「とんかつ一代」、西荻、新宿

■某月某日
所用で、上野。久しぶりだ。中田商店が、ちょっとオシャレな感じになっているよーな気が……。
アメ横をさくっと流してから、「とんかつ双葉」へ。営業時間が短いので、入るのは初めて*1
ここは川島雄三監督の『喜劇 とんかつ一代』(森繁久彌淡島千景ほか)のモデルにといわれる店で、
映画の中にこんなセリフがある。

「とんかつの元祖はポンチ軒。ヒレカツの元祖は蓬莱屋。ソースは井泉。そして油はうち」

モリシゲ逝去直後のせいだろうか、開店前から行列ができていた*2
2940円と高いが、うまし。低温で揚げるのが上野のとんかつの特徴か*3

それから、谷根千をぶらぶらと。根津、千駄木もいいけれど、谷中も結構楽しい。「ジャンプ」とか月曜発売の雑誌をその前の週の土曜日から売り始めている店もあって……。

そして、本郷から神保町へ。神保町をぶらっとしてから、上野で友人と落ち合い、結局朝まで。
そういや、友人に「(札幌には)『HB』は100パー置いてない」と言われたが、紀伊国屋書店札幌店で取り扱いがあるらしいhttp://www.hb-books.com/shop.html。取り扱い店リストに書かれていなくても、紀伊国屋書店の場合、店員にいえば、本店から取り寄せてくれたりするので、ぜひぜひ。
■某月某日
久しぶりに西荻窪周遊。ちょうど東京女子大の学園祭当日だったからか、いつもより人通りが多いような気がする。
「ブックスーパーいとう」で、『別冊宝島』を何冊か(1号目の『全都市カタログ』を100円)。
それから、今野書店*4で、アレコレ。

その後、友人と新宿で「伝説の肉屋キャロル」へ。友人が「HB」2008年夏号の私の原稿を読んだ直後だったので、ホルモンへ行きましょうということになったのだ。
「キャロル」からして、矢沢栄吉ファンがはじめたお店*5かと思ったのだけれど、あとから調べたら、ジョニー大倉プロデュースの店だった。ジョニーの店なのに、「栄ちゃんのVTR見せてよ」とか店員に注文をしてしまった……今度行く時は気をつけよう。
ホルモン焼きとモツ鍋を食べてから、新宿三丁目のバーへ。ここ、ウィスキーのグラスが200円からある! しかも席料が取られない。

*1:上野のとんかつ屋に入ったことはほとんどない

*2:運よくあまり待たずに済んだが、愛人らしき女性を連れた50代と思しき男性が、店内でアレコレ講釈を垂れていた。そば屋ではよく見かけるのだが、とんかつ屋にもいるとは……

*3:とんかつはこれから控えようと思ったのだけれど、とんかつ絡みで仕事の依頼があったりするので……ううむ

*4:西荻窪は、新刊書店がとても充実している。サブカル系に強い「信愛書店」(「高円寺文庫センター」と同じ系列)、人文書に強い「ブックセラーズ西荻」。西荻に住んでいれば、神保町には足を運ばなくなるかもしれない。

*5:アントニオ猪木酒場」とか、そういう種類の店だと思ってしまった、すみません