本やタウン書籍近刊情報から

戦後60年軍拡史』上田哲
データハウス 6月中旬 4,935円
■日本の戦後60年、軍拡にまつわる驚異の史実。豊富な資料をもとに紐解いた800ページにもおよぶ事典的座右の書。

あの上田哲が「軍拡にまつわる」「辞典的座右の書」を書いたことが、驚異ではある。

メディチ家の墓をあばく X線にかけられた君主たち』ドナテッロ・リッピほか著/市口桂子訳
白水社 6月中旬 2,520円
■腐敗した布の切れ端から、ミイラ化した皮膚から、X線調査によって一族の栄光と聖性をさぐるドキュメント。

面白そうな本だが…X線調査したら、聖性は失われちゃうんじゃ。。。

ベンヤミン
河出書房新社 6月20日 1,575円
■時代の危機が深まるとともに輝く思想家ベンヤミン。その可能性とアクチュアリティを注目の論者を集めて再考し、著作解題を付した決定版。

河出って自社から出していない著者の解説本出すのが好きだね、ほんと(まぁでも結構河出のこの手のムックって面白いんだな)。

『一身にして二生、一人にして両身 ある政治研究者の戦前と戦後』石田雄
岩波書店 6月7日 2,520円
■軍隊生活を体験した戦前から、政治学者として研鑚を重ね、市民運動にかかわるまでの激動の人生を語る。

日本の政治と言葉 ― 上 「自由」と「福祉」

日本の政治と言葉 ― 上 「自由」と「福祉」

日本の政治と言葉〈下〉「平和」と「国家」

日本の政治と言葉〈下〉「平和」と「国家」

石田雄、上記2冊だけでも、それ相応の評価を受けてもいいように思うが…。

『ヨーロッパの東方拡大』田中素香編/小森田秋夫編
岩波書店 6月23日 3,675円
■総合的・長期的視野から、現地研究を基礎にしつつ拡大欧州の特徴と意義を検討した、共同研究の成果。

新書だったら、買うのにな。

『株式会社に社会的責任はあるか』奥村宏
岩波書店 6月20日 2,205円
■「企業の社会的責任論」から浮かび上がる株式会社の欠陥や矛盾を検証し、企業改革の方向性を探る。

社会的責任はあるに決まってる、で話は終わってしまう・・

『粉飾資本主義 エンロンライブドア』奥村宏
東洋経済新報社 6月15日 1,680円
ライブドア事件とは何だったのか。米国のエンロン事件と比較しつつ歴史的に位置づけ、資本主義と株式会社の本質を明らかにする。

奥村センセイ、働きすぎですよ。

『「小泉改革」とは何だったのか』上村敏之編著/田中宏樹編著
日本評論社 6月上旬 1,890円
小泉政権が誕生して6年。鳴り物入りの改革路線を改めて検証し、新政権のもとで今後の日本の進むべき道筋を政策課題ごとに提言。

『現代政治と私の考え方』松下圭一
法政大学出版局 6月23日 3,150円
■半世紀以上におよぶ自らの研究と活動を回想し、都市型社会、政策型思考、シビル・ミニマムなど、現代政治の焦点を縦横に語る。

こういう夜郎自大なタイトルも松下センセイだから許される(って誰が許した?)

『衰退論の登場』アメリカ学会編
岩波書店 6月6日 6,300円
■60年代のリベラルな雰囲気は変容し、ニューライト台頭の時代を迎えるアメリカ。転換期の実像に迫る。

新書なら買うけどさ、この値段で、アメリカ学会とかウサンくさい集団が編者だと二の足どころか三の足を踏む。

『【肖像画】の研究 偉人たちはなぜ教科書から消えたのか』河合敦
光文社 6月22日 1,890円
■教科書で見慣れた西郷隆盛像などは、実はみな人違いだった。人気教師が、これまで信じられてきた日本史の常識のウソを楽しく暴露。

光文社の単行本、新書化していないか。

『三千年の海戦史』松村劭
中央公論新社 6月10日 2,310円
サラミスレパント、トラファルガー、日本海、ミッドウェイ。人類の壮大な海戦の歴史をこの1冊で見晴るかせる待望の書。

『平和は「退屈」ですか 元ひめゆり学徒と若者たちの500日』下嶋哲朗
岩波書店 6月20日 1,575円
■「戦争体験を体験のない世代が伝える」。この難題に挑戦した元ひめゆり学徒と高校生、大学生の姿を活写。

月刊誌「世界」はなんで「退屈」なんですか。

『キーワードで読む白書入門』ぎょうせい白書研究会編著
ぎょうせい 6月上旬 1,800円
■重要キーワードを省庁別に白書を使って解説するとともに、わが国の50の白書情報をすべて収録。公務員試験の対策本にも最適。

座右のレファ本レファ本にも最適かな。

『世間にまなぶ 歴史社会学雑纂』加藤秀俊
中央公論新社 6月10日 1,890円
■衣食住、ことば、宗教など、近代化する暮らしのなかの「連続と非連続」を的確に捉える、新しい庶民生活史の誕生。

加藤秀俊だから、気になる。

『超格差拡大の時代』長谷川慶太郎
東洋経済新報社 6月8日 1,575円
■ベストセラー『超価格破壊の時代』から10年。二極化・格差拡大の枠組みを解説し、「勝ち組」になるための戦略を説く。

何を買いても、売れてしまう長谷川慶太郎先生は、明らかに「勝ち組」。

『ぼくらのマイコン・ロボット工作』横井浩史/松下光次郎
CQ出版 6月2日 2,310円
■ロボット制御の原理から始まって、モータやセンサ周りの回路、それにソフトウェア作成法も解説。

まだマイコンという言葉は生きていたのか。

『東大合格への世界史』「東京大学への道」指導会著
データハウス 6月中旬 1,575円
■現役東大生が解説する「東大入試のための世界史」。体験にもとづいた最新の世界史攻略テクニックを、過去問を中心として解説する。

あのデータハウスもこういう本出すようになったんだ。

『複眼の映像 私と黒澤明橋本忍
文藝春秋 6月下旬 2,100円
■『羅生門』『七人の侍』『生きる』。黒澤の絶頂期をともにした稀有なシナリオ作家が、その凄まじい体験のすべてを書きつくした。

黒澤明と私」ではなく、「私と黒澤明」といえるのは、橋本忍だからこそ。

高須光聖のテレビライフ』高須光聖
学習研究社 6月27日 1,260円
■「テレビライフ」に10年間好評連載中のコラム「高須光聖の業界ライフ」をまとめ、あらたにインタビュー記事も加えた単行本。

「テレビライフ」が10年以上も続いていた(いまもある)とは知らなかった。
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あいのとわ写真集』藤代冥砂撮影
双葉社 6月27日 3,360円
■AV界のトップスター、あいだゆあ実妹あいのとわの初脱ぎ写真集。姉を超えるナイスバディは必見。あいだゆあも特別出演。