2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧

気になる本 社会

『ドキュメント 医療危機』田辺功 朝日新聞社 12月7日 税込価格:1,575円 ISBN:9784022503602 朝日新聞ベテラン記者による「医療崩壊」の現状レポートと解決策の提案。テーマごとに参考になる本やHP、資料などが多数。 ドキュメント医療ときたら、讀賣だよな…

気になる新書

朝日新書 12月13日発売 ■『わかる現代経済学』根井雅弘編 朝日新聞社 税込価格:756円 ISBN:9784022731876 ケインズ以降の資本主義経済思想を、ていねいに解説。ケインズ革命から反主流の経済学までをていねいにフォローする贅沢なガイドブック。 ■『鉄…

気になる本

『萩原延壽集 (2)陸奥宗光(上)』萩原延壽 朝日新聞社 12月7日 税込価格:3,360円 ISBN:9784022503787 外交官・陸奥を通して権力と理念をめぐる相克を描く。上巻は坂本龍馬との邂逅、海援隊、明治維新から西南戦争直前まで。 『米朝よもやま噺』桂米朝 朝日…

芋づる式

「黌門客」さんが、「週刊現代」の書評について書いてくださっている。私の文章の冒頭部に触れて、 そうなのだ。しかも、そのつながり方(関心のベクトル)が、十人十色だからこそ、またおもしろいのである。 それから、「黌門客」さんが、梶山季之『ルポ戦…

なんとなく、ドメスティック

「HB」2007年秋号の小嶋沙希「ハッチバッグ'95」第2回「渋谷系のもどかしさ」を呼んだせいで、ピチカート・ファイブを聴きたくなった(渋谷系、苦手だし、なんだかあまり好きじゃないんだけど、ピチカートは、なぜか好き)ので、近くのTSUTAYAでア…

書泉グランデにて

余はいかにして鉄道愛好者となりしか (ウェッジ文庫)作者: 小池滋出版社/メーカー: ウェッジ発売日: 2007/10/01メディア: 文庫 クリック: 4回この商品を含むブログ (7件) を見るウェッジ文庫、なめたら、あかん。過去と未来の国々 ―中国と東欧― (光文社文庫)…

岩波ブックセンター信山社にて

出版業界の危機と社会構造作者: 小田光雄出版社/メーカー: 論創社発売日: 2007/11/01メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 28回この商品を含むブログ (30件) を見る

日本特価書籍にて

オン・ザ・ロード (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-1)作者: ジャック・ケルアック,青山南出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2007/11/09メディア: ハードカバー購入: 2人 クリック: 102回この商品を含むブログ (159件) を見る萩原延壽集1 馬場辰猪作者…

書肆アクセスにて

■「HB」2007年秋号 ■小島清孝『書店員の小出版社巡礼記』出版メディアパル文化系トークラジオLife作者: 津田大介,斎藤哲也,柳瀬博一,佐々木敦,仲俣暁生,森山裕之,鈴木謙介出版社/メーカー: 本の雑誌社発売日: 2007/11/08メディア: 単行本(ソフトカバー)…

神保町

昼過ぎに起きる。 淡路町、とんかつ「勝漫」にて特ロースかつ定食。実に、うまし。最初は「ちょっと高いんじゃないかな」と思っていたけれど、この店、来るたびに、好きになってくる。*1。 それから神保町まで、ぶらぶら。書泉ブックマート、東京堂ふくろう…

帰宅後

きょう買った或る月刊誌を、巻頭から順番に読んでいく。巻頭から、やられる。この人の小説を読むと、なんだかなぁと思うことが多いものの、この人の文章はこれからも読み続けていきたい。少なくとも、この人は、この人自身にとってインチキな言葉を口にしな…

ああ、週刊誌……。

日付が変わったころに、コンビニに走る。週刊誌の雄といわれる雑誌が、あの一連の騒動をどう報じたかが気になったので。 某週刊誌は、特集記事のリードで、こう書いていた。 政治家・●●●●は死んだ。それは敢然たる事実である。(中略)この特異な人物の“政治…

ブックファースト新宿ルミネ1店にて

現代日本の小説 (ちくまプリマー新書)作者: 尾崎真理子出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2007/11メディア: 新書 クリック: 10回この商品を含むブログ (20件) を見るこの直球タイトル!讀賣新聞に連載された、尾崎の「文芸時評」、どこかで本にならないか。…

愛書日記

閉店1時間前のブックファースト新宿ルミネ1店は、今夜の1冊を求める人でごった返していた。入居しているビルの関係だろう、新宿の書店の夜は早い。紀伊国屋南店は8時、紀伊国屋新宿本店やジュンク堂新宿店は9時閉店。あおい書店新宿店は11時まであいて…

気になる12月刊行予定の文庫

■朝日文庫 12月7日発売 『外国交際 遠い崖(5)アーネスト・サトウ日記抄』萩原延壽 840円 『大政奉還 遠い崖(6)アーネスト・サトウ日記抄』萩原延壽 840円 『池波正太郎エッセイ・シリーズ(2)』池波正太郎 735円 『藤沢周平のツボ』週刊百科編集部 5…

気になる本

『文学鶴亀 日本語探偵帖』武藤康史 国書刊行会 12月20日 税込価格:2,310円 ISBN:9784336049919 気鋭の文芸評論家が案内する日本語・日本文学の豊饒な世界。面白い日本語と出会える明治大正昭和の小説を紹介する待望のエッセイ集。 まさに「待望のエッセイ…

紀伊国屋書店新宿南店にて

これ食べ!作者: 勝谷誠彦,管洋志出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2003/10/23メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見るこの本、都内の大書店には、ここにしか在庫がなかった。八日目の蝉作者: 角田光代出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2007/0…

愛書日記*1

閉店15分前の紀伊国屋書店新宿南店3階には、慌しい人で溢れていた。この店、夜8時閉店(ビルの都合なのだろう、仕方がない)で、その15分前くらいからアナウンスが繰り返し流される。出てけといわんばかりだ。まぁでも、この本屋が一番しっくりくる気がする…

桜庭一樹『私の男』

桜庭一樹『私の男』。これは、ちょっと、凄い*1。現代小説でこれだけ興奮するのは久しぶり。三浦しをん『私が語りはじめた彼は』以来か。 そういえば、同じく「週刊現代」に「リレー読書日記」を担当している山之口洋『天平名所図会』も、『私の男』同様、初…

休日感を味わいたくて

午前7時ぐらいに目が覚める。見るとはなしにフジテレビ。 「ボクらの時代」。何かしら共通項のある3人がただしゃべるだけというこの番組、日曜朝にしては、ゲストが結構充実している(たとえば、瀬戸内寂聴、美輪明宏、平野啓一郎。糸井重里、南伸坊、赤瀬…

今週末の読了本

ミステリと東京作者: 川本三郎出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2007/10/20メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 15回この商品を含むブログ (26件) を見る■塩山芳明『東京の暴れん坊』右文書院「三十歳までなんか生きるな」と思っていた作者: 保坂和志出版社/…

来栖けい

来栖けいの本を、いまさら読む(で、何で知ったのかきっかけを全然思い出せない。ボケがはじまった? いや記憶力がよくないのは、いまにはじまった話ではない) 『批評の事情』『新・批評の事情』にも取り上げていない*1けれど、来栖けいは凄い。 『美食の王…

ジュンク堂書店池袋本店にて

私の男作者: 桜庭一樹出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2007/10/30メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 442回この商品を含むブログ (447件) を見る勝谷誠彦の知られてたまるか!作者: 勝谷誠彦,ムーブ!出版社/メーカー: 西日本出版社発売日: 2007/09/01メデ…

東京堂書店神田本店にて

シェフと美食の王様―選び抜かれた最高の料理人11名と究極の680皿作者: 来栖けい出版社/メーカー: メディアファクトリー発売日: 2007/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (5件) を見る美食の王様 スイーツ―絶対おいしい169店 厳選の380種作者: 来栖けい…

日本特価書籍にて

ミステリと東京作者: 川本三郎出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2007/10/20メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 15回この商品を含むブログ (26件) を見る平凡社、なぜこんなに行間をたっぷりととる?新編 かぶりつき人生 (河出文庫)作者: 田中小実昌出版社/…

ついにあの評論集が刊行開始

朝日新聞11/3(土)付朝刊4面下の「麗澤大学出版会」の広告が出ていた。 平成19年11月下旬刊行開始!(以降隔月刊) 福田恆存評論集 全12巻+別巻1巻 第八巻 教育の普及は浮薄の普及なり (第1回配本) 四六判/軽フランス装/定価2940円

往来座外市にて

■塩山芳明『東京の暴れん坊 映画・古本・エロ漫画』右文書院 ■『木佐木日記』図書新聞社 1965年刊 ■田中康夫・泉麻人『大学・解体新書』祥伝社(ノンブック) 昭和59年刊 ■嵐山光三郎『超道徳本当講座 サラリーマン出世の条件』光文社(カッパブックス)昭和…

神保町→池袋→早稲田

九段下駅で下車。神保町をぶらぶら。 天ぷらの「いもや」の前を通り過ぎて、気づく。ああ、きょうは「文化の日」、祝日じゃん*1。祝日の神保町は、つまらない。何か食べようにもほとんどの店が閉まっているし、書肆アクセスも、岩波ブックセンター信山社も休…

ああ、また悪酔いして、何がいいたいんだか、さっぱりわからなくなっている。

帰宅後、どうしてもひとりになりたくて*1、居酒屋に。 駅から自宅まで歩く途中に何度も、川本三郎『ちょっとそこまで』(講談社文庫)のこうい一節が、よぎった*2。 中規模の町のよさは実は「下町的暖かさ」「人間的ぬくもり」にあるのではない。むしろ逆で…