気になる本 人文書

『噛みきれない想い』鷲田清一 角川グループパブリッシング7月10日税込価格:1,785円ISBN:9784046214690
ひとは他者とのインターディペンデンス(相互依存)でなりたっている。「わたし」の生も死も、在ることの理由も、ひとや社会とのつながりのなかにある。

『御曹司たちの王朝時代(仮)』繁田信一 角川グループパブリッシング7月10日税込価格:1,785円ISBN:9784047034471
宮中儀式をさぼったいい訳、任官の口利きの依頼、舞姫の噂の真偽の問い合わせ。王朝貴族たちの御曹司、いわゆる「お坊ちゃま」が書いた手紙を通して彼らの実態を明らかにする。
刊。

関ヶ原前夜 西軍大名たちの戦い』光成準治 NHK出版7月30日税込価格:1,218円ISBN:9784140911389
西軍の外様系大名に光をあて、ドラマでは描けない関ヶ原前夜の政治情勢・権力闘争の実態を明らかにする若手研究家の意欲作。

『ストリートの思想 転換期としての1990年代』毛利嘉孝 NHK出版7月30日税込価格:1,124円ISBN:9784140911396
ホームレス支援、イラク戦争反対デモ、反貧困闘争。思想は大学からストリートへ。90年代の知の地殻変動をふまえ、その背景を追う。

密教の神々 その文化史的考察』佐藤任 平凡社7月10日税込価格:1,575円ISBN:9784582766738
「聖天さん」「御不動さん」と日本の密教像は、意外なことに多くの日本人に知られ、親しまれている。その文化的、歴史的意味を探る。

『精神について ハイデッガーと問い』ジャック・デリダ著/港道 隆訳 平凡社7月10日税込価格:1,575円ISBN:9784582766745
主題はハイデッガーとナチズムの問題。問い、技術、動物、存在という4本の糸を撚り合わせ、ハイデッガーの複雑な「精神」に迫る。

『精神について』が平凡社ライブラリー入り!

『日本長寿の記録内田啓明 善本社7月14日税込価格:3,800円ISBN:9784793904523
今の日本は世界の大長寿国。その主因は医薬、医療の進歩、健保制度充実と食生活にある。医師、栄養士、地方行政関係者、必読の書。

功利主義者の読書術』佐藤優 新潮社7月24日税込価格:1,680円ISBN:9784104752041
巷に溢れる書物の中からどれを選び、それをどう読めばいいのか。インテリジェンス・マスター佐藤優が教える、大不況を生き抜くための知の技法。

これは「新潮45」の連載をまとめたものかな。

『中東 危機の震源を読む』池内恵 新潮社7月24日税込価格:1,575円ISBN:9784106036439
イスラームと西洋近代の対立は避けられるか。オバマの中東政策の行方は。パレスチナ問題からドバイ経済まで、中東を見る目を養うための必読書。

これは「フォーサイト」の連載かな。