気になる新書

■角川oneテーマ新書21
『「村山談話」とは何か』村山富市佐高信 角川グループパブリッシング8月10日税込価格:740円ISBN:9784047102002
自民党政権も「踏襲」を表明しているにも関わらず、保守派から目の敵にされている「村山談話」とは何か。当事者の村山元首相が昨今の偏向ナショナリズムに挑む。
少国民とは何だったのか』山中恒 角川グループパブリッシング8月10日税込価格:740円ISBN:9784047102019
戦争をすることで国民の暮らしがどれほど影響を受けるのか、悲惨な事態になるのか。著者がコレクションである膨大な戦時史資料をもとに、戦争のバカバカしさを激白。

■近代映画社
『スクリーンに乾杯!(2) 映画だけが我が人生(1940年代篇)』石森史郎 近代映画社8月下旬税込価格:945円ISBN:9784764822672
あゝひめゆりの塔」や「青春でんでけでけでけ」などで知られる名脚本家・石森史郎が綴る海外映画へのオマージュ。
『ミステリー映画を楽しむために(下)』北島明弘 近代映画社8月下旬税込価格:945円ISBN:9784764822658
ミステリー映画の歴史を創世記から現代まで、原作、監督、トレンドを含めた流れを踏まえて詳しく教えてくれる、絶好の1冊。
『元気が出る! 映画の英語 この台詞で人生が変わる! (仮)』藤枝善之 近代映画社8月下旬税込価格:945円ISBN:9784764822665
映画の中に登場した英語の台詞をピックアップ。癒し、励まし、奮起など、人生に元気を与えてくれる英語の台詞を紹介。

近代映画社も新書を出すのか!

光文社新書
『教育論の大罪』諏訪哲二 光文社8月18日税込価格:735円ISBN:9784334035204
著名な論客であり、教育家であり、大きな影響力を持っている人たちの誤りを見過ごすことはできない。正しい教育問題の考え方を示す。
『戦争と買春 赤線・黒線はなぜ生まれたか』加藤政洋 光文社8月18日税込価格:735円ISBN:9784334035228
昭和33年「売春防止法」が施行され、全国800箇所の「赤線」の灯は消えた。「赤線」がどういう経緯で成立したのかを解き明かす。

小学館新書
『名城をゆく(1) 熊本城』小学館「名城をゆく」編集部編 小学館8月3日税込価格:1,155円ISBN:9784098230037
本丸御殿が復元されて人気の熊本城。名城の魅力を美しい写真、図版とともに解説。細川護熙氏が、城への思いを寄稿。巻末に城内・周辺の折り込み地図付き。
『なぜ宝塚歌劇に客は押し寄せるのか』中本千晶 小学館8月3日税込価格:756円ISBN:9784098250424
宝塚歌劇は年間260万人が観劇する巨大エンタテインメント組織。不景気でも衰えを見せないタカラヅカ文化をビジネスアイで切った。そのユニークな組織の魅力を探る。
『世論という悪夢』小林よしのり 小学館8月3日税込価格:756円ISBN:9784098250417
新聞・テレビの情報操作に惑わされない真の知性を身に付けよ。日本は侵略戦争したのか。アイヌ先住民族か。タブーに踏み込み、常識を覆す著者初の評論集。
『地図だけが知っている日本100年の変貌』竹内正浩 小学館8月3日税込価格:756円ISBN:9784098250431
全国47都道府県にわたる、国土の変化にまつわる具体例を、豊富な地形図を用いながら解説し、日本の過去と現在の姿、その時代背景、関連する興味深いエピソードなどを紹介する。

鉄子のDNA』豊田巧 小学館8月3日税込価格:735円ISBN:9784098250455
「鉄オタがモテないなんて迷信だ!!」。今や、鉄道好きの女性=鉄子はホームにいっぱい。その理由はなぜ。
『典座さんの健康料理』山崎紹耕 小学館8月3日税込価格:777円ISBN:9784098250400
典座とは禅寺で修行僧たちへの食を司る僧侶の役職。メタボや食の安全が注目される今、天龍寺ほかで修行した著者が家庭でも役立つ食の知恵とレシピを公開。
表現の自由と第三者機関』清水英夫 小学館8月3日税込価格:756円ISBN:9784098250462
誤報、虚報事件が多数噴出し、メディアの危機が叫ばれる中で、表現の自由の歴史と現状を整理し、真のジャーナリズム再生の道筋と第三者機関のあり方を指し示す1冊。

小学館新書、いまいちカラーがはっきりしないね。

新潮新書
『センスのいい』脳山口真美 新潮社8月17日税込価格:714円ISBN:9784106103261
気鋭の女性心理学者が、センス(=感覚)の不思議な世界を縦横に紹介。自分のセンスはもちろん、他人のセンスを理解するために。
『メディアとテロリズム』福田充 新潮社8月17日税込価格:777円ISBN:9784106103247
テロリストはメディアで自らの存在をアピールし、メディアはそれを報じて部数や視聴率を稼ぐ。「負のスパイラル」に出口はあるのか。
『血の政治 青嵐会という物語』河内孝 新潮社8月17日税込価格:735円ISBN:9784106103254
戦後政治に短くも鮮やかな軌跡を刻んだ「青嵐会」とは何だったのか。その理想と内実を知る著者が、あらためて現代に問う意欲作。
『腹八分の資本主義 日本の未来はここにある!』篠原匡 新潮社8月17日税込価格:714円ISBN:9784106103278
日経ビジネスオンライン連載「この国のゆくえ」を編集したもの。全国の元気な自治体のルポ。

ちくま新書
『物語でわかる宗教史』浅野典夫 筑摩書房8月5日税込価格:819円ISBN:9784480688200
知ってるつもりで実は知らない世界の宗教。国際社会での私たちの立ち位置を理解するためにも、主要な宗教のあらましを知っておこう。
『コミュニティを問いなおす』広井良典 筑摩書房8月5日税込価格:903円ISBN:9784480065018
古い共同体が崩れ、個人の孤立が深刻化する日本。人々のつながりをいかに築き直すかが最大の課題。幸福な生の基盤を根っこから問う。
『ルポ産科医療崩壊』軸丸靖子 筑摩書房8月5日税込価格:756円ISBN:9784480064967
崩壊した周産期医療。お産難民、妊婦たらい回し、未受診飛び込み出産少子化の日本に何が起こっているか。私たちに何ができるか。

中公新書
『ローマの喜劇 知られざる笑いの源泉』小林標 中央公論新社8月25日税込価格:819円ISBN:9784121020161
いまなお私たちのこころに響くローマ喜劇。当時の社会・文化をふまえながら、プラウトゥスとテレンティウスの作品の精華を紹介する。
『排出取引 環境と発展を守る経済システムとは』天野明中央公論新社8月25日税込価格:819円ISBN:9784121020178
排出取引制度の導入によって、より効率の良い二酸化炭素の削減が実現できる。その仕組み、各国の制度、課題と今後の展望を詳述する。
『ポケットの中の宇宙』アニリール・セルカン 中央公論新社8月10日税込価格:777円ISBN:9784121503275
宇宙飛行士候補で東大助教をつとめる人気のトルコ人建築学者が、やさしく語るタイムマシン体験、宇宙、未来、新しい住居の考え方。
『国連安保理と日本』白川義和 中央公論新社8月10日税込価格:798円ISBN:9784121503268
国益を懸けて複雑なゲームに挑み、火花を散らす各国大使。安保理での駆け引きと人間模様を描き、日本の関わり方についても提言する。

■文春新書
『ユリ・ゲラーがやってきた 40年代の昭和』鴨下信一 文藝春秋8月20日税込価格:851円ISBN:9784166607105
映画、文学、流行歌、アングラ演劇、テレビ、CM、アイドル、犯罪、事件など、世相の硬軟とりまぜて戦後もっとも不思議な時代をふり返る。
中国共産党天皇工作」秘録』城山英巳 文藝春秋8月20日税込価格:809円ISBN:9784166607129
1984年中国政府は田中角栄を通じて昭和天皇の訪中を画策。その後も同様の工作は繰り返された。中国はなぜ天皇にこだわるのか。
『日本の珍地名』竹内正浩 文藝春秋8月20日税込価格:777円ISBN:9784166606979
21世紀の市町村合併を機に誕生した新機軸の地名の数々。珍名の由来をめぐる悲喜こもごもからは、地方行政の混迷ぶりがみえてくる。

『父が子に教える昭和史 あの戦争36のなぜ?』半藤一利著/藤原正彦ほか 文藝春秋8月20日税込価格:809円ISBN:9784166607112
「日本はなぜ負ける戦争をしたの?」と子どもに聞かれたら。豪華執筆陣が満州事変、東京裁判などあの戦争をめぐる問いにズバリ答える。

洋泉社 新書y
『時刻表のヒミツ』三宅俊彦 洋泉社8月7日税込価格:777円ISBN:9784862484574
時刻表は調べる物ではない。「読む」ものだ。思わずにやっとしてしまう、おとなの読み物としての時刻表の楽しみ方を教える。
『道路をつくると地方は衰える』洋泉社8月7日税込価格:798円ISBN:9784862484369
現在の日本にとって道路整備はほとんどメリットが無いことを明らかにする。また道路整備をしないことで成功した事例も紹介する。