そのほか

『ネット時代 10年後、新聞とテレビはこうなる』藤原治 朝日新聞社 2月7日 1,365円
2011年に予定されるアナログ地上波の停止が一大契機となりテレビ局と新聞社は経営の大変革を迫られる。電通のトップが大胆予測。

電通のトップ>の大胆予測ほど、あてにならないものはない。

『狼少年のパラドクス ウチダ式教育再生論』内田樹 朝日新聞社 2月7日 1,470円
独特の発想と軽妙な文章でファンの多い著者がつづった教育論。学力低下ニートとフリーター、セクハラはなぜ起きる、など。

新書で出せばいいのにね。

『元県警幹部が明かす 連合赤軍あさま山荘事件」の真実』北原薫明 星雲社 2月20日 840円
当時、長野県警幹部として直接現場を担当した著者が、事件の真相を明かした話題の書の文庫本。併せて残酷な大量リンチ殺人事件も収載。

これ、佐々淳行本のヨコにぜひ並べて欲しい。

『君たちは馬鹿だから 教師・植村清二の八十六年』植村鞆音 中央公論新社 2月25日 2,310円
一教師として61年を生き、丸谷才一野坂昭如らの著名人をはじめ多くの生徒から慕われた植村清二の生涯を、格調高くつづる。

植村清二は、直木三十五実弟。だから、気になる。

『新聞人群像 操觚者たちの闘い』嶺隆 中央公論新社 2月10日 2,415円
新聞とは、権力者から敵意をもって迎えられる存在である。明治・大正期の新聞記者にみる、ジャーナリストの矜持とは。

『出版人群像 中公人たちの闘い』も読んでみたいっすね。

『東京星空散歩』林完次 中央公論新社 2月10日 1,785円
星の見えない空はない。天文写真家・林完次が東京の星空を散策した珠玉のフォトエッセイ。読むと夜空を毎日、眺めたくなる。

●『周恩来秘録(上) 党機密文書は語る』高文謙著/上村幸治訳 文藝春秋 2月下旬 1,995円
共産革命に献身した大宰相、周恩来。嫉妬に狂った毛沢東のもとで、彼はどのように生き延びたのか。極秘資料から明らかにする。『下巻』同時刊。
●『盗聴 二・二六事件』中田整一 文藝春秋 2月上旬 1,600円
古びたレコード盤から甦る北一輝、安藤輝三らの肉声。誰が、何の目的で録音したのか。NHKプロデューサーの三十年に及ぶ探求を集大成。
●『特命転勤 毎日新聞を救え!』吉原勇 文藝春秋 2月下旬 1,680円
二十年前、毎日新聞大阪経済部副部長だった著者に、新聞社の浮沈にかかわる特命が下った。政財官界を巻き込んだ実録・国有地払下げ。

文春、2月の新書はアレだけど、単行本は面白そう。