新宿

はなまるうどん」で、醤油うどん、とり天。きょうのとり天は、うまかった。素材自体や揚げ方自体は普段通りなのだろうけれど、何かの拍子でこういうことがある。
ブックファーストを流す。今月の「調査情報」、気になっているのだが、見つからず。そういえば、この前、新宿のタワーブックスに行ったら、映画雑誌コーナーが見当たらなかった。「映画芸術」も探しているのに。
電車に乗ってから、早速「ダカーポ特別編集 今年最高の本」を読み始める。目次を眺めるだけでも、嬉しくなる。

■新聞・雑誌書評担当者が選ぶ「本当に面白かった本」
■これから旬! 3人の話題の作家が注目している本
朝倉かすみさん/真藤順丈さん/湊かなえさん
■本の目利きが選んだ、ジャンル別ベスト10(選者)
・国内ミステリー(香山二三郎さん/杉江松恋さん)
・海外ミステリー(三橋暁さん/吉野仁さん)
・日本文学(鴻巣友季子さん)
・海外文学(豊崎由美さん)
・ノンフィクション(永江朗さん)
歴史小説(清原康正さん)
・時代小説(井家上隆幸さん)
・タレント本・アイドル写真集(吉田豪さん/鎌田俊一さん・荒魂書店店長)
・マンガ(中条省平さん)
・女子読み恋愛小説ベスト10(藤田香織さん/涌井香織さん/高倉優子さん)
■本好きに熱い人気! NHK「週刊ブックレビュー」の研究
・プロデューサーに聞く「本はこうして選ばれる」
児玉清さん「たまらなく面白かった10冊」
中江有里さん「年間200冊読んで、心に残った2冊」
・08年「番組が取り上げた本」全リスト
■「本の虫」書店スタッフが選んだ、最高の本ベスト5
格差社会、恐慌、国際政治……現代が分かる10テーマ100冊
 格差社会金子勝さん
 国際政治・佐藤優さん
 異常犯罪・朝倉喬司さん
 中国間題・富坂聡さん
 環境・近藤洋輝さん
 大恐慌浜田和幸さん
 ネット社会・井上トシユキさん
 篤姫と歴史ブーム・縄田一男さん
 ノーベル賞と科学ブーム・福岡伸一さん
 古典復活・駒井稔さん
■注目文庫・編集部が撰んだ「読み逃せない自社の3冊、他社の3冊」
 新潮文庫/角川文庫/ハヤカワ文庫/講談社文庫/中公文庫/集英社文庫朝日文庫/徳間文庫/河出文庫/文春文庫/PHP文庫/ちくま文庫小学館文庫/幻冬舎文庫

巻頭の「新聞・雑誌書評担当者が選ぶ『本当に面白かった本』」。名前を公表していたり、小説だけではなくノンフィクションやビジネス書を取り上げているかどうか、自社の本をあえて外しているかどうかなどが各社の違いが出ていて、面白い。
R25」は、意外にもリチャード・パワーズ『われらが歌う時』やスラヴォイ・ジジェクラカンはこう読め!』を。「新潮45」は、北村太郎『光が射してくる』を入れている。
また、「WiLL」は今年最高の本1位に、黒岩比佐子『編集者 国木田独歩の時代』を挙げている。さすが。
私が今年のベスト5を挙げるなら、マルカム・カウリー『ロスト・ジェネレーション』、杉作J太郎『恋と股関』、モリッシィ『テレビ鑑賞家宣言』あたりは入れたい。
それから、3人の話題の作家のインタビューを。今年注目の5冊に、桐野夏生東京島』や青野春秋『俺はまだ本気出してないだけ2』を挙げていた、『告白』の湊かなえの今後が興味深い。
帰宅すると、古書現世から古書目録「逍遥」http://d.hatena.ne.jp/sedoro/が届いていた。う〜む、古本に手を出す余裕がない!