東京堂、三省堂で

櫻井毅『出版の意気地――櫻井均と櫻井書店の昭和』西田書店 2005年8月発行 1680円。

東京堂書店神田本店の軍艦で見て、驚いた。“櫻井書店”といえば、あの山本夏彦の最初の著作『年を歴た鰐の話』の版元ではないか(久世光彦山本夏彦の文庫本(どの本だったかは思い出せないけれど)で、『年を…』櫻井書店版を日本中の古本屋を十数年探して、ようやく入手できた云々と書いていた。『年を…』現在は、文藝春秋から2003年に刊行された復刻版は入手しやすい)。

この本、「はまぞう」にもアマゾンにもなぜか掲載されていないし、ネットで検索してみたところ、ジュンク堂三省堂にも在庫がないようだ。
こういった本をさりげなく平積みしているというところが、さすが東京堂

逝きし世の面影 (平凡社ライブラリー)

逝きし世の面影 (平凡社ライブラリー)

1995円。
「読書人垂涎の名著、ペーパーバック版でいよいよ刊行!!」と帯にある。書肆アクセスに行くたびに葦書房から刊行されている渡辺京二氏の単行本が気になっていたのだけれど、どれも大著だったため、二の足を踏んでいた。この値段で売るなんて、さすが平凡社ライブラリー
小林秀雄対話集 (講談社文芸文庫)

小林秀雄対話集 (講談社文芸文庫)

1470円。
坂口安吾との対談「伝統と反逆」など読みたかったものがいくつか入っていたので。
満鉄調査部―「元祖シンクタンク」の誕生と崩壊 (平凡社新書)

満鉄調査部―「元祖シンクタンク」の誕生と崩壊 (平凡社新書)

しみったれ家族 平成新貧乏の正体

しみったれ家族 平成新貧乏の正体

畸人研究学会の著作だから、おそらく数年経てばちくま文庫に収録されるだろうけれど、購入。
メディアの支配者 上

メディアの支配者 上

新潮ドキュメント賞を受賞した作品なので。