気になる新書

『日本の近現代史をどう見るか』岩波新書編集部編 岩波書店2月19日税込価格:840円ISBN:9784004310518
近現代の日本は何を求め、いかなる道を歩んできたか。9名の各巻執筆者によるシリーズ総まとめ。

岩波の日本近現代史シリーズ、ようやく完結か

『アホの壁』筒井康隆 新潮社2月17日税込価格:714円ISBN:9784106103506
人間は考えるアホである。文化的文明人である筈の現代人がなぜ、簡単に壁を乗り越えアホの側に行ってしまうのか。抱腹絶倒の人間論。

タイトルからして、新潮社の並々ならぬ意気込みが感じられる。

『歴代陸軍大将全覧 昭和篇/太平洋戦争期』半藤一利著/横山恵一ほか著 中央公論新社2月10日税込価格:1,260円ISBN:9784121503404
日本陸軍の最後の日々を大将全員の事績を中心に描いた巨編。終焉期のリーダーの器量とは。有力中将の章も付加。本書で全巻完結。

このシリーズ、最初から昭和篇も出す予定だったの?

『マイルスとコルトレーン中山康樹 文藝春秋2月19日税込価格:809円ISBN:9784166607402
同じ年に生まれ、同じバンドで競いあった巨星の出会いと別れ、交錯する生涯。彼らなくして、現代ジャズはなし。ファン待望の力作評伝。

中山康樹集英社幻冬舎講談社現代、(廣済堂出版)健康人、朝日、宝島社、(ベストセラーズ)ベスト…と一番多くの会社で新書出している著者じゃないかしら?

天皇制批判の常識』小谷野敦 洋泉社2月8日税込価格:777円ISBN:9784862485175
天皇制、護憲などのキーワードをもとに天皇制というものは何か、近代以前は「天皇制」という使われ方をしたのか、さまざまな疑問を紐解く。

今年は小谷野敦本、毎月何冊も出ているなぁ

福田和也の超実践的「文章教室」 スゴ腕作家はなぜ魂を揺さぶる名文を書けたのか』福田和也 ワニブックス2月8日税込価格:882円ISBN:9784847060106
物を書き始めたい人のために、村上春樹から正岡子規まで、実際に細かく引用しながらていねいに解きほぐす。文芸入門シリーズ第3弾。

これは、前に講談社から出た『福田和也の「文章教室」』に加筆修正したものかしら。

『優雅の条件』加藤和彦 ワニブックス2月8日税込価格:798円ISBN:9784847060137
昨年10月に急逝した加藤和彦は、音楽家と同時に日本で有数のエレガントな生活人だった。彼が遺した貴重なエッセイ集を特別復刻。