これからは紀伊国屋を贔屓にしよう
出社前に「サライ」http://serai.jp/kongo_jigo/kongojigo.html。
壇一雄特集だったので。しっかし、小学館の雑誌って、なんであれもこれも垢抜けないのかね(わざとやってるのでしょう、ね)。これ、誌名といい、読者層といい、「ノーサイド」のような雑誌にできるとは思うのだけれど。
「ポパイ」を経て、「ブルータス」を卒業した人は、いま何を読んでいるのだろうとふと思う。
「メンズノンノ」とか読んでいた人は? 「宝島」を読んでいた人は? とか、そーゆーことを考えながら、仕事する(まぁ、これも仕事のうちですから…)。
坪内祐三『本日誌』はそろそろ発売になるはず。
「本の雑誌」のサイトによれば、「2006年10月19日取次搬入予定」。書肆アクセスには入っていそうな気がするが、もう書肆アクセスは閉まっている時間。
というわけで、新宿へ。
ジュンク堂新宿店で。
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『本日誌』は見つからない。聞いてみようかと思ったが、店員が少なく、会計待ちの人も5、6人いる。
レジのところで、アスペクトのPR誌「アスペクト」10月号をもらう。
執筆者が、立川談笑、都築響一、朝倉世界一、豊崎由美、ペリー荻野などなど結構充実している。
巻末に、予告がのっていた。
アスペクトは、活きのいい出版社だから、これからがますます楽しみ。
その前に、万年筆ペリカーノジュニアが欲しいと、ふと思いつく(ときどき、ふと文房具が欲しくなる)。「そういや、数年前、坪内祐三が『本の雑誌』の読書日記で、ペリカーノジュニアを愛用していると書いていたっけ。あるといいよな、万年筆……。思いたったら吉日だし」
ジュンク堂の1フロア下にあるロフト文房具売場に行くが、探せども探せども、使い捨て万年筆以外、見つからない。店員に聞くと「取り扱っていません」とのこと。原稿用紙も万年筆も、銀座伊東屋に買いに行くしかないのか。。。
万年筆はあきらめて、紀伊国屋書店新宿本店へ。
1階を見回るが、ない。
文芸評論コーナーのある5階へ。
ない。
店員に聞くと、端末をちょっとさわり、「いま在庫がないようですので、お取り寄せになってしまいます」。
そう言いつつも、「ちょっとお待ちください」と、きちんと在庫があるのかどうか確認してくれる。
「1階にありましたので、カウンターでお取り置きしています」。
ジュンク堂池袋店がいまのようにレファレンスサービスを充実させるようになってから、他の大書店も少しずつ力を入れはじめている。客にとっては、ありがたい(書店員さんは大変だろうが)。
そういえば、三省堂神田本店の在庫検索用コンピュータ、あれ、どういうふうになってんのかわからないが、「はまぞう」と同じくらい、検索結果が不正確。。。
ついでに千野帽子『文藝ガーリッシュ』(河出書房新社)も聞いてみたが、こちらは未刊だった。10月7日発売の「文藝」最新号で、近代ナリ子が書評を書いて以来探しているのだが、ずっと「未刊」のまま。早く出せ、河出。
紀伊国屋書店をちょっと見直し、いままで買い渋っていたものを買う。
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「『ナイチンゲールの沈黙』、サイン本もございますので、サイン本に取り替えましょうか」と聞いてくれる。急いでいたので、レジ横にサイン本があったなんて気づかなかった。
ありがとう、紀伊国屋。これからは、もうちょっと紀伊国屋を贔屓にしよう。
「嫌われ松子の一生」を観る。
松子のDVな恋人(文学青年)である八名川徹也役に萩原聖人。ぴったり。
松子の恋人役はいっそそういう人ばかりで固めてしまえば、話題を呼ぶだろうに。