いつまでヤル気か、角川商法。

新宿スカラ座で「ダ・ヴィンチ・コード」。
原作は未読だったためか、結構楽しめた(ただ期待していたほどではなかった。映画なら映画でしかできない工夫をもっとしてほしかった)。
キリスト教に関する予備知識は全然いらないと私は思う。
でも上映終了後、喫煙所で一服していると「意味わからない」「途中から話についていけない」とか、あの場面がどーたら…とかいう話をしている人が多数。
う〜む。読解力が低下しているんだろうか(他人のことを言えた義理ではないが)。
とりあえず、テレビ新聞雑誌を総動員して「これを見るべし」って煽る角川商法、どうせやるんなら、もっと徹底的に啓蒙したほうがいいんじゃないの?とすら思わないでもない。

その後、王とじで「とん丼(カツカレー)」を食べ、ジュンク堂へ。

刑事の墓場

刑事の墓場

最近、こういうね、サラリーマン生活と重ね合わせられるエンターテイメント小説を欲するような体質に変わりつつある。

孫が読む漱石

孫が読む漱石

漱石を読み直したくなったので(来月、文藝春秋から小林信彦『うらなり』が刊行されることだし)。

岩波新書の歴史―付・総目録1938?2006 (岩波新書)

岩波新書の歴史―付・総目録1938?2006 (岩波新書)

これは買い。新書総目録だけでも十分なのに、鹿野政直が執筆した部分だけでも十分お釣りがくる。
岩波新書リニューアルして、(岩波新書としての)保守本流に回帰しつつある。『大往生』とかああいう方向に行かないでよかったよかった(といっても、『スローライフ』なんてものが出ていたが…)。