気になる本 ノンフィクション

『私が愛した池田大作矢野絢也 講談社12月21日税込価格:1,785円ISBN:9784062159722
批判でも、礼賛でもない。描かれるのはひとりの人間としての池田創価学会名誉会長。美食家、内弁慶、戦略家、下町のおやじ。恩讐を超え元側近が初めて綴る素顔。

『失われた近代建築(1) 都市施設編』増田彰久写真/藤森照信講談社12月8日税込価格:5,040円ISBN:9784062159531
ズラリ並べられた「芸術」と呼ぶべき建築写真を前に藤森さんの第一声は「こんな見事なものを、よくぞ壊す気になれたもんだ」。失われた日本の精神の記録。

『消えた警官 ドキュメント・菅生事件』坂上講談社12月14日税込価格:1,575円ISBN:9784062150491
1952年、大分県菅生村で起きた駐在所爆破事件。共産党員の仕業として、5人が逮捕されて有罪判決が出たが、新聞記者たちの調査報道が思わぬ結果をもたらす。

元NHK記者で、『無念は力 伝説のルポライター児玉隆也の38年』(情報センター出版局)、『ロッキード秘録〜吉永祐介と特捜検事たち』(講談社)などの著作がある坂上遼本は要チェック。

『中国報道の「裏」を読め!』富坂聰 講談社12月4日税込価格:1,470円ISBN:9784062159449
中国の有力メディアの報道から、その意味するところやメディア報道には出てこない裏事情を富坂聰氏が分析する。

『自由と平等の昭和史 一九三〇年代の日本政治』坂野潤治著・編 講談社12月10日税込価格:1,575円ISBN:9784062584562
既成政党型の自由主義か社会大衆型の平等主義か。軍ファシズムの台頭によって忘れられた戦前の言論界・政界の大論争。「格差か自由か」の原点がここにある。

『妻を看取る日 国立がんセンター名誉総長の喪失と再生の記録』垣添忠生 新潮社12月18日税込価格:1,365円ISBN:9784103212218
なぜ、私の妻ががんに。1年半にわたる闘病生活、自宅での看取り、亡き後の絶望から立ち直るまでの思いを、がん医療の最高峰にいる著者が綴った。

『平成海防論 国難は海からやってくる』富坂聰 新潮社12月21日税込価格:1,470円ISBN:9784103045526
アジアの海の覇権を狙う中国の野望、海洋資源争奪戦の激化、跋扈する海賊、巧妙化する密輸・密入国。日本を揺るがす海からの脅威にどう対応すべきか。

『野人伝』岡野雅行 新潮社12月18日税込価格:1,365円ISBN:9784103213215
自分で自分にスルーパス。犬にだって走り勝った。波乱万丈、抱腹絶倒、こんなサッカー人生、ホントにアリ。野人のすべて、いま初めて明かす。

『歌舞伎町より愛をこめて 路上から見た日本』李小牧 阪急コミュニケーションズ12月15日税込価格:1,680円ISBN:9784484092461
歌舞伎町を生き抜く在日中国人の著者が、日本と日本人に対する愛、苦言、提言を綴ったエッセイ。

『石井魂(仮)』石井慧 講談社12月21日税込価格:1,470円ISBN:9784062159746
北京五輪の栄光=金メダルを捨てた男が、柔道界との決別、騒動の内幕、武者修行秘話、逆境に打ち克つ術、総合格闘技への熱き思いなど本音を激白、素顔に迫る。

オシムの伝言』千田善 みすず書房12月中旬税込価格:2,520円ISBN:9784622075042
日本代表監督就任から病の回復、帰国まで。オシム哲学の優美さとユーモア、サッカー界への提言を、専任通訳が伝えるドキュメント。