「アイ・フィール 読書風景」

巻頭随筆は、高田文夫「談志、そしてアンツル」。

新連載は、石田千「並木印象」、内堀弘「予感の本棚 戦前の紀伊国屋書店」。
浅生ハルミン「猫のいなくなる映画について」、坂崎重盛「博物誌風の『絵のある文庫』を楽しむ」。
古本買い 十八番勝負 (集英社新書)
おおっ、なんていいタイミングなのだろう。
このメンツ、嵐山光三郎『古本買い十八番勝負』を読んだ人へのあてつけ(?)としか思えない。ひょっとするして「鄯feel」は「彷書月刊」をライバル視しているのだろうか?

また、編集者が図ったわけではないだろうが、今回の直木賞候補作家2人(絲山秋子の短編小説「ニート」、三浦しをんの連載「本のできごころ」)の文章も。

逃亡くそたわけ

逃亡くそたわけ

むかしのはなし

むかしのはなし

北田暁大による鈴木謙介カーニヴァル化する社会』評、会田誠による、吾妻ひでお失踪日記』評と書評も充実している。
カーニヴァル化する社会 (講談社現代新書) 失踪日記

紀伊国屋書店さん、毎月出していただけないでしょうか。