気になるけど、たぶん買わない本 本やタウン「書籍近刊情報」3月28日更新分から

『『バトル・ロワイアル』から学ぶ教室の心理学』矢幡洋
太田出版 4月10日 1,260円
バトルロワイアル」式性格診断テストを実施。「教室」という戦場で生き残れるか。前代未聞の教室心理学入門。

「教室心理学入門」というのはちょっと面白そうだが、いまさら「バトル・ロワイヤル」の話をされてもね

『日本人と中国人のコミュニケーション』彭飛
和泉書院 4月上旬 1,050円
■ことばの習慣の違いからくる誤解や摩擦。身近な例を通して、ユーモアたっぷりに、誤解が生まれるメカニズムを解明する。

谷沢永一の書誌学本で有名な和泉書院って、こういう本も出すんだね

『未来の平和のため過去を見直す』長澤順治
講談社出版サービスセンター 4月中旬 1,575円
■過去を見直すことは現在を修正し、現在に責任を持つことは未来への責任につながる。戦争を知らない世代に遺しておきたい歴史の叙述。

講談社出版サービスセンターってことは、自費出版本かな。現代新書から刊行されるなら、いちおう手にとってはみるけれど…

『図解 下流時代を生きる!』階層社会研究委員会
ゴマブックス 3月下旬 1,000円
■一億総中流の時代は終わった。上流と下流に二極化する日本社会を生き残る術を明解に解説。

下流な人たちは、こういう本買わないでしょ。「本って高いじゃん。親が買ってくれる大先生の本なら読むけど、それ以外は…」とSO価学会員の友人が言っておりました。

『ワールドカップの世界史』千田善
みすず書房 4月中旬 1,365円
■ドイツ・ワールドカップの直前におくる、W杯のもう1つの側面、W杯と国際政治、国際問題がクロスする話題を披露する。

みすず書房が、時流にハッキリあわせた本を出すなんて。

『間違いだらけの検査値』大櫛陽一
太田出版 4月14日 1,470円
■今までの健康診断の基準値は女性や子どもの個体差を無視した薬品業界に都合のいい数値だった。あらたな基準値を掲載、必読。

ということは、あれですか。いままで健康診断で「異常」と指摘されていた項目も、実際は「正常」ということですか(だったら、嬉しい)。

『あなたの寿命予測テスト』森吉臣/松山淳
すばる舎 4月中旬 1,575円
■米国抗老化医学学会の寿命予測テストをもとに日本の医師が日本人の環境にあわせて改良した医学的見地にもとづいた寿命予測テスト。

テストしたいよーなしたくないよーな。

『レーサーの死』黒井尚志
双葉社 4月18日 1,680円
■F1レース中の壮絶な事故死で世界を涙させたセナ。その死の謎を巡り、事故報道を最新情報で再検証し、ユニークな仮説を実証。

♪哀しぃ〜さだめのラブストォリィ…(クレイジーケンバンド「あるレーサーの死」)

『たのしい中央線(2)』松田義人編
太田出版 4月10日 1,000円
前作『たのしい中央線』のヒット御礼につき第2弾登場。今回の第1特集は、各界にタレント輩出の武蔵美大、第2特集はまたまた銀杏BOYS。

「バリヤバ」って休刊したの? あと、北尾修一「CV」、2004年春に創刊準備号(表紙は横山剣)しか出てないけど、どうなったんですか。

『東京 プチ・トラベル』すげさわかよ
祥伝社 4月25日 1,470円
■ちょっと外国っぽい街のお店やモノ、人をイラストレーターの視点で紹介。かわいいだけでなく「使える」1冊。

「ちょっと外国っぽい」東京の街って、どこかな?

『気品の教科書(仮)』畑中由利江
大和出版 4月下旬 1,365円
■食事のマナーから優雅な振る舞い方、会話、生き方まで、誰もが認める「上質な女」になるためにマスターしたい世界共通のルール50。

「上質な男」になるための教科書はないんですか。

3冠馬ディープインパクト 強さの秘密』NHK取材班
NHK出版 4月25日 998円
■速い馬が勝つ、皐月賞。運のいい馬が勝つ、ダービー。本当に強い馬が勝つ、菊花賞。そのすべてを制した強さの秘密に迫る。

今年の皐月賞は速い馬を買えばよいのだな(競馬経験ゼロ)

サンダーバード・プラモ大全』伊藤秀明柿沼秀樹
双葉社 4月25日 1,890円
■誕生40周年の「サンダーバード」。昭和40年代、圧倒的人気の「イマイのプラモデル」を中心に当時の貴重な資料も豊富に掲載。

いまはなき、イマイのプラモデル……。

『安くて旨い「乙」な店 噺家さんいきつけの』大友浩
ワニマガジン社 5月中旬 1,575円
■舌の肥えた落語家がお勧めの都内の乙な名店42店。志ん生、談志や若手噺家達が心酔する店には、旨い肴と粋なこぼれ話が盛り沢山。

本当にいい店は教えない、昔談志はそういっていたような気がするのは気のせいだよな。

魔法戦隊マジレンジャー スーパーレジェンドブック』用田邦憲
双葉社 4月4日 1,680円
大河ドラマとしての完成度も高く、視聴率、人気ともに上々だったこの作品を完全総括。キャスト、スタッフへの徹底インタビュー収録。

マジレンジャー」って、大河ドラマだったんだね

『桂東雑記(4)』白川静
平凡社 4月5日 1,890円
古今東西の資料を繙きながら語り綴られる、目から鱗の豊饒なる世界。字書3部作の背後に拡がる白川文字学の深奥へ至る絶好の入門書。

白川静、いつか読みたいが、なかなか手が出ない

『at(3)』パラグラフ編
太田出版 3月29日 998円
柄谷行人上野千鶴子を抱える新社会思想誌第3号。巻頭は東南アジアの経済流通システムを「コーヒー」から追う。

「東南アジアの流通システムを」……「から追う」ってのに、既視感が。

現代日本経済論 市民社会と企業社会の間』松葉正文
晃洋書房 4月上旬 2,520円
市民社会概念を方法に日本経済の現局面を解明

市民社会概念を方法に」って意味がわからん。私が不勉強のせいか

『人文資料学の現在(1)』浦野聡、深津行徳
春風社 4月中旬 1,890円
■石碑、パピルス漱石直筆原稿などの1次資料を精査し、その背景を想像しつつ、資料が発する微細な「声」を聴きとる。写真資料満載。

人文資料学って、ちょっと面白そう

『帝国への抵抗 抑圧の導線を切断する』戸田真紀子編
世界思想社 4月下旬 1,680円
■先進国の豊かな生活の影で貧困が深刻化するアフリカや太平洋島嶼国。帝国に抵抗する人々の姿を理解することが未来を拓く第一歩になる。

どーでもいいけど、「帝国」に抵抗するために、米系ファーストフード店にはなるべく行かないように私はしている・・・

『フランスの社会保障システム 社会保護の生成と発展』ジャン・クロード・バルビエほか著/中原隆幸ほか訳
カニシヤ出版 3月下旬 1,890円
少子高齢化などの問題に早くから直面したフランスは、どのような制度改革で危機に対応したのか。その試みを紹介。

この本が企画されたときは、フランスで暴動が起こっていなかったのでは

『イメージの奥底で』ジャン・リュック・ナンシー著/西山達也訳
以文社4月7日 3,675円
「神の死」そして「形而上学の終焉」以降の今日、哲学の名のもとに新たな「意味のエレメント」を切り開く。

『近代性論再考 パーソンズ理論の射程』進藤雄三
世界思想社 4月下旬 2,100円
パーソンズを「近代性の理論家」として再定位し、ポストモダンの理論を先取する複眼的・多次元的な洞察の持つ可能性をさぐる。

パーソンズルーマンもお勉強しなきゃとは思うんだけれども