気になる人文書
『中島岳志的アジア対談』中島岳志 毎日新聞社10月下旬税込価格:1,890円ISBN:9784620319575
アジアとは何か。気鋭の論壇人中島が、佐藤慶、姜尚中、森達也、吉本隆明ら総勢29人の論客とあらゆる問題に挑んだ快作。
『公共性への冒険 ハンナ・アーレントと《祝祭》の政治学』石田雅樹 勁草書房10月下旬税込価格:3,465円ISBN:9784326154074
ファシズムをも内包するアーレントの公共性を「祝祭」という語で問い直す試み。政治の両義性を踏まえた先に公共性の可能性がみえる。
最近、アーレントが流行ってますな
『エドワード・サイード 対話は続く』ホミ・バーバ編/W・J・T・ミッチェル編 みすず書房10月上旬税込価格:4,200円ISBN:9784622074885
2003年サイードが亡くなったあとにチョムスキー、グハ、ハルトゥーニアン、スピヴァク、バレンボイムら17人が綴った追悼文集。
『私の書かなかった本』ジョージ・スタイナー著/伊藤 誓ほか訳 みすず書房9月中旬税込価格:4,725円ISBN:9784622074861
20世紀の大批評家が、これまで書けなかった7冊のテーマとアプローチを縦横無尽に語る決算的批評エッセイの傑作。
『思想放談』西部邁/佐高信 朝日新聞出版10月20日税込価格:2,100円ISBN:9784022506399
反時代的言論ダンディズム、ここに在り。福澤諭吉からマルクス、丸山眞男からケインズまで縦横無尽に論じる「思想家異聞」。
すごい取り合わせですな
『「格差」の戦後史 階級社会 日本の履歴書』橋本健二 河出書房新社10月8日税込価格:1,260円ISBN:9784309624037
格差/貧困論議には長期的視野が欠けている。データをていねいに追いながら、問題のありかを歴史的文脈から探る、日本社会論必携の1冊。
『教養としての日本宗教事件史』島田裕巳 河出書房新社10月8日税込価格:1,260円ISBN:9784309624020
日本人にとって宗教とは何なのか。仏教伝来から宗教の「お一人様化」まで、24の事件から読み解く、心と信仰の日本社会史。
『日本の植民地建築 帝国に築かれたネットワーク』西澤泰彦 河出書房新社10月8日税込価格:1,365円ISBN:9784309624068
日本帝国の東アジア植民地支配拡大の背景には、人・物・情報のネットワークがあった。植民地建築を鍵に支配の実態と深度を問い直す。
『2009年、なぜ政権交代だったのか 読売・早稲田の共同調査で読みとく日本政治の転換』田中愛治/河野勝ほか 勁草書房10月下旬税込価格:1,995円ISBN:9784326301829
戦後最大級の政治変動、その真因は何だったのか。気鋭の研究者と大手新聞社が初の合同調査に乗り出した。