気になる本 人文書

『コンドームの歴史』アーニェ・コリア著/藤田真利子訳 河出書房新社2月22日税込価格:2,940円ISBN:9784309225241
モノに歴史あり。小さなコンドームの、大きな歴史を解き明かした画期的な本。世界最古のコンドームから現代のセックス観まで。

結構好きなんです、河出の「性の歴史(文化史)」シリーズ。

ハンバーガーの世紀』ジョシュ・オザースキー著/市川恵里訳 河出書房新社2月8日税込価格:1,890円ISBN:9784309245096
ハンバーガー誕生の物語から、チェーンストアの勃興、大量消費社会の到来まで、20世紀を象徴するファストフードの王様のすべて。

メルロ=ポンティ河出書房新社2月22日税込価格:1,680円ISBN:9784309740331
20世紀の重要な思想家メルロ=ポンティの魅力を読み解き、その豊穣さを今生かす。加賀野井秀一、松葉祥一、合田正人木田元ほか。

レヴィ=ストロース 入門のために』河出書房新社2月22日税込価格:1,575円ISBN:9784309740324
20世紀最大の巨人の豊かな思想と軌跡を読むための決定版。川田順造渡辺公三小田亮、出口顕、今福龍太、港千尋安藤礼二ほか。

『オリンピック・シティ 東京1940・1964』片木篤 河出書房新社2月8日税込価格:1,365円ISBN:9784309624129
2つのオリンピックで東京はいかに変容したか。第12回(1940)・第18回(1964)東京大会を都市・建築の視点から読み解く。

『現代霊性論』内田樹著/釈徹宗講談社2月15日税込価格:1,575円ISBN:9784062159548
宗教、呪詛、タブー、霊能者、カルト、危険な宗教のつまみ食い、オウム真理教はなぜサリンを撒いたのか。「霊との程よいつきあい方」を語る、日本人必読の書。

民主党財務省「連立政権」の罠』高橋洋一著/須田慎一郎著 講談社2月26日税込価格:1,680円ISBN:9784062160513
民主党財務省が互いに利用し合い、国民不在の政策を押し進める実態に迫る。永田町と霞が関の地下水脈が静かに合流する暗闇に光を当てる超弩級ノンフィクション。

高橋洋一、たしか以前から「フォーサイト」で、民主党財務省の「連立」を批判してたっけ。

『「象徴天皇」の戦後史』河西秀哉 講談社2月10日税込価格:1,575円ISBN:9784062584609
「象徴」という存在の内実を、政治家、宮内庁、知識人、メディアはいかに作り上げてきたか。敗戦後の退位論から、「人間宣言」、「ご成婚」ブームまで丹念に追う。

このテーマ、新書なら必ず買うのだが。

『誰が誰に何を言っているの?』森達也 大和書房2月中旬税込価格:1,470円ISBN:9784479392002
「世間の常識」ほどあやしいものはない。気鋭のドキュメンタリー作家・森達也が街角の看板からニッポンを読む。

『新書大賞 2010』中央公論編集部 中央公論新社2月25日税込価格:609円ISBN:9784120041099
新書通の投票で2009年のベスト20が決定。目利き30名の書評、有名ブロガー小飼弾氏インタビューなど、内容充実の新書ガイド。

月刊「みすず」1・2月合併号と、中公の「新書大賞」が出れば、ようやく前の年の読書納め?ができる。

『黒船前夜 ロシア・アイヌ・日本の三国志渡辺京二 洋泉社2月3日税込価格:3,045円ISBN:9784862485069
異文化との接触で生じる食い違いなどエピソードに満ちたこれこそ人間の歴史。渡辺史学の達成点を示す待望の書、ついに刊行。

「渡部史学」という言葉、いつできたんだろう?