気になる本 文芸

『水曜日の神さま』角田光代 幻戯書房6月下旬税込価格:1,680円ISBN:9784901998451
書き綴ってきたエッセイの数々から、旅をめぐる46篇を精選。人気作家の創作と旅の秘密を読み解くエッセイ集成第2弾。

『そのときはそのとき 楽老抄(4)』田辺聖子 集英社6月5日税込価格:1,470円ISBN:9784087712957
老後も死にざまも、そのときはそのとき。人の一生を楽しくする秘訣とは何か。人生の抜け道、出口を、知らぬまに教えてくれる温もりに満ちた名エッセイ。

『世界文学は面白い。 文芸漫談で地球一周』奥泉光いとうせいこう 集英社6月5日税込価格:1,680円ISBN:9784087712964
カフカ、ポー、ドストエフスキー漱石から魯迅まで、9つの古典名作を笑いのめす。まったく新しい世界文学ツアーガイド、登場。

『死ぬという大仕事』上坂冬子 小学館6月16日税込価格:1,260円ISBN:9784093897174
4月14日に死去した作家・上坂冬子氏の遺作。「緩和ケア」が多くの患者、高齢者の支えになり得ることを自らのがん闘病体験を元に綴った記録。

『代表質問 16のインタビュー』柴田元幸 新書館6月下旬税込価格:1,890円ISBN:9784403211027
村上春樹、テス・ギャラガー、ダイベックなど13人の文学者に「読者代表」の柴田君が作品の勘どころを根堀り葉堀り、問いただす。

デンデラ佐藤友哉 新潮社6月30日税込価格:1,785円ISBN:9784104525034
逃げるのか。留まるのか。諦めるのか。戦うのか。そう、戦わなければ、明日はない。この世の果てにあるこの世のすべて、それが「デンデラ」。

『学問』山田詠美 新潮社6月30日税込価格:1,470円ISBN:9784103668138
「私ねえ、欲望に忠実なの。愛弟子と言ってもいいね」。4人の少年少女の、生と性の輝き。そしていつもそこにある、かすかな死の影。新たなる代表作。

「最高傑作」以外に「新たなる代表作」という言い方もあるんですね。

松本清張傑作選 黒い手帖からのサイン 佐藤優オリジナルセレクション』松本清張 新潮社6月30日税込価格:1,680円ISBN:9784103204350
相手の隠れた「行動原理」を探れ。過去、執着、恐怖。清張が創作ノート『黒い手帖』に着想の瞬間を記した作品から、その鋭敏な対人感覚が蘇る9篇を精選。

『逐電日記』美濃瓢吾 右文書院6月中旬税込価格:2,520円ISBN:9784842107301
平賀敬・種村季弘秋山祐徳太子らと織りなす「おかしな日々」。著者はまた福助・招き猫など「祝額」を描く画家でもある

さすが右文書院。