庫化されるのは一ファンとして嬉しいが、小学館文庫というのが残念。小学館文庫って初版だけしか売る気ないしねぇ。