月刊KING創刊

講談社が社運を賭けた」(らしい)という月刊「KING」が創刊された。
http://x-king.jp/index.html

ううむ。なんじゃ、こりゃ?


TBSラジオ「ストリーム」内の「コラムの花道」で吉田豪が「『TVブロス』や昔の『title』みたい」といっていたので、少しは楽しみにしていたのだが。
「キング学園。」なるコラムページ(掟ポルシェ森達也などなど)ぐらいしか読むところがない(んでもって、実際読むと…)。
巻頭は、男性誌っぽく話題の人を取り上げ、広告欲しいがために、ファッション関係のページ「REGISTA」や自動車関係のページをとりあえずつくりましたという感じがプンプンする。


創刊号に関していえば、352ページで600円は、ページ単価で考えれば確かに安いけれど、正直面白くない。ファッションなら「メンズノンノ」とかで十分だし、コラムなら「TVブロス」の方が、自動車なら「NAVI」とかの方が、商品情報なら「モノマガジン」で……。


これなら、「VIEWS」や「チェックメイト」を出し続けて欲しかった。

グラビア誌というのは思いのほか金がかかり、かなり広告収入に依存しなければいけないのは(いちおう出版業界に身をおくものとして)承知できる。でも、だからといって、なんでもかんでも詰め込んで、広告サービスページをつけて…というのでは、読者はついていかないのではないか?


創刊号だから「様子見」だが、「KING」は「クーリエ」と同じような道を辿るのではないか?
大丈夫か、講談社。。。