2005-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ブックオフにて

千葉県野田市のブックオフにて。・草森紳一『オフィス・ゲーム――オフィス空間の生理と心理』(講談社文庫 1986年刊) ・宮脇俊三『鉄道旅行のたのしみ』(集英社文庫 1986年刊) ・大薗友和『勲章の内幕』(現代教養文庫 1999年刊) ・澁澤龍彦『快楽主義の…

「ユリイカ」8月号

特集一通り読んでみて、改めて思ったのは、私にとっての雑誌のイメージというのは、坪内祐三の言葉を借りれば、〈「雑雑」した総合雑誌〉。 で、そういう雑誌は、『クィックジャパン』とか『実話ゴンナックルズ』とかサブカルにカテゴライズされるものが多い…

「本の雑誌」9月号

「MAIL本の雑誌」7月29日号「本の雑誌最新号のお知らせ」( 「本の雑誌」ホームページでも読める)、8月9日取次搬入(ということは書店店頭に並ぶのは10日か11日ぐらいだろう)の「本の雑誌」9月号は実に面白そう。 きたキタ来た、ついにきた…

新潮社「戦後60年記念フェア」

阿片王 満州の夜と霧作者: 佐野眞一出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/07/28メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 37回この商品を含むブログ (44件) を見る僕の昭和史 (新潮文庫)作者: 安岡章太郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/07メディア: 文庫 …

『完全探偵マニュアルベスト』はなぜ安い?

完全探偵マニュアルBest+―尾行・盗聴・潜入スパイ 強く図太い禁断テクニック作者: 渡邉文男出版社/メーカー: しょういん発売日: 2005/07メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 40回この商品を含むブログ (11件) を見る254ページあって、税込み700円。新…

「ユリイカ」8月号

ようやく購入。 佐藤亜紀が「小説のストラテジー」という新連載はじめている。私にとって、佐藤亜紀は(失礼な言い方だけれど)小説家というよりは、批評家という印象が強い。『皆殺しブックレビュー』の印象があまりにも強かったから。皆殺しブック・レヴュ…

2005年上半期の本・雑誌販売額、0.8%減

日経産業新聞7月27日号 出版科学研究所(東京・新宿)がまとめた2005年上半期(1―6月)の書籍雑誌推定販売金額は前年同期比0.8%減の1兆1298億7000万円にとどまった。インターネットによる情報入手が一般的になったことで週刊誌を中心とする雑誌の売り…

太田出版

太田出版のサイトで、朝倉喬司『自殺の思想』、大西巨人『縮図・インコ道理教』が出版され(てい)ることを知った。●朝倉喬司『自殺の思想』 *私たちにとって「自殺とはいかなる生の条件なのか」を歴史的に追求した424ページの力作ノンフィクション。・…

「W鄯LL」9月号

この雑誌、特集がアレなんで、毎回買おうか買うまいか迷ってしまうのだけれど、なんだかんだで毎回買ってしまう。 その理由の一つは、連載陣が充実しているから。 向井透史「早稲田古本劇場」、高田文夫「大衆芸能小僧」、日垣隆「どっからでもかかって来い…

「ユリイカ」8月号続報

仲俣暁生「陸這記」には、「ユリイカ」8月号の表紙写真が掲載されている。仲俣はこう記している。 雑誌はもう、バックナンバーを楽しむためのオールドメディアなのだ。たぶん、いま新古書店で二束三文で売られている雑誌のほうが、日々生産されるゴミのよう…

『ユリイカ』8月号「特集 雑誌の黄金時代」

青土社のホームページで「ユリイカ」が「雑誌の黄金時代」という企画を知り、「ユリイカ」や「現代思想」は大体25日前後に発売だから、読めるだろうと楽しみにしていたのだが...。 どんな内容なのか早く知りたくてたまらなくなり、ネットサーフィンしてい…

メモ「芳林堂書店通信」

「芳林堂書店通信」の7月分から、まだ私が買っていない気になる新刊本をピックアップ。 ●『作家の食卓』平凡社 本体1,600円 7/19発売 ・A5判澁澤龍彦の甘鯛の唐揚げなどなど、作家の愛した料理を写真入りで紹介する。 ●関口知宏『列島縦断 鉄道乗りつくしの…

神保町にて

学生生活最後(となるはずなんだけれど、どうなるか…)のテストを終え、嬉しさのあまり3万円ほど引き落とし、買うのを見送っていた本を買っておくために、「雑誌の黄金時代」という特集を組んでいる「ユリイカ」8月号、鈴木地蔵『市井作家列伝』のサイン本…

日経夕刊「人間発見」今週は粕谷一希

日本経済新聞夕刊連載「人間発見」、今週は「伝説の編集者」粕谷一希(「私の履歴書」で連載して欲しかったと思わないでもない)。 東大教養学科に行きたかったのですが、お前の成績では無理だといわれ、法学部に行きました。大学で通ったのは図書館だけです…

フジテレビ25時間テレビのドラマ「The WAVE」

明石家さんま主演の、出演者全員が芸人のドラマ。一挙に放送されるのではなく、25時間にわたって小出ししていく。「踊る大捜査線」などを楽しめた人は楽しめるドラマ。自動小銃を手にしたテロリストたちが、収監されている同志の釈放を求めて、テレビエイ…

地震

震源地とされる千葉県北西部に住んでいるのだが、思いのほか、被害はなかった。。 平積みしていた本の山(といっても高さは30cmにも満たない)が2つ倒れた程度で済んだ。 永江朗さんが(たしか『不良のための読書術』で)、本棚と天井の隙間に本をつめ…

日垣隆「ガッキーファイター」7月20日号

日垣隆の「ただいま執筆中」の書籍から、気になるものをピックアップ。 ◆『また少年が殺された』……殺人事件の全貌(「サンデー毎日」連載)と、その親たち15人への単独インタヴューの全記録。文藝春秋から。 ◆『使える定義集』(仮)……連載「新明快 定義集」…

「働きマン」「ドラゴン桜」

働きマン(2) (モーニング KC)作者: 安野モヨコ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/07/22メディア: コミック購入: 1人 クリック: 21回この商品を含むブログ (554件) を見る安野モヨコのマンガが出ると、つい買ってしまう(読むと結構面白いから)。 帯には…

「社会派君がゆく![RETRUNS]

唐沢俊一と村崎百郎の「社会派君がゆく!」の「緊急号外 ロンドン同時多発テロはこう見よう」。 あの村崎百郎が、こう書いている。 ていうか、この現状で、我々はいったい日本のどこでテロを起こされて、誰を殺されたら国ぐるみで心底真剣に怒ることができる…

小説読まずの小説雑誌好き

いわゆる中間小説誌が好きだ。 エッセイや対談、コラムが結構面白いからである(たとえば、「小説すばる」には石田千、浅生ハルミン、森巣博、『ワセダ三畳青春記』の高野秀行がエッセイを連載している。ほら、結構面白そうでしょ?)。●「小説新潮」8月号 …

「日刊ゲンダイ」7月22日号(21日夕方売り)

毎週木曜発売号連載の「俵孝太郎の辻斬り説法」(バックナンバーは日刊ゲンダイのホームページで読める)、日垣隆「どこへ行くのかニッポン」を読むために購入。 俵孝太郎、今回のタイトルは「政局混乱で一番困っているのは公明党だ」。 日垣隆、今回は「制…

NEWSメンバーの泥酔騒動

週刊文春は実名、週刊新潮はAと表記。あの強姦新潮がなぜ? 週刊文春にフジテレビ菊間アナウンサーの父親はこうコメントしている(新潮はコメントをとっていない)。 「確かにそんな席に呼んだことはいけないですが、千乃に電話をしてきたのは向こう(内)の…

「週刊文春」もコラムが充実している

[雑誌]『週刊文春』2005年7月28日号 ●「元選手が明かす クロマティ『マンガ顔負け』の素顔」あのウォーレン・クロマティが監督を務める、米大リーグで唯一日本人選手だけで構成される「サムライ・ベアーズ」で今年6月までプレーしていた河野和洋は、…

フランス書院「今月の放談」

「サイゾー」8月号の特集の中の「05年夏、日米同時に童貞ブームが勃ッパツ中」という記事で、宮崎哲弥や岡田斗司夫などが、フランス書院のホームページ「今月の放談」でいろいろ語っていることを知った。 かなり豪華。水野晴男、高橋源一郎、島田雅彦、浅草…

もうすっかり忘れられている? 芥川賞・直木賞

エキサイトブックで連載中の大森望&豊崎由美「メッタ斬り!版 芥川賞直木賞選考会」のことをすっかり忘れていた。 「受賞作発表を聞いて」、豊崎さんはこうコメントしている。 ……もう、いいです。何も申し上げたくありませぬ。 地味女(ジミータ)な直木賞…

「ダカーポ」565号(2005年8月3日号)

●特集「最高の文庫本 ベストイレブン」 それぞれのジャンルをサッカーチームに見立てて(香山二三郎がミステリー、豊崎由美が海外文学、大森望が日本文学、清原康正が時代小説、勢古浩爾がノンフィクション/エッセイ、大塚ひかりが古典文学)、フォワード、…

「TVBros.」2005年第15号(7/23→8/5)

産経新聞の「花田紀凱の週刊誌ウォッチング」(毎週土曜日掲載)で、花田さんが書いていたが、いま一番コラムが充実している週刊誌(隔週刊誌)は「TVブロス」。 松尾スズキ(「SPA!」ではときどき1段組にしたりなど手抜きしているけれど、「TVブロ…

「サイゾー」8月号

今月の特集は、「真夏の秘密」。靖国神社、もと新加勢大周のいま、釤モー娘。のウラ番長”藤本美貴などを扱っている。 「スター・ウォーズ エピソードⅢ」、レビューが絶賛の嵐だったのは、配給会社による釤検閲”があったからなのかと納得。今月は、「禁断のギ…

リリー・フランキー『東京タワー』

東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~作者: リリー・フランキー出版社/メーカー: 扶桑社発売日: 2005/06/28メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 445回この商品を含むブログ (1391件) を見る今月はどれだけ本を買わないでいられるか試すために(という…

本はいつのまにか増えていて……

大学4年生の頃、ゼミの飲み会のとき、先生がこうおっしゃった。 「本は、いつのまにか増えてるんだよなぁ。本ってな、知らない間に、こっそりとこども生んでるんだよ。本棚整理すると、買った覚えも読んだ覚えもない本が結構あることに気づくんだ」そのとき…