気になる新書

『差別と日本人』野中広務辛淑玉 角川グループパブリッシング6月10日税込価格:760円ISBN:9784047101937
日本の中に蔓延る「差別」。日本人はいつから「差別」と関わり続けているのか。日本のタブーに論客2人が論じる日本の行方と日本人論の決定版。

野中広務は、あの話についても語っているのだろうか。

『ルポ 米国発ブログ革命』池尾伸一 集英社6月17日税込価格:756円ISBN:9784087204964
シカゴ・トリビューンの破綻など、既存のマスコミの基盤が揺れる中、数百年に一度のメディア大変動の動向を描いた衝撃のルポルタージュ

『「王様のブランチ」のブックガイド200』松田哲夫 小学館6月1日税込価格:777円ISBN:9784098250332
TBS「王様のブランチ」で10年以上にわたって「ブックコーナー」を担当してきた編集者・松田哲夫氏が番組内で紹介した本のなかから200冊をセレクトしたブックガイド。

ちくま新書
■『負けない』勢古浩爾 筑摩書房6月8日税込価格:819円ISBN:9784480688118
勝ち組・負け組」という二分法や「強い・弱い」「損・得」だけで判断せず、「美・醜」の基準を忘れない。それが「負けない」だ。
■『日本の殺人』河合幹雄 筑摩書房6月8日税込価格:819円ISBN:9784480064882
殺人者は、なぜ、どのように犯行におよんだのか。どんな刑罰が与えられ、出所後はどう生活しているか。仔細な検証から見えた実像。

■『美人好きは罪悪か?』小谷野敦 筑摩書房6月8日税込価格:819円ISBN:9784480064929
男同士の美人談義は、いつの世も熱く語られる。これはいけないことなのか。小説、映画、歴史上の美人を挙げ、徹底的に論じ尽くす。
■『父と子の思想 日本の近代を読み解く』小林敏明 筑摩書房6月8日税込価格:819円ISBN:9784480064905
父子関係から近代日本を考えたとき何が見えてくるのか。代表的な文学作品を読解し、いまだ消えることのない思想的問題を提示する。

中公新書
■『教育と平等 大衆教育社会はいかに生成したか』苅谷剛彦 中央公論新社6月25日税込価格:819円ISBN:9784121020062
「全員が百点!」。戦後日本社会がつくりあげてきた特異な「平等」観。これを義務教育におけるお金の動きに焦点を合わせて解読する。

平凡社新書
■『タバコ狩り』室井尚 平凡社6月15日税込価格:714円ISBN:9784582854688
2010年2月、タバコが日本から消える? WHO主導による完全禁煙の法制化が目前に迫り、暴走するタバコ絶滅の力学を暴く。
■『ハーレーダビッドソンの世界』打田稔 平凡社6月15日税込価格:840円ISBN:9784582854725
不滅の名車ハーレーダビッドソンの、105年にわたる進化の歴史と人気の秘密に迫った入門書。人はなぜハーレーに乗りたがるのか。
■『愛国と米国 日本人はアメリカを愛せるのか』鈴木邦男 平凡社6月15日税込価格:798円ISBN:9784582854718
「鬼畜米英」か、解放軍か、日本を骨抜きにした謀略国家か、軍事・外交一体化の同盟国か。アメリカを捉える新しい視点を提示する。
■『自殺する種子 アグロバイオ企業が食を支配する』安田節子 平凡社6月15日税込価格:756円ISBN:9784582854695
巨大アグロバイオ企業が、遺伝子工学を駆使した生命特許で種子を独占し、世界の食を支配しつつある。その構造を徹底解剖する。
■『発達障害 境界に立つ若者たち』山下成司 平凡社6月15日税込価格:777円ISBN:9784582854701
ちょっと個性が強すぎて、社会に居場所を見つけられない。そんな健常と障害の「はざま」にいる彼らが、心を開いて語り始めた。

平凡社新書、「知の広場」になってる?