選挙...

まぁ投票したものの、テレビで選挙速報を見ていると...。
自民党圧勝なぁんて、ホントかよと思ってたんですが、圧勝しそうな様子。
郵政法案に関する参院の判断を無視した、つまり民主主義の形式である多数決をシカトした小泉純一郎が、結果的には国民に支持された……。
うぅむ。
自公で300議席以上獲得すれば、衆議院ではどんな法案だって可決できる。
「軍靴の音が聞こえる」などとは申しませんし、そんなことは毛頭思ってもいませんけれど、こういうのってどうなんでしょうね? なんだかなぁ。

ただ、こういう結果だと、小選挙区制見直しの動きが出てきてもおかしくないとは思うのだけれど――まぁ小選挙区制だから大勝することができた自民党から、選挙制度見直しの声は上がらないか...。

「文藝春秋」9月号の鼎談「小泉純一郎は何をぶっ壊した」で、古井由吉がこう言っていた。

自分の敵はみな「抵抗勢力」で、敵か味方しかない。ブッシュと同じだね。でもこういう二分法ばかりだと、言葉というのは相当危ない瀬を踏むことになりますよ。

この選挙結果をみると、もう既に「言葉というのは相当危ない瀬を踏」んでしまったと思わざるを得ない。