気になる新書

『越境者的ニッポン』森巣博 講談社3月18日税込価格:756円ISBN:9784062879873
日本の常識を外から眺めてみると、非常に不気味だ。在豪の博奕打ちが愛国心教育から、メディアの問題、歪んだ法意識まで痛快にえぐるコラム集、待望の新書化。

「クーリエ」の連載ですかね?

日清戦争 「国民」の誕生』佐谷眞木人 講談社3月18日税込価格:777円ISBN:9784062879866
日清戦争は近代日本が遂行した最初の本格的対外戦争であるだけに、その後の「くにのかたち」を決定づけた。その可能性も悲惨をも含めて描き出される父祖の姿。

講談社現代新書、最近、戦争関連本が多いような気がする。

『排除の空気に唾を吐け』雨宮処凛 講談社3月18日税込価格:756円ISBN:9784062879835
人を貧困や自殺に追い詰める社会への反撃激安労働力として使い捨てられる若者。生活苦・孤独感に苛まれ児童虐待へと走るシングルマザー。「生存」を賭けて立ち上がれ。

タイトルが凄いね。

『迷走する安全保障 揺れる米国・戦略不在の日本』孫崎享 講談社3月18日税込価格:777円ISBN:9784062879859
米戦略が冷戦後、そして9・11後、変質する中で、日米同盟も日本人が気付かないうちに大きくその性格を変えた。米戦略を丹念に読み解き、日本の戦略を考える。

講談社現代新書、安全保障関連本も多いような気が…

アメリカはなぜ変われるのか』杉田弘毅 筑摩書房3月9日税込価格:819円ISBN:9784480064806
選挙による地殻変動を通じ幾多の危難を乗り越えてきたアメリカ。オバマ現象と米国社会のリアルを取材し、この国の変わる力を活写する。

『カメラに訊け』田中長徳 筑摩書房3月9日税込価格:777円ISBN:9784480064738
銘機の誕生秘話や活躍、レンズに宿る空気感の正体、さらに高級デジカメとの付き合い方、写真家チョートクのカバンの中身まで大公開。

『学歴分断社会』吉川徹 筑摩書房3月9日税込価格:798円ISBN:9784480064790
格差を生む主因は学歴にあり、今この社会は大卒/非大卒に分断されている。その仕組みを解明し、問題点を指摘し、今後を展望する。

『社会をつくる自由 反コミュニティのデモクラシー』竹井隆人 筑摩書房3月9日税込価格:735円ISBN:9784480064752
手応えのある民主主義の形とは。「集合住宅」という身近な場から発して、熟議の力を養い、責任ある政治を取り戻すための提言を行う。

『世界同時不況』岩田規久男 筑摩書房3月9日税込価格:756円ISBN:9784480064783
2008年秋に発生した世界金融危機は、1930年代に起きた世界恐慌や昭和恐慌から、何を教訓として学べるだろうか。

岩田規久男は、ちくま新書をこれまでにいったい何冊書いているのか。。。

『雇用大崩壊 失業率10%時代の到来』田中秀臣 NHK出版3月10日税込価格:693円ISBN:9784140882832
金融崩壊の次は、雇用の大崩壊だ。働く人々の不安と希望の喪失という現状を描き出し、解消のための道を探る緊急提言の書。

『フーゾク進化論』岩永文夫 平凡社3月13日税込価格:840円ISBN:9784582854565
フーゾク産業はどのように進化発展してきたのか。戦後の出発から現在までをこの道30年のベテランが取材をもとに書き下ろした快作。

『昭和マンガ家伝説』平岡正明 平凡社3月13日税込価格:819円ISBN:9784582854572
平岡正明は音楽と映画のほかにも漫画にめっぽう強い。世界一の漫画国・日本にもゴダールコルトレーンはいる。極北の戦後漫画論。

『青年ヒトラー』大澤武男 平凡社3月13日税込価格:798円ISBN:9784582854558
青年アドルフは、いかにして狂人ヒトラーになったか。誕生120年目にして、狂気の深層心理をつぶさに考察する。

平凡社新書、ラインナップが凄いね。