気になる新書本 本やタウンから

『心脳コントロール社会』小森陽一
筑摩書房 7月5日 714円
■深層心理を巧みに操る「心脳マーケティング」。広告だけでなく政治の世界にも広がっている。この新しい「動員」に抗する術を探る。

小森陽一センセイは、どこへ行くつもりかしら。

『〈狐〉が選んだ入門書』山村修
筑摩書房 7月5日 756円
■入門書こそ究極の読みものである。高名な書評子〈狐〉が、種々の分野から各5点を選び、深くて意外性に満ちた世界を説き明かす。

〈狐〉の正体って、『禁煙の愉しみ』や『遅読のすすめ』の山村修だったの。

『映画館と観客の文化史』加藤幹郎
中央公論新社 7月25日 924円
■映画は、どんな場所で、どのように見られてきたのか。作品、監督、俳優などについてばかり議論が集中しやすい映画論の新地平を展開。

いい意味で、カルチュラルスタディーズな本だったらよいな

『日本とドイツ 二つの全体主義仲正昌樹
光文社 7月14日 735円
帝国主義の波に乗り遅れたドイツと日本が、どのような変遷を遂げてきたか。似て非なる全体主義への道を、思想史的背景から解いていく。

もう月刊「仲正昌樹」だね。こういうカッチリしたものをかける人は限られているから、仲正昌樹に仕事が集中してしまうのもやむ得ないちゃあ、やむ得ない。