セブンアンドワイ

『まだまだ刑事マガジン』辰巳出版 10月07日発売予定 予価1,544円(税込)
■あの伝説のマガジンついに復活!巻頭大特集は、7年ぶりの復活をはたす、大人気シリーズの最新映画『まだまだあぶない刑事』。主演の舘ひろし柴田恭兵を筆頭に、キャスト&スタッフのインタビューを多数掲載予定。そのほか、毎号話題を呼んでいる恒例の『70年代刑事ドラマ』特集や、最新のテレビ、映画情報などあらゆる情報を紹介いたします。

桐野夏生『アンボス・ムンドス』文藝春秋 10月上旬 予価1,575円(税込)
■一日前の地球の裏側であなたを待っています―。人生で一度の思い出にキューバに旅立った若い女教師と不倫相手の教頭を帰国後待っていたのは生徒の死と非難の嵐だった。煌く7篇

大石裕『ジャーナリズムとメディア言説』勁草書房 10月上旬 予価3,990円(税込)
■ジャーナリズム批判の一歩先へ。ニュースの裏にある「見えない権力」をみつめ、新たなジャーナリズム論をつくりあげる。

川上弘美『此処彼処日本経済新聞社 10月中旬 予価1,365円(税込)
■最も注目を集める女性作家が「場所」について綴ったエッセイ集。浅草、居酒屋、夜明けの微睡み…思い出の場所から喚起される浮遊感ある言葉と文体でおかしくて、やがて、はかなきカワカミワールドに読者を誘う。

小浜逸郎『自己責任論(仮)』〔PHP新書〕 10月中旬 予価756円(税込)
■人は「責任」をどう引き受けるべきか。イラク人質「自己責任」論争やJR事故などを題材に哲学的に論考。合理を超えた仕組みを解明する。
【主要目次】
1:責任は誰にあるのか? 自由主義社会における「責任」 性関係における男女の責任 学校と教師の責任 少年犯罪における親の責任 
2:責任の免除 大人と子どもの責任の違い 刑法第39条について 
3:集団責任と自己責任 メディアの責任と風評被害について イラク人質問題「自己責任」という概念について 
4:国家と国民の関係における責任 近代国家における責任 戦後国民の戦争責任について 昭和天皇の戦争責任について

橋爪紳也『あったかもしれない日本 幻の都市建築史』紀伊国屋書店 10月中旬 予価2,310円(税込)
■こんな巨大プロジャクトもあった!幻の建築・都市設計案を再発見。「プロジャクトX」の近代史。建築や都市デザイン、国家イベントの分野において、実施された計画ではなく、中途で頓挫した開発、競技建設の人選案、誇大妄想的なビジョンなど、忘れ去られているプロジェクトを再発見し、「あったかもしれない国のかたち」を追いかける、もう一つの都市建築史の試み、斬新な近現史記述であると同時に、異色な視点からの日本社会論でもある。

栗山浩一、庄子康『環境と観光の経済評価 国立公園の維持と管理』勁草書房 10月中旬 予価3,465円(税込)
■環境経済評価の最新の手法を解説。実際の自然環境への実証分析から現在の環境政策の制度的問題点を指摘し自然地域管理のあり方を検討

礫川全次『サンカと三角寛平凡社新書 10月15日 予価819円(税込)
■サンカとは何か。それは実像なのか、幻像なのか。この問いに正しく答えられるのは恐らく三角寛だけである。謎に満ちた漂泊民の正体を、三角の知られざる一面をまじえて描く。

茂木健一郎『個性の創りかた』NTT出版ライブラリーレゾナント 10月15日 予価1,365円(税込)
■日本人には本当に「個性」がないのか? 「個性」は「社会」と対立する概念なのか? 「行き過ぎた個はよくない」とか「個人の権利ばかりを主張するのはどうなのか」といった議論はかねてよりあった。しかし時代はめぐり、「個」のもつ意義が社会的にも重要性を高めつつある。認知科学脳科学的な知見から、「私」が「私」らしくなる脳のプロセスを考えよう。

下川裕治香田証生さんはなぜ殺されたのか』新潮社 10月18日 予価1,470円(税込)
■なぜイラクに向かったのか? 自業自得の死だったのか? ニュージーランドイスラエル、ヨルダン……その足跡を辿りながら、殺された青年の胸の内を探る。

大槻ケンヂ『愛の履歴書』メディアファクトリ− 10月21日 予価1,470円(税込)
ダ・ヴィンチ連載中から話題だった大槻ケンヂの愛の履歴の数々。彼の周囲にいた女の子たちの数々のエピソードを正直に(?)つづった衝撃のエッセイ集! 笑えてじーんとくる、オーケンならではのゆるゆるエッセイ!

高村薫『新リア王 上』新潮社 10月27日 予価1,995円(税込)
■父と子。間に立ちはだかる壁はかくも高いものなのか。保守王国崩壊が兆した1980年代の永田町と青森。政治一族の亀裂と近代日本の失敗を描く長編。

兵頭二十八『技術戦としての第二次世界大戦』PHP研究所 10月下旬 1,680円(税込)
第二次世界大戦における日本の技術力とはいかなるレベルにあったのか? 本書は技術(兵器)という一点にしぼって解説する。戦闘機、爆撃機、戦艦、空母、潜水艦、戦車、魚雷…軍事技術にはその背後にある政治体制、国力、頭脳、教育、思想などは反映されており、日米欧の文化の差が明らかになる。

小池滋『英国鉄道物語 新版』晶文社 10月下旬 予価2,415円(税込)
■世界最初の鉄道事故はどうして起こったか?ロンドンにロンドン駅がないのはなぜか?シャーロック・ホームズの乗った汽車は時速何マイルで走ったか?誰もが知りたい話題を楽しみながら、世界で最初に鉄道の走った国、英国の生活と社会を描く。毎日出版文化賞、日本シャーロック・ホームズ・クラブ賞を受賞した鉄道文化史の名著、待望の新版。

大下英治『驚天動地の男 武部勤(仮)』徳間書店 10月20日 予価1,890円(税込)
自民党幹事長に抜擢され一躍時の人に。「刺客」騒動の元締めでもあり、郵政解散総選挙の重要人物でもある氏のひととなりが明かに。

高橋秀実『結論はまた来週』メディアファクトリー 10月21日 予価840円(税込)
■最大の支持率を誇るフリーマガジン『R25』人気連載!ゆるいのにするどい、嘆いてるのに、なんか笑える。話題の“脱力系”ジャーナリスト高橋秀実による若者向け人気時事コラムが、いよいよ一冊にまとまりました。
【内容より】少子化ニッポンを憂う「世界の中心で、愛を叫んでいる場合ではない」/学習指導要領に従ってみた結果の「子供はほめ始めるとキリがない」/諫早湾で立ち往生「エコロジーが止まらない」ほか

朱建栄『胡錦濤 日本戦略の本音 ナショナリズムの苦悩』角川学芸出版 10月30日 予価1,890円(税込)
反日に揺れる中国。胡錦涛を中心とする新世代の指導部は、日本とどう向き合おうとしているのか。中国指導部との間に独自パイプを持つ著者が、グローバルな視点から21世紀の中国の対日戦略の本音に迫る。

絲山秋子ニート角川書店  11月01日 予価1,575円(税込)
■かけだしの女性作家と、会社を辞め、引きこもりをつづけて困窮を極める青年との淡い関係を描く表題作。大阪の彼女と名古屋の育ての母との間で揺れる東京のホテルマンを描いた「へたれ」他全5篇。気鋭の傑作短篇集。