新書

●平凡社新書
『差別原論』好井裕明　平凡社 4月10日 税込価格：798円 ISBN：9784582853674
自分のなかにある｢差別｣とつきあう方法を、具体的かつ柔らかな語り口で示す。人と豊かに繋がるためのツールとしても画期的な論考。

●中公新書
『不況のメカニズム』小野善康　中央公論新社 4月25日 税込価格：819円 ISBN：9784121018939
新古典派経済学者が先導した小泉｢構造改革｣は果たして有効な措置だったのか。ケインズ『一般理論』に立ち戻り不況の原理を探る。

●集英社新書
『田舎暮らしができる人できない人』玉村豊男　集英社 4月17日 税込価格：672円 ISBN：9784087203882
定年後は田舎暮らしへの関心が団塊世代を中心に高まっている。後半生の幸福な人生の選択とは何か。

玉村豊男、このご時勢、もっと流行っていいような気がするのだが…

●集英社新書
『越境の時　一九六〇年代と在日』鈴木道彦　集英社 4月17日 税込価格：735円 ISBN：9784087203875
『失われた時を求めて』の個人全訳で名高い仏文学者と、李珍宇や金嬉老との意外な関わりとは。

『書物狩人』赤城毅　講談社 4月5日 税込価格：840円 ISBN：9784061824874
世界の謎に関わる古書を操る男、現る。

発売日からして、ノベルスか？

●講談社現代新書
■『50年前の憲法大論争』保阪正康監修　講談社 4月20日 税込価格：777円 ISBN：9784061498884
50年前、当時の大物議員と碩学が丁々発止で展開する憲法改正論議。いまこの時期に、この白熱の議事録を眠らせておく手はない。
■『なぜ日本人は劣化したのか』香山リカ講談社 4月20日 税込価格：735円 ISBN：9784061498891
本の劣化・ゲームの劣化・ビジネスの劣化・政治の劣化など日本人全員が小学1年生になったのか。｢劣化やめますか、それとも人間やめますか｣。
■『思いやりの日本人』佐藤綾子　講談社 4月20日 税込価格：735円 ISBN：9784061498860
暗い話題の多い日本。昔の日本人なら皆持っていた｢思いやり｣を見失ってしまったことが背景にある。パフォーマンス学の第一人者が本質を探る。

「なぜ日本人は劣化したのか」という本を出すくらい、劣化したのか……合掌。

●講談社現代新書
『鉄道ひとつばなし(２) 』原武史　講談社 4月20日 税込価格：777円 ISBN：9784061498853
皇居と鉄道の関係、鉄道から見た｢隣県の壁｣、日本の駅100選、抱腹絶倒の全線シンポジウム。鉄道から歴史を、天皇を、文学を、考える。

名著。

●講談社現代新書
『物理学者、ゴミと闘う』広瀬立成　講談社 4月20日 税込価格：777円 ISBN：9784061498877
ゴミはなぜ｢燃やして埋めて｣はいけないのか。市民活動の先頭に立つ科学者がわかりやすく説く、持続する地球のための物理学。

●光文社新書
『ざっくり分かるファイナンス』石野雄一　光文社 4月17日 税込価格：735円 ISBN：9784334033972
企業にとって会計以上に重要なファイナンス(財務)。難しい理論抜きに、ビジネス現場で役立つ財務の知識・方法をわかりやすく解説。

いいね、この本のタイトル。そうそう、ファイナンスなんてざっくり分かればいいんだよ（というか、「ざっくり」でいいから分かった気になりたい）