「河出ブックス」10月10日創刊

創刊ラインナップは、http://www.kawade.co.jp/np/special/0080225894

石原千秋『読者はどこにいるのか 書物の中の私たち』ISBN:9784309624013 定価1,260円(本体1,200円) 文章が読まれているとき、そこでは何が起こっているのか。「内面の共同体」というオリジナルの視点も導入しながら、読む/書くという営為の奥深く豊潤な世界へと読者をいざなう。
島田裕巳『教養としての日本宗教事件史』ISBN:9784309624020 定価1,260円(本体1,200円)
宗教の本質に迫るには、そのスキャンダラスな側面を無視することはできない。仏教伝来から宗教の「お一人様化」まで、24の事件を取り上げつつ、日本人と宗教の歴史をダイナミックに描く。
橋本健二『「格差」の戦後史 階級社会 日本の履歴書』ISBN:9784309624037 定価1,260円(本体1,200円) 格差/貧困論議には長期的な視野が欠けている。様々なデータを駆使し、各年代を象徴する事件や出来事を交えつつ、敗戦直後から現在に至る格差と階級構造の歴史的変遷を描く。日本社会論必携。
紅野謙介検閲と文学 1920年代の攻防』ISBN:9784309624044 定価1,260円(本体1,200円)
大正から昭和へと時代が移り変わる激動のさなか、検閲の嵐が文学を直撃する。円本(文学全集)誕生の経緯も交えながら、文学者、編集者、出版社が織り成す苦闘のドラマを活写する。
■坂井克之『脳科学の真実 脳研究者は何を考えているか』ISBN:9784309624051 定価1,260円(本体1,200円)
空前の脳科学ブーム。そのわかりやすさに潜む危うさとは? 第一線の研究者が批判的に検証。研究現場の現状もフェアに見つめながら、いま求められる科学と社会の関係を問う。
■西沢泰彦『日本の植民地建築 帝国に築かれたネットワーク』ISBN:9784309624068定価1,260円(本体1,200円)