「講談社BOOK倶楽部メール」

講談社「BOOK倶楽部メール」2005年8月1日号Vol.165から気になるものを。

阿部和重対談集【阿部和重 定価1,995円】 8/9
 1994年のデビューから芥川賞作品「グランド・フィナーレ」まで10年間の足跡を、高橋源一郎保坂和志蓮見重彦など、総勢12名との対談で振り返る。

■「生きる」という権利―麻原彰晃主任弁護人の手記【安田好弘 定価1,890円】 8/10
 オール与党体制の司法に、良心はあるのか?!
 バブル処理の冤罪で逮捕された人権派弁護士が、獄中で突き止めた事件の真相。
 クリスマス判決を目前に綴る、山谷暴動からオウム事件まで、権力の闇との闘い。

メフィストの漫画【喜国雅彦国樹由香 定価1,575円】 8/12
 ミステリを愛しすぎた漫画家・喜国雅彦の『ミステリに至る病』と、ミステリ界を代表する作家が漫画の中で続々登場する国樹由香のペット漫画『あにまる探偵団』を中心に、様々な雑誌に掲載された幻の漫画を多数収録! ファン必読の1冊。

■無限抱擁【瀧井孝作 定価1,365円】 8/10 講談社文芸文庫
 川端康成に稀有の恋愛小説と称賛された作品。
 主人公は仲間に誘われ吉原で松子を知る。その人柄に惹かれ結婚するが、松子は無理がたたり結核で死ぬ。著者の実体験を題材に女主人公の哀れを綴った長編小説。

講談社ホームページ「文庫・新書2005年8月期予定表」から。

▼学術文庫
 江戸娯楽誌 興津要 945 8/10
▼文芸文庫
 湖畔・ハムレット 久生十蘭作品集 久生十蘭 1,313 8/10
▼+α文庫
 中国農民の反乱――隠された反日の温床 清水美和 880 8/22