気になる本

コロンブスそっくりそのまま航海記】ロバート・f・マークス 朝日新聞出版 4月21日 税込価格:1,890円ISBN:9784022505200
水中考古学者のマークスは、コロンブスと同じ航路でカナリア諸島を出帆したが。奇想天外でスリル満点、小説よりも面白い航海記。

橋本治という考え方 What kind of fool am I』橋本治 朝日新聞出版 4月7日 税込価格:1,575円 ISBN:9784022505705
小説の書き方、考え方を巡る本格エッセイ。行き詰まりつつある現代小説で、小説を考えるための新たな土台を自らの来歴から指し示す。

『目白雑録(3)】金井美恵子 朝日新聞出版 4月7日 税込価格:1,575円ISBN:9784022505637
突然の網膜剥離による休載、長年連れ添った愛猫トラーとの別れ。時にグサリ、時にクスッとした筆致で日々を綴るシリーズ最新刊。

ミステリーズ!(34)』 東京創元社 4月11日税込価格:1,260円ISBN:9784488030346
文庫創刊50周年記念企画第1弾はミステリ編。北村薫桜庭一樹の特別対談を収録。先月急逝された泡坂妻夫氏の追悼特集も掲載。

東京創元社の創元文庫は、50周年なのか。

桜の園 神代教授の日常と謎』篠田真由美 東京創元社4月23日税込価格:1,575円ISBN:9784488024420
友人に連れられて、丘の上に建つ桜に囲まれた洋館へと赴いた神代。そこでは20年前の宴が再び。「建築探偵」番外編、第2弾。

「建築探偵」といえば……

『言い忘れてさようなら』イッセー尾形 徳間書店 4月17日税込価格:1,680円ISBN:9784198627157
一人芝居の舞台、話題の映画などで活躍するイッセー尾形が贈る、可笑しくて切ない大人の男たちのメルヘン。珠玉の短編集。

『小説 与謝野馨(仮)』大下英治 徳間書店4月17日税込価格:1,680円ISBN:9784198627140
にわかにクローズアップされてきた与謝野馨。彼はどのような政治家で、どのような考えを持っているのか。

与謝野馨は総理にはならないんじゃないかしら。

『白い猫』柴田哲孝 徳間書店4月17日税込価格:1,785円ISBN:9784198627171
退職刑事と喋るカラスが謎を解く著者独壇のミステリや、背筋の寒くなるホラーサスペンスなどを収録した傑作短編集。

『ヘルマン・ヘッセ エッセイ全集(2)省察II 折々の日記2・自伝と回顧』日本ヘルマン・ヘッセ友の会・研究会編訳 臨川書店4月下旬税込価格:3,360円ISBN:9784653040521
1918年以降の日記断片と自伝的小文を収録。作家として油の乗った時期から老年に至るまでのヘッセの心の動きを知る事ができる1冊。

朝日新聞の秘蔵写真が語る「戦争」』朝日新聞大阪本社・社会グループ 朝日新聞出版4月21日税込価格:1,890円ISBN:9784023304222
朝日新聞社秘蔵の写真を精選し、その関係者を追跡取材。張作霖爆殺事件やノモンハン事件のスクープ写真など第一級の歴史資料ばかり。

獅子文六の二つの昭和』牧村健一郎 朝日新聞出版 4月10日 税込価格:1,470円 ISBN:9784022599544
大男で食いしん坊、根はやさしいが辛辣で皮肉屋の文六。戦前戦後、大衆を熱狂させた男の人生と作品をたどる。

『グローバル権力から世界をとりもどすための13人の提言』N・シャイク著/篠儀直子訳 青土社3月下旬税込価格:2,940円ISBN:9784791764761
アマルティア・センジョゼフ・スティグリッツ、ガヤトリ・スピヴァクなど、錚々たる面々へのインタヴュー集。

『昭和ニッポン怪人伝 日本の黄金時代をつくったライバルたち』唐沢俊一著/ソルボンヌK子画 大和書房4月下旬税込価格:1,575円ISBN:9784479391913
60〜70年代にかけて「日本の黄金時代」を作り上げた天才とそのライバルたち。文化、政治、事件から昭和という時代を紐解く。

青木真也総合格闘技入門』青木真也 ベースボール・マガジン社4月7日税込価格:2,100円ISBN:9784583101507
PRIDEからDREAMに舞台を移して活躍する、今、日本でもっとも注目される総合格闘家による、初めての技術書。

「技術書」というところに、興味が

『高野優の吾輩ハ母デアル』高野優 学習研究社4月7日税込価格:1,260円ISBN:9784054041288
人気漫画家・高野優さんによる、朝日新聞大阪版(夕刊)連載の育児コミックを書籍化。笑いと涙とエッセイ・コミック。

杉浦茂の摩訶不思議世界 へんなの……』中野晴行晶文社3月25日税込価格:1,890円ISBN:9784794967428
漫画家・杉浦茂の魅力を伝えるポップな1冊。主要著作紹介や未単行本化作品、宮崎駿ら著名人の談話などを収録。

『アイドルが抹消した黒歴史』月刊エンタメ編集部 徳間書店4月16日税込価格:500円ISBN:9784198627256
有名人がプロフィールから抹消した「黒いトリビア」300発を掘り起こす。秘蔵ショットや面白エピソード満載。

『日本初の海外観光旅行』小林健 春風社3月25日税込価格:3,360円ISBN:9784861101786
杉村楚人冠野村徳七など各界のキーパーソンが、世界の趨勢にふれた民間初の海外観光旅行。当時の貴重な資料を多数掲載。

『法学事始』尾辻紀子 新人物往来社4月上旬税込価格:1,680円ISBN:9784404035967
明治6年、新政府の招きで来日したパリ大学教授ボアソナードと、富井政章ら若き俊英たちとの熱い師弟関係を描く。

『維新とフランス 日仏学術交流の黎明』西野嘉章編/クリスティアン・ポラック編 東京大学出版会4月15日税込価格:8,925円ISBN:9784130202565
日仏通商修好条約締結150周年を記念して開催される東京大学総合研究博物館の展示カタログ。図版64ページ。

図版64ページで、この値段!

『中国近代外交の胎動』岡本隆司編/川島真編 東京大学出版会4月6日税込価格:4,200円ISBN:9784130210737
世界史の波に呑み込まれ近代外交へと目覚める中国の歴史的変容を、東アジア全体を視野に入れ多角的に描き出す期待の書。

『資本主義後の世界のために 新しいアナーキズムの視座』デヴィッド・グレーバー著/高祖岩三郎訳 以文社3月30日税込価格:2,100円ISBN:9784753102679
資本主義は、現に存在するコミュニズムを管理するもっとも惨めな方法である。独自の人類学的価値理論から新しい社会形成の道を探る。

イノベーション政治学 情報通信革命〈日本の遅れ〉の政治過程』高橋洋 勁草書房4月下旬税込価格:3,150円ISBN:9784326301799
どうしてIT革命はアメリカで発生し、日本は遅れをとったのか

『古典への招待(下)』不破哲三 新日本出版社4月上旬税込価格:1,995円ISBN:9784406052368
3年余の連載を経て完結する待望の古典解説。下巻は「反デューリング論」「家族・私有財産・国家の起源」「フォイエルバッハ論」など。

『転回点を求めて 一九六〇年代の研究』富永茂樹編 世界思想社4月上旬税込価格:2,625円ISBN:9784790714019
われわれが今ある位置を知るために、転回点としての1960年代について、そこで何の終焉と消滅が始まったのかを多様な視点から考察。

『論点ハンドブック 家族社会学』野々山久也編 世界思想社4月上旬税込価格:2,625円ISBN:9784790713968
家族社会学の蓄積を、理論から実証まで、幅広く網羅し、精選された80項目のテーマに沿って簡潔明瞭に紹介したレファレンス・ブック。

ホッブズから「支配の社会学」へ ホッブズウェーバーパーソンズにおける秩序の理論』池田太世界思想社4月上旬税込価格:2,415円ISBN:9784790713999
支配の社会学の系譜を、脱ホッブズの苦闘の歴史として跡づけ、社会学にとって「支配」概念とは何だったのかに迫る意欲作。

『公共選択の経済分析』小西秀樹 東京大学出版会4月15日税込価格:4,725円ISBN:9784130402446
年金・格差・財政再建地方分権など日本社会が抱えるさまざまな問題を解き明かし、公共政策理論の新たな地平を切り拓く。

社会保障財源の制度分析』国立社会保障・人口問題研究所編 東京大学出版会4月15日税込価格:5,040円ISBN:9784130511285
社会保障財源の歴史的展開ならびに社会保険料・税財源のバランスについて海外先進諸国の事例を取り上げ考察。『効果分析』同時刊。

『希望を語る 社会科学の新たな地平へ』東大社研編/玄田有史ほか編 東京大学出版会4月6日税込価格:3,675円ISBN:9784130341912
社会科学のさまざまな分野の研究者が、「希望とは何か」という問題を包括的・理論的に考察する。

『富田の[英文読解100の原則](上)』富田一彦 大和書房4月中旬税込価格:1,155円ISBN:9784479190462
超ロングセラーが帰ってきた。2色使いで読みやすい、頭に入りやすい。多くの受験生を救った受験の神様が教える英文読解の極意。『下巻』同時刊。

この本には、私もお世話になりました。