「ブックスタマ福生店」

8月3日付けの朝日新聞東京版に「新刊書店の中に新古書店 選択の幅広げ来店客増狙う」http://mytown.asahi.com/tokyo/news.php?k_id=13000000908030001という記事が掲載された、「ブックスタマ福生店」へ*1

福生まで行く前に、国分寺の「桂」で、上ロースカツ定食。うまし。
その後、ホームセンターでアレコレ買い*2福生へ。

横田基地を横眼で捉えながら、福生駅前へ。「横田基地日米友好祭」http://www.fussakanko.jp/pb0202.htmlが行われる8月22、23日に来ればよかったなぁ……とか、16号線はアメリカに近いよなぁ*3とか思いながら。

きょうは七夕祭りのせいもあって、結構混んでいた。屋台でアレコレつまもうかと思うも、きょうは酒が飲めないし、あいにく腹がへっていないので、何も食わずに「ブックスタマ福生店へ」。
結構大きい。朝日新聞によれば、「店内の総売り場面積約760平方メートル」とのこと。店の前には、郊外の書店でよく見かける小学館学年誌のラックが。このラックがあるということは、本屋の郊外への出店ラッシュが相次いだ80年代末から営業を続けているだろうと思われる。

早速、店の半分近くを占める「ブックセンターいとう」からチェック。「いとう」らしく、雑誌のバックナンバーが結構ある。まだ発売中のマンガ週刊誌もあれば、昭和五十年代の「相撲」もある。場所柄だろうか、クルマやバイク雑誌はそこそこあるものの、ライフスタイル誌はあまりない。
山際淳司『もういちど はじめから――リングロード9の物語』(ちくま文庫)、宮脇俊三『ローカルバスの終点へ』(新潮文庫)、『The COOL! 桐野夏生スペシャル』(新潮社)などを購入。

それから、「ブックスたま」の方を。
郊外店にしては珍しく各社新書の最新刊が置かれているし、人文書の棚もある。『1968』上下巻はなかったが、小熊英二『日本人の境界』『民主と愛国』はある。みすず書房神谷美恵子著作集も、岩波文庫岩波現代文庫もあった。これ、「いとう」が出店する前は、新刊書の品揃えは、いま以上に充実していたのではないか。
文芸書も、きちんと置かれている。
そういえば、「ブックスタマ社長」は「自腹読書日記」なるブログhttp://www.bookstama.com/blog/を書いている。

私も郊外――というより、田舎といったほうが正確か――育ちだから、こういう書店を見ると、つい嬉しくなってしまう。こういう書店には、がんばってほしい。
というわけで、つい岩波現代文庫の最新刊を2冊買ってしまった。

*1:okatakeさんはすでに行ったそうhttp://d.hatena.ne.jp/okatake/20090808。また、「空想書店書肆紅屋」さんが、調査隊を出すらしいhttp://d.hatena.ne.jp/beniya/20090805

*2:都内にはホームセンターが少ないけれど、ホームセンターぐらいでしか売っていないものは結構多い。東京の人って、そういうものをどこで買っているのかしら?

*3:矢作俊彦『16号線ワゴントレイル』を読み返したくなった