とんかつ、外市
■某月某日
深夜、ユナイテッド・シネマとしまえんで「This is it!」。
■某月某日
神保町「丸香」で、かけうどん、天ぷらもいくつか。楽しみにしていた雑煮は売り切れだった。
「とんかつ好きですね」と他人からよく言われるけれど、とんかつ屋もカレー屋も名店が多い神保町で私がよく行くのは、讃岐うどんの「丸香」である。その次に行くのは、「キッチン南海」で……。うどんもカレーも週に一度以上食べているのに…なぜ「とんかつ」というあだ名までつけられてしまったのか。。。
書泉ブックマート、東京堂、三省堂、書泉グランデ(リニューアルしてかた、ちょっと…)、岩波ブックセンター信山社、日本特価書籍などをハシゴ。
それから、早稲田へ。古書現世など。
その後、高田馬場の「ラーメン二郎」近くにあるとんかつ屋へ。今年のとんかつはじめは、ここにしたかったので。特上ロースカツ定食を食う。やはり、うまい。
■某月某日
川崎市の岡本太郎美術館で「対照 佐内正史の写真」展。
■某月某実
葛飾区金町「喝」で、仲俣暁生さんととんかつ対談。
■某月某日
池袋古書往来座「外市」へ。
棚を見ていると、退屈さん、u-senさんに声を掛けられる。すると、その隣にいた筑紫哲也のようなロマンスグレーのインテリ風紳士から「あれ、誰だっけ? 忘れちゃったよ」。
「こちらこそ、筑紫哲也さんにお会いできて光栄です」と言い返そうかなぁと思っているときに、すかさず退屈男さんが「東川端さんです」と。
「ああ、あの日本三大ミニコミのひとつ『HB』で書いている…・・・」と筑紫哲也風ロマンスグレーインテリこと塩山芳明さん。塩山さんによれば、(『HB』の面白さを多くの人に知ってもらいたいらしく……というのは私の勝手な解釈)、今回の外市で「HB」のバックナンバーを出したところ、すぐに売れたんだとか。
古書友古堂の棚から『狐の読書快然』(洋泉社)。2000円はちょっと高いかと思ったが、買っておいて損はないかということで……。そのほか何冊か購入。
■某月某日
荻窪「トマト」で、ジャワカレーとトマトサラダ。カレーも最低週に一度は食べている。
気になる本
『天皇の思想 闘う貴族 北畠親房にみる(仮)』本郷和人 山川出版社1月下旬税込価格:1,890円ISBN:9784634150041
代々続く北畠家。天皇を巧妙に操りながら政治に関与する武士北畠親房。南朝についた親房の思惑と天皇の関係を中心に描く。
『気になるアメリカ男優たち、そして映画界の動き 植草甚一WORKS (3)(仮)』植草甚一 近代映画社1月下旬税込価格:1,890円ISBN:9784764822849
マーロン・ブランドなど個性的なアメリカ男優たちについての演技論。さらに当時の映画界の流行・動向なども分析した1冊。
『この映画を僕はこう見る 植草甚一WORKS (4)(仮)』植草甚一 近代映画社1月下旬税込価格:1,890円ISBN:9784764822856
「第三の男」や「十二人の怒れる男」など話題作・問題作を取り上げ、その作品をどう見るべきかといった、作品論をまとめた。
『Nのために』湊かなえ 東京創元社1月27日税込価格:1,470円ISBN:9784488024550
それぞれがそれぞれの「N」を思うことで事件は起きた。あれから10年、事件の真相を明らかにしよう。湊かなえ待望の最新作。
『日本観光ガイド』酒井順子 光文社1月18日税込価格:1,365円ISBN:9784334976019
外国人観光客に説明する「ふり」をして、日本のちょっと変なところ、気になる点を愛と皮肉で解説。平成ニッポンのガイド・エッセイ。
『北帰行』佐々木譲 角川グループパブリッシング1月下旬税込価格:1,890円ISBN:9784048739788
ロシアからやってきた日系女ヒットマンVS.暴力団VS.警視庁。互いの威信をかけて1,200?に及ぶ逃亡の果てにあるものは。
直木賞受賞第一作!
『近頃の若者はなぜダメなのか 携帯世代と「新村社会」』原田曜平 光文社1月16日税込価格:777円ISBN:9784334035440
今の10代は何を考えているのか。ギャルからお坊ちゃんまで若者500人以上に「直接」取材した著者が描く、若者のリアルな姿とは。
『大河ドラマ入門』小谷野敦 光文社1月16日税込価格:777円ISBN:9784334035464
マニアを自称する著者により、あらゆる観点から大河ドラマが網羅(歴史ものに限って)、分析されている。NHK大河ドラマの入門書。
いわゆるフツーの郊外型書店にて
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元旦、郊外型書店、「アバター」
■某月某日
元旦。フジ「鶴瓶新年会」「爆笑ヒットパレード」を見ながら、だらだらと。
初詣。
帰宅後、日本テレビ「笑点」。
夜、テレビ朝日「相棒スペシャル」。脚本は劇場版と同じ戸田山雅史。ううむ。。。
■某月某日
日本テレビ「箱根駅伝」。カーナビで箱根駅伝を見ながら、ショッピングモール、ユニクロ、ダイソー、トイザラスなど。昼食は回転寿司。
近所のいわゆるフツーの郊外型書店に行って驚く。
この本屋は私が小学生になるかならないのかくらいに地元にできた*1、つまりバブル期にロードサイドにバカスカできたレンタルビデオを扱う複合型書店である
■某月某日
ららぽーと豊洲。「アバター」を3D映像で見る。3D映像の出来は映画館によって違うらしので、3Dで見るなら、映画館の評判を前もって調べておいた方がよいかも。
最近、都内近郊のシネコンをあちこち行って見ているのだが、TOHOシネマズの劇場はあまり好きになれない*2。なぜだろう?
■某月某日
紀伊国屋書店新宿本店にて。
2008年に新装版が出た、朝日文庫の司馬遼太郎『街道をゆく』シリーズ。
去年から私はちょくちょく集めていた。が、集めている途中でカバーが変更。
読んだあと、本棚に並べるときに、背表紙が違うのは、ちょっとアレである。だが、カバーの変更や背表紙の変更はそんなに珍しいことではない*3。
「なんかいやーな感じがするなぁ」と思いつつも、そんなに驚かなかった。
が、ワタシ、気づいちゃったんです。
新装版の第一刷と第二刷では、カバーだけではなく、中身も違うってことに。
第二刷から、各街道のトビラに地図が掲載されるようになった。
旧版も新装版も地図はついていなかったのに……。つけるんだったら、新装版第一刷からつけてほしかったし、新装版出して一年後にカバー変更しないでほしかった。
紀伊国屋書店新宿本店にて
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光文社新書、浜井浩一『犯罪不安社会』といい、こういうマスコミ報道の問題点を突く本がよいね。
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「今年の執筆予定」
「出版ニュース」2010年1月上・中旬合併号のアンケート特集「今年の執筆予定」の中から、特に気になる本をいくつかメモ。
■原武史
『団地の思想地図』NHKブックス
『沿線風景』講談社
重松清との共著『ゼロサンじゃない東京―郊外・団地・ニュータウン』新潮選書
『滝山コミューン一九七四』講談社文庫
『「昭和史発掘」再掘』文春新書
■岡崎武志
昭和に出た本(古本)から時代層を読むというテーマの単行本(筑摩書房)■井上章一
ヌードの歴史。『パンツが見える。』の続編*刊行時期未定■御厨貴
『権力の館を歩く』毎日新聞社
『小沢一郎論』PHP新書
『資料に見る近現代』(編著)中公新書
『政治家論』(編著)朝日新聞出版
『環・別冊 自民党とは何であったか』(編著)藤原書店■千葉一幹
「評伝宮沢賢治」
「文学の中の女、文学の祖との女―読者と作者」(仮題)
「成功者列伝―立身出世主義の系譜」(仮題)
■鈴木貞美
共同研究報告『明治期貸本屋カタログ』(浅岡邦雄と共編、未定)
『文藝春秋と大東亜戦争』ランダムハウス「東アジア叢書」