気になる人文書

『政治への想像力』杉田敦 岩波書店1月22日税込価格：2,520円ISBN：9784000236799
日本政治を立て直すための想像力の再生へ。｢政治的当事者性｣｢言論空間の開放｣｢共生社会｣を鍵に考察。

『超大国アメリカの文化力　仏文化外交官による全米踏査』レポートフレデリック・マルテル著／根本長兵衛監訳 岩波書店1月29日税込価格：4,410円ISBN：9784000238533
世界を席巻するアメリカ文化のシステムとは。日本の文化振興の道標ともなる1冊。福原義春氏、辻井喬氏絶賛。

『ジェンダーと教育』天野正子解説 岩波書店1月27日税込価格：2,625円ISBN：9784000281430
知に潜むジェンダーバイアス・性別分化を導くカリキュラムの歪み・機会と選択の格差をめぐる実践と省察。

『体罰はいかに処分されたか　行政文書における体罰と処分の研究』早崎元彦著 法律文化社1月中旬税込価格：3,675円ISBN：9784589031396
現役の小学校教頭である著者が事例分析を通して、学校、教員、生徒、親の間の信頼関係により処分の態様が異なる実態を明らかにする。

『スペインの黄金時代』ヘンリー・ケイメン著／立石博高訳 岩波書店1月20日税込価格：2,205円ISBN：9784000272025
一大帝国を誇りながら急速に没落したスペイン。興隆と衰退をめぐるスペイン史学の主要な議論を紹介。

『世にも恐ろしい世界地図　この世に実在する呪われた地を巡る恐怖ツアー本！』歴史の謎を探る会編 河出書房新社1月19日税込価格：500円ISBN：9784309650968
血塗られた古城、死を呼ぶ古代遺跡、人をのみ込む海域。世界には｢禁断の地｣が実在する。死者の呻き声がこだまする地へいざなう書。

『皇帝たちの中国史　連鎖する｢大一統｣』稲畑耕一郎 中央公論新社1月10日税込価格：1,890円ISBN：9784120040016
2千年余にわたる歴代王朝の歴史を貫く｢大一統｣の観念とは何か。12人の皇帝の事績をとおして、中国文明の本質を読み解く。

『天智天皇と大化改新』森田悌 同成社1月下旬税込価格：6,300円ISBN：9784886214683
乙巳の変を断行した中大兄皇子を基軸に、大化から天智朝にかけての政治改革および死後の天智天皇の評価などについて原典史料より考察。

『化粧と人間　規格化された身体からの脱出』石田かおり 法政大学出版局1月23日税込価格：2,520円ISBN：9784588371165
日本における化粧の意味と役割の歴史をさぐり、若さと美と健康を結びつける近代の価値基準に疑問を呈しつつ、化粧教育の重要性を説く。

新書なら買いたいと思う本は、たくさんあるのだが。。。

『リヴァイアサン(１)』ホッブズ著／永井道雄ほか訳 中央公論新社1月10日税込価格：1,890円ISBN：9784121601070
自然状態では万人が万人と闘って死滅するのを恐れた人間が契約によって創出した国家=巨大な怪物の根拠を探求した政治学の古典。『2巻』同時刊。

『フッサール･セレクション』立松弘孝編 平凡社1月9日税込価格：1,470円ISBN：9784582766592
フッサール哲学の第一人者による最上の入門書。学問の基本理念が動揺した時代にフッサールはいかに対処したかを4章に亘り紹介。