気分はもう週末。

ネコの宅急じゃなかった、メール便なんとかならんものか。どう考えても、ポストに投函できるものなのに、なぜ入れなかったのだろう?と思ったのだけれど、この配達員は「本を大切に扱いたい」ということで、こうしたのかもしれないと考え直す。
きょう、ようやく届く。ある方から、気になっていた本が届く。書評連載をはじめてから、ちょっと気になってはいるものの、買って読む本は、書評メインになってしまう。他の方が取り上げなさそうな本を中心に読んでばかりで、専門の方がどこかで論じるであろうちょっとハードな学術書や、シブめの文芸書、自分の専門外の本(まぁほとんど専門外なのだが)は、漏れてしまう。いただいたのは、そういう一冊だった(立ち読みもパラパラした程度)。
もう冒頭からして、いいのなんの。「早い話がね、断絶をなくしてみようって思っているんです。隋運えらそうな物言いなんだけどさ。とにかく断絶をなくしたいんだ僕は」という冒頭で、ヤラれる。
そうそう、とにかく断絶をなくしたいんだ俺は。ブログはじめたのも、書評連載を引き受けたのも、なにもかも、それに尽きる。より正確にいえば、とにかく、つなげたいんだな俺は。一見まったく関係のないようなものでもど、どこかで何かがつながっている。でさ、そのつながりが見えないから、見たくないから、つながっていないと感じているだけであって。そういうのっておもしろくも何ともないじゃない? 俺も、ゼロ年代後半の今の世間の空気にあまり馴染めていない、面白いと感じていない。それっていうのはさ……。おっと書きすぎたね、この続きは、またどこかで。

あっ、2/23は「HUgE」の発売日。この雑誌、一見もの凄くスカしている(だけの)雑誌なんだけど、読むと違う。ファッションをこういうふうに語るやり方があったのか、こういうふうにつないでいく方法があったのか、と感じる。12月発売号が素晴らしかっただけに、当分、この雑誌を買い続けたい(といっても、誰にでも薦められる雑誌では、ない。「こういう雑誌が読みたかったんだ」と感じる人は極々少数だろし、そう思わない人にとってはおもしろくもなんともない雑誌だから)

それから、明日の勉強会に備えて読書。数年前に発行された対談本。刊行当時は、こんなに急激に古臭くなってしまうとは思ってもいなかった。