気になる新書

角川ONEテーマ
■『物語論で読む村上春樹宮崎駿 構造しかない日本』大塚英志 角川グループパブリッシング7月10日税込価格:740円ISBN:9784047101999
明治期の近代文学のはじめから村上春樹宮崎駿まで、なぜ登場する男の子は子どものままなのか。日本文学に通底する男たちの「甘えの構造」を鋭く分析した刺激的な評論集。
■『大人の怪談』辛酸なめ子著/木原浩勝 角川グループパブリッシング7月10日税込価格:740円ISBN:9784047101968
語り手の人生が話の中に反映し、聞き手の人生と共鳴したとき、初めて新たな恐怖が生まれる。自他共に認める人生の達人が、大人のための怪談の魅力をレクチャー。

平凡社新書
■『「葬儀」という仕事』小林和登 平凡社7月15日税込価格:756円ISBN:9784582854770
葬儀社に身を置く著者の実体験を通して、賢く葬儀社を利用するために、葬儀にまつわるメカニズムやからくりなどを詳しく紹介する
■『新版 民主党の研究』塩田潮 平凡社7月上旬税込価格:819円ISBN:9784582854787
鳩山体制発足で注目される民主党。いよいよ政権交代なるか。旧版に今後の展望を大幅加筆。民主党の本質を見極めるのに不可欠の書。
■『オノマトペがあるから日本語は楽しい 擬音語・擬態語の豊かな世界』小野正弘 平凡社7月15日税込価格:756円ISBN:9784582854749
日本人はオノマトペを巧みに使ってきた。『古事記』や『ゴルゴ13』などの多くの例を引きながら、日本語の豊かさを探る。
■『ロマンポルノと実録やくざ映画 禁じられた70年代日本映画』樋口尚文 平凡社7月15日税込価格:945円ISBN:9784582854763
ロマンポルノと実録やくざ映画、百花繚乱の70年代。その多彩な映画表現を、厳選した100本の作品に探った労作。

■『私小説のすすめ』小谷野敦 平凡社7月15日税込価格:735円ISBN:9784582854732
私小説は日本特有のダメな文学なのか。私小説に対するこれまでの「通説」に反論し、私小説擁護を宣言する、シゲキ的な文学論。