セブンアンドワイ

山田風太郎『戦中派復興日記』小学館 09月22日 予価2,625円(税込)
■「戦中派焼け跡日記」「闇市日記」「動乱日記」に続く昭和26年27年の未公開日記。江戸川乱歩横溝正史らとの交友、戦後復興に立ち上がる社会の様子を克明に記す。

平岡正明『哲学的落語家』筑摩書房 09月26日 予価2,310円(税込)
■評論家平岡正明による桂枝雀論。強烈な同時代意識、東京者から見る異文化・関西への視線、そして奇想の落語家に同じく奇想を武器として、枝雀落語の深淵に迫る。 

川上弘美『東京日記 卵1個ぶんのお祝い。』平凡社 09月27日
予定価格 : 1,260円(税込)
■「本書は、本当日記です。少なくとも、五分の四くらいは、ほんとうです。ふつうに生活していても、けっこう妙なことが起こるものだなあと、読み返しながら、なつかしく思い出しました。」(あとがきより)
本書は、川上弘美さんが、雑誌『東京人』にて連載中の『東京日記』の単行本化です(2001年6月号〜2004年5月号分を収録。続編も予定)。著者ならではの、エッセイとも小説ともつかない、おかしみとシュールさの入り混じった世界が広がる本書は、川上的世界のエッセンスがたっぷりつまった、ファンの期待にこたえる一冊です。 ※発売日が変更になりました。

小沢コージ『小沢コージのクルマ苑』ロコモーションパブリッシング 09月27日 予価1,470円(税込)
■若手自動車ジャーナリストでもっともカジュアルかつユーモラスな著者が、ここ2年書き溜めたブログの書籍化。元ホンダの川本社長との意外なインタビューや高速道路で故障した顛末、思い切ってロールスロイスを買ってはみたものの、その意外な効果に驚く著者! 一話一話にユーモアがタップリ。今、自動車関連の本では一、二を競う人気ライターの一冊です。

紀田順一郎東雅夫/編『日本怪奇小説傑作集 2』東京創元社09月26日 予価1,155円(税込)
■明治から現代まで、日本の怪奇短編の粋五十篇が一堂に会する傑作集、全三巻。第二巻には、横溝正史をはじめ、城昌幸久生十蘭山田風太郎日影丈吉らの十六編を収録する。

福田和也『悪女の美食術』講談社 09月下旬 予価1,890円(税込)
■いかに食べるか。それは人生の最重要問題!味覚の鍛え方から、フランス料理や寿司の食べ方まで、「食」にまつわるさまざまな論点から、人気評論家が本当の「美食」とは何かを指南。美食店ガイドつき。 

小説新潮別冊 桐野夏生スペシャル The COOL!」新潮社 09月28日 予価1,300円(税込)
■9月28日、桐野夏生著「冒険の国」(新潮文庫・7万部)が発売になります。この発売に合わせて、著者の魅力をあますことなくお伝えする新潮ムック「The COOL」を発売します。魅惑的な大人の女性として、20代から40代女性の憧れの的となっている桐野夏生さんですが、作品の知名度に較べると、作家本人の素顔は謎に包まれています。このムックは「かっこいい大人の女」の素顔と謎に迫り、憧れの存在を少しでも身近に感じてもらうことを最大の目的にしています。
【主な内容】●書き下ろし小説『朋萌え!』桐野夏生・The Novel 2005 浅川恭司、61歳。定年後、時間と心の空隙を持て余す彼の、日常のささやかな冒険が始まった……。●虚構の中へ・The COOL in Their Fantasies 桐野夏生を小説に登場させてみませんか?三人の作家によるファンタジーの競演。『マガイモノ』・角田光代、『キリノ』・津原泰水、『野生夏桐』・古川日出男●幻の小説 『プール』大槻まり子(桐野夏生)The Novel 1987:江戸川乱歩賞を受賞する前の試行錯誤のなか、こんな作品が生まれていた。未発表の短編を初公開。○桐野夏生賛江・Love Letters To The Cool:桐野への愛があふれる、四つのエッセイ。金原ひとみ「こんな感じ?」、阪本順治「暗がりへ、そして暗黒へ」、長嶋侑「実感という名の蛇を」、松浦理英子「(美しくて賢い)言葉の野獣」○過去、そして未来へ・The Cool In The Past, and The Future 桐野夏生・マイ・ヒストリー、著作リスト、海外で桐野夏生はいかに評価されたか、映像化作品リスト

いしかわじゅん『いしかわ世界紀行』毎日新聞社 09月28日 予価1,575円(税込)
■「人生は遊びだ」「仕事も遊びだ」をモットーとする漫画家いしかわじゅんが、日々の生活や多彩な趣味についてつづる楽しいエッセイ。

高橋啓之『落語登場人物辞典』東京堂出版 09月29日 予価1,680円(税込)
■熊さん、八っつあん、与太郎といった常連をはじめ、長屋の人々・お店の旦那・花魅・相撲取・武士・歴史上の人物・動物等々、東京落語・上方落語に登場する多種多彩な人物約500を収め、五十音順に配列、そのキャラクター、役割、魅力、登場演目などを解説する。巻頭に分類人物一覧を付して、コラム(落語の豆知識)約30を収録する。

新宿二丁目のほがらかな人々『新宿二丁目のますますほがらかな人々』角川書店 09月28日 予価1,785円(税込)
■「ほぼ日」の大人気コンテンツ「おねぇ言葉や裏声とかでかたる別角度批評」が帰ってきた!美について、女性について、メトロセクシャルについてなどなど。日本と世界の未来を背負って、あの3人がしゃべり倒す ※発売日が再度変更になりました。 ※価格が変更になりました。

佐藤優『国家の自縛』扶桑社 09月30日 予価1,575円(税込)
■「国家の罠」に嵌められ、刑事被告人に。異能の外交官である著者だから知りえた「外交の裏側」「外交の最前線」そして「日本外交の問題点」とは。陸軍中野学校の伝統を受け継いだその諜報能力が生み出す迫真の描写には実に説得力がある! 2005年度講談社ノンフィクション賞受賞後第一弾!

中島らも ROCKIN’ FOREVER』白夜書房 10月05日 予価3,990円(税込)
■昨夏、急逝した「中島らも」のライブパフォーマンス収録DVD、作詞集、未発表原稿を網羅した決定版ボックスセット。詩集は、写真・図版を多く掲載。奔放な表現活動で著名な中島らもならではの視点から発せられた鋭いフレーズと、その妖しい魅力・・・中島らもの詩作はまさに言霊というべき凄みと迫力に満ち、タブーを破壊し、時に世相を抉り、偽善者を欺き、情事&ドラッグの秘めたる快楽を挑発し、読む者を十二分に圧倒します。文学者ならではの饒舌で絢爛な表現力とギラギラするロックスピリットが融合した、140編の詩作による希有な文章世界が展開されます。また、DVDは、全17曲、総収録時間99分。中島らものオリジナル楽曲を収録。主に関西エリアで展開された非常に貴重なライブ映像から、選りすぐった17曲です。執行猶予中のステージで観客と口論し、逆上するらもの雄姿など、他では見られない、ファン垂涎のシーンも収録されています。※発売日が再度変更になりました。

大泉実成人格障害の冒険〈仮)』草子社 10月上旬 予価1,890円(税込)
■92年の宮崎勤事件から頻繁につかわれはじめた「人格障害」という言葉。麻原彰晃酒鬼薔薇聖人、宅間守…。社会を揺るがした了解不能の事件が起こるたびにこの言葉はメディアに踊った。異物を排除するためのレッテルか、誰のうちにも起こりうる破綻の現象名か。人間のダークサイドの領域を曖昧に包み込むようなその言葉を中心に著者は「冒険」に出かけた。心理学・精神医学の危うさにも迫りつつ、人間存在の闇に向かう異色のノンフィクション。

平野啓一郎小川隆夫『TALKIN’ ジャズ×文学』平凡社 10月上旬 予価2,315円(税込)
■ジャズが大好きな二人が、マイルス・デイヴィスビル・エヴァンスを中心にショパンプログレッシブ・ロックなどを縦横に語り、音楽と文学の枠を超えて創造の深奥へといたる。

鷲田清一『〈想像〉のレッスン』NTT出版ライブラリーレゾナント 10月15日 予価1,680円(税込)
■仲間どうしの付き合いは濃密なのに、ちょっとでもわからない人がいると、心を閉ざして顔をそむけてしまう…最近、そんな人が増えていませんか? 分からないままに受け止める感受性、〈不在への関心〉をどう育むか? 哲学の永遠の難問を、サザンの歌詞やシュールなオブジェに隠された意味に迫ることでやさしく解きほぐしていく。狭くなりがちな視界をこじあけるための、鷲田流〈想像〉のレッスン。

永江朗『話を聞く技術!』10月18日 予価1,365円(税込)
■「話し方」の次は、話の「聞き方」だ! 黒柳徹子田原総一朗ジョン・カビラなど「話を聞く達人」10人が教える「聞く技術」。これであなたも聞き上手!

『半歩遅れの読書術 知の遊び篇(仮)』日本経済新聞社 10月下旬 予価1,785円(税込)
■古典から知る人ぞ知る名著まで、様々な本の楽しみ方、味わい方を小説家から学者までの日本の「知」の泰斗たちが説く。読書を100%堪能する方法はもちろん、知識を得ること以外の本の楽しみ方を紹介。日経新聞日曜版連載の「半歩遅れの読書術」の単行本化。

『半歩遅れの読書術 知の遊び糧(仮)』日本経済新聞社 10月下旬 予価1,785円(税込)
■日経本紙読書面に公表ん連載の『半歩遅れの読書術』の単行本化。「知の糧」篇では、凝り固まった視界を広げてくれたり、社会人として身に着けておきたい教養を培うものとして読書の醍醐味を紹介する。

塩澤実信『比較日本の会社 出版社 新訂版』実務教育出版 10月27日 予価1,365円(税込)
■日本の代表的な企業を業界ごとにまとめ、多角的に徹底比較したユニークな企業ガイド。最新動向の情報満載!最新データ満載!

小林信彦東京少年』新潮社 10月31日 予価1,680円(税込)
■昭和十九年七月、少年に突然突きつけられた<疎開>という名のもう一つの戦争。多感な少年期を戦中・戦後に過ごした小林信彦が描く、自伝的作品。

長部日出雄『天才監督 木下恵介』新潮社 10月31日 予価1,995円(税込)
■クロサワ、ミゾグチ、オヅの後、世界が発見するのはキノシタだ! 「二十四の瞳」をはじめ、斬新な作風でヒットメーカーとなった天才監督の謎多き生涯に迫る。