気になる本 新書

『「清張」を乗る』岡村直樹交通新聞社12月15日税込価格:840円ISBN:9784330111094
「社会は推理小説の祖」としての清張が描いた鉄道シーンを通して当時の鉄道を振り返る。

このテーマで、違う人に書いてもらいたかった*1

『食堂車乗務員物語』宇都宮照信 交通新聞社12月15日税込価格:840円ISBN:9784330110097
消えつつある「食堂車」を取り上げ、食堂車の誕生から今日までの歴史と料理のコツや苦労話などを紹介。

『図解・電車のメカニズム』宮本昌幸著・編 講談社12月21日税込価格:987円ISBN:9784062576604
発車時に聞こえるピィ〜ンという音の正体は、最近の運転席にはなぜ1本ハンドル、ドアを自在に開閉するメカは、など、ディープ&こだわりの電車メカの本。

『Anniversary 50 カッパ・ノベルス50周年記念企画』大沢在昌著/宮部みゆきほか著 光文社12月16日税込価格:840円ISBN:9784334076900
有栖川有栖綾辻行人島田荘司田中芳樹道尾秀介森村誠一ら9人による、「50」というキーワードの書き下ろしアンソロジー

カッパ・ノベルスはまだ続いているんだよなぁ。

『『論語』で親子をやり直す 世渡りよりも人の道長』山靖生 光文社12月16日税込価格:777円ISBN:9784334035389
「学ぶ歓び」「家族・人間関係」「社会のあり方」などの項目を立て、わかりやすく現代にも通用する論語を選んでエッセイ風に論じる。

『神社霊場 ルーツをめぐる』武澤秀一 文社12月16日税込価格:1,000円ISBN:9784334035419
原始、神社に社殿はなかった。全国各地の神社霊場を紹介し、神社形成のプロセスや誕生の謎に迫る。写真多数収載のオールカラー版。

『世論の曲解 自民党大敗のデータ分析』菅原琢 光文社12月16日税込価格:777円ISBN:9784334035372
データ分析の新しい手法を用いて、自民党惨敗の過程と構造、小泉政権以後の世論と政治状況、都市部や若年層の政治意識を解明する。

『マイルス・デイヴィス 青の時代』中山康樹 集英社12月16日税込価格:735円ISBN:9784087205237
マイルスは、誰と音楽を創造し、歴史を変えたのか。帝王マイルスと共演ミュージシャンたちの関係を丹念に追う道筋に、「ジャズを聴く」新たな楽しみが見えてくる。

『右翼は言論の敵か』鈴木邦男 筑摩書房12月7日税込価格:798円ISBN:9784480065216
右翼は言論の敵対者なのか。新右翼とよばれた著者が忘れられた右翼思想家たちを紹介し、右翼運動の言論と暴力の論理と心情に迫る。

『教育の職業的意義 若者、学校、社会をつなぐ』本田由紀 筑摩書房12月7日税込価格:777円ISBN:9784480065230
なぜ若者は過酷な労働を強いられるのか。それは学校で職業能力を授けられていないからだ。教育という入射角から社会の再編を考える。

『仕事耳を鍛える 「ビジネス傾聴」入門』内田和俊 筑摩書房12月7日税込価格:777円ISBN:9784480065247
仕事が活性化するかどうかの鍵は、普段の「聴き方」にある。我々の自己認識を深め、肯定的な結果へつながる方法をプロコーチが伝授。

『社会思想史を学ぶ』山脇直司 筑摩書房12月7日税込価格:756円ISBN:9784480065261
社会思想史とは、現代を理解するための過去の思想との対話。近代啓蒙からポストモダンまで、諸思想の意義と限界が一望できる入門書。

『暴走育児 夫の知らない妻と子のスウィートホーム』石川結貴 筑摩書房12月7日税込価格:756円ISBN:9784480065186
今、子育ての現場はすごい。運動会の弁当は宅配ピザ、檻の中で食事、自分がキレたら子どもが可哀そうと「一発殴る」。驚きのルポ。

ちくま新書、ルポ本増えているね

感染症の中国史 公衆衛生と東アジア』飯島渉 中央公論新社12月19日税込価格:819円ISBN:9784121020345
ペスト、コレラなどの猛威の実態と帝国日本をモデルに対応を試みる「東亜病夫」中国の苦悩。

『はじめての宗教論 右巻 見えない世界の逆襲』佐藤優 NHK出版12月10日税込価格:819円ISBN:9784140883082
論壇の雄にして「知の怪物」による究極の入門書。聖書の正しい読み方か神学的思考の本質まで明快に解説。

『戦後思想は日本を読みそこねてきた 近現代思想史』再考鈴木貞美 平凡社12月15日税込価格:882円ISBN:9784582855012
文学、自然科学、哲学、宗教、芸術論など全般にわたって人間の知の歴史の総体を振り返り、新たな時代への可能性を追求する。

北朝鮮を見る、聞く、歩く』吉田康彦 平凡社12月15日税込価格:840円ISBN:9784582855005
「見えない国」で「普通の人たち」はどんな生活をしているのか。北朝鮮の文化・芸術・市民生活を紹介しながら、日朝の未来を考える。

*1:原武史さんの『時刻表を殺意が走る』や『松本清張の「遺言」』などでの指摘にインスパイアされた企画だと思うのだが。。。