気になる本 文芸

『自問自答』岸本葉子 潮出版社 12月27日 税込価格:1,365円 ISBN:9784267018053
日常のあれこれにひとりでキレて、ひとりで納得。微妙なキマジメさが笑いを誘う岸本ワールド全開のエッセイ集。

潮出版社、エッセイ集は結構いいのだすんだよな。

『もう一杯!! 『酒つま』編集長大竹聡チャランポラン酒場歩き』大竹聡 産業編集センター 12月18日 税込価格:1,470円ISBN:9784863110212
酒好きが高じて、ミニコミ誌「酒とつまみ」を創刊した大竹聡が書いた、痛快酒場エッセイ。掲載酒場ガイド付き。

産業編集センターhttp://www.shc.co.jp/book/index.html万城目学を世に送り出したりと結構見逃せない出版社

『私の好きな時代小説』常盤新平 晶文社 12月12日 税込価格:1,995円 ISBN:9784794967367
時代小説に魅せられた著者が、人生で大事なことは何かを教えてくれる14の名作を紹介する。時代小説の入門書としてもおすすめ。

『小説(仮)』根本敬 青林工藝舎1月下旬税込価格:1,680円ISBN:9784883792771
あの特殊漫画根本敬が本格的に取り組んだ初めての小説、及びエッセイを収録。第11回みうらじゅん賞大賞受賞決定。

アレグリアとは仕事はできない』津村記久子 筑摩書房 12月9日 税込価格:1,470円 ISBN:9784480804174
コピー機が憎い。どうしてこんなに使えない機械を入れたんだ。OLの日常のいらだちは思いもかけない方向に発展する。

『ハサウェイ・ジョウンズの恋(仮)』カティア・ベーレンス著/鈴木仁子訳 白水社1月下旬税込価格:1,785円ISBN:9784560092217
時代はゴールドラッシュ、ラバで荷を配達する少年と農場の少女の物語。荒々しい自然を背景に、愛と憎しみ、そして殺人が起きる。

『アラブ、祈りとしての文学』岡真理 みすず書房 12月中旬 税込価格:2,940円 ISBN:9784622074236
現代アラブ文学は戦火に生まれた。パレスチナアフガニスタンで人々が殺されている、知られざる生の内実を、読み抜く批評的エッセイ。

『ブロデックの報告書』フィリップ・クローデル著/高橋啓訳 みすず書房 12月下旬 税込価格:2,940円 ISBN:9784622074403
とある村で起きた集団殺人事件の記録を命じられたブロデック。人間心理の不思議をカフカのように描き切る、待望の長編小説。

『「學鐙」を読む 内田魯庵幸田文福原麟太郎ら』紅野敏郎編 雄松堂出版 12月中旬 税込価格:10,500円 ISBN:9784841905168
丸善の機関誌「學鐙」に連載したうち、近代文化・文学史上に重要な人物について書いた89回分を選び再編集。充実した人名索引付き。

『時間と自由』アンリ・ベルクソン著/平井啓之訳  白水社 1月中旬 税込価格:1,365円 ISBN:9784560721001
19世紀実証主義哲学を批判し、人間の意識と科学の因果律の違いを説いた、ノーベル賞哲学者の代表作。

『すべてのオタクは小説家になれる!』大内明日香若桜木虔 イーグルパブリシング12月18日税込価格:1,365円ISBN:9784861461521
アスペクトから2007年3月に刊行された『マンガを読んで小説家になろう』の続刊。作家になるための手ほどきを解説。

ゴドーを待ちながら 新装版』サミュエル・ベケット著/安堂信也ほか訳  白水社1月上旬税込価格:2,520円ISBN:9784560092224
不条理演劇の代名詞にして最高傑作。『勝負の終わり/クラップの最後のテープ(新装版)』『しあわせな日々/芝居(新装版)』同時刊。

シェイクスピアソナタ岩松了 ポット出版12月17日税込価格:1,680円ISBN:9784780801194
松本幸四郎主演、PARCO劇場「シアターナインス」10周年記念講演の書き下ろし脚本。岩松了が描くシェイクスピア五番目の悲劇。

『チェロとわたし 新装版』グレゴール・ピアティゴルスキー著/村上紀子訳  白水社1月中旬税込価格:3,570円ISBN:9784560095003
フルトヴェングラーに見出され、アメリカで大成功を収めた、ユダヤ系ロシア人名演奏家による自伝的回想録。