ネット時代の購書術

このところ、寝つきが悪い。というか寝たくないというか。
昨夜、坪内祐三『本日誌』を読了すると3時過ぎ。
この日誌、私の5年間にわたる大学生の頃をほぼ重なる。そして、それは坪内さんが早稲田で講義をしていた既刊と重なる。重なるけれど、私は、結局、坪内さんの講義を2回しか受け(られ)なかった。
もったいないと思わないでもない、ないが、思ったところでしょうがない。
まぁ、やさぐれていたり、人生勉強したりしていた時期ですからね、あの頃は(なんかもう十年くらい昔のような気がする)。
すっかり忘れていたアレやコレを思い出してしまう。


本の雑誌」掲載時に、すべて読んでいたのに、結構忘れていた。たとえば、こういう一節。
2003年12月30日(火)<五十嵐書店に注文した『「新潮」作家論集』(日本近代文学館)が当たっている。二十数年前から、すなわち谷沢永一『読書人の立場』……>。
ああ、そうだ、これ、ぜひ買おうと思ったんだっけ。買おうと思ったが、当時、そんな甲斐性はなかったのだ(今年、『福田恒存全集』『林達夫著作集』「本の雑誌」29号から203号までの揃いを買っているが、それは、甲斐性があるわけではなく、ただ金遣いが荒くなっただけである)。
早速、「日本の古本屋」で注文する。


4時間睡眠。
会社へ。
勤務中、私用メールをチェックすると、早稲田の平野書店からメールが届いていた。
無事、<10万円以上も価値あるもの>を1万8千円で購入。