ギムレット、東西線、フジテレビ

■某日
ケンタッキーで、モーニングセットの「チキンフィレサンドライト」のセットを。早起きは三文の得って、私にとってはモーニングセットを食べられるかどうかにある。終わるのが早いからこそ、特別感が増すのだ*1
■某日
新宿バルト9で「ザ・バンク」。「スラムドッグミリオネア」を見ようと思ったのだが、「レッドクリフⅡ」を見る気分でもなかったので、混んでいたのでこちらにする。
上映開始まで時間があったので、紀伊国屋書店をぶらぶらし、モンスナックで唐揚げカレー。モンスナックの店先には「あめとーく」で紹介されたと書いてあるが、ニューながいも「『エンタクシー』で小野瀬雅生さんに紹介されました」と掲げたらどうかね。
「ザ・バンク」。ウォーラーステイン『史的システムとしての資本主義』のある一節を思い起こす。
世の中は「そういうふうにできている」(©さくらももこ)ものなのかもしれないが、私は私なりの叛資本主義運動を続けていきたい。つーかさ、それが俺のメインテーマだから……というのは、ギムレットには遅すぎるくらい酔っ払っていすぎているからだろう。

■某日
朝6時起床。洗濯などを済ませてから、高田馬場へ。
芳林堂を覗いてから、地下1階にあるカンタベリでモーニングのジャーマンセット。ここのモーニングセットはときどき食べたくなる。喫茶店のモーニングやケーキセットを注文すると、贅沢な気分になれる。だが、しかし、そういう気分を満たしてくれるのは、チェーン店のモーニングじゃないんだよ。
11時に原武史さんと合流、取材に同行。
夕方、原さんたちと別れてから、高田馬場〜早稲田をぶらぶら。古書現世にも寄るが、向井透史さんとは会えず。
西早稲田から副都心線新宿三丁目。新宿を流してから、笹塚へ。
ゼミの同期と恩師を囲んで呑む。最初から結構なペースで、学生飲み*2をしていたせいか、途中から記憶が欠落している。「昔より若返った」と言われたけれど、それなりに年齢をとったのだろうか? 村上春樹が「モンキービジネス」のインタビューで語っていた一節が、ふと頭をよぎる。「ぼくの友だちでも、若い時ガンガン飲んだ奴って、年取るとあまり飲めなくなりますね」。もともと飲める性質ではないから、無理が来たのだろうか。
ただ、断片的に、目は覚えている。店を出て、笹塚駅で同じ方面の友人と電車に乗り、気づけば、東西線日本橋駅のホームにいた。それから、高田馬場方面行きに乗るが、「東西線はワタシを乗せても新宿に下ろしてくれ」*3なかったけれど、気づけば、自宅最寄駅の屋台でラーメンを食べていた。
そして、友人に電話しながら帰宅。深夜26時、ジャックダニエルを空けている。

■某日
自己嫌悪を吹き飛ばすために、青梅街道を走る。やはり、「青梅を失踪している期間はユウウツ」*4だ。

■某日
フジテレビ「桑田圭祐の音楽寅さん」を見る。仕掛けもいいが、そこで出てくるのが佐々木恭子だということからして、わかるのだが、フジ「とくダネ!」を見てい*5いない――つまり、テレビの文脈を理解していない*6――視聴者からすると、ギョっとするフリかもしれない。
気づけば、「ひとり紅白歌合戦」の中森明菜「少女A」以降を聴きなおしている。

*1:そういう意味で、11時過ぎまでモーニングをやっていると、特別感が薄れる。たとえば、デニーズとかシャノアールとか

*2:社会人になっても、私は相変わらず学生飲みだ。後先考えずに、どんどん呑んでしまう。しかも、うまい焼酎だったから、余計に口が進んだ。が、あの焼酎の銘柄をすっかり忘れている。

*3:椎名林檎「闇に降る雨」。

*4:椎名林檎光合成」。「サイゾー」2009年5月号の「椎名林檎は賞味期限切れ?」と読んだからだろうか、私は何年ぶりか、“林檎病”に罹患してしまったのかもしれない。「サイゾー」の「メディカル・ラボ・サイゾー」は、「別冊宝島『音楽誌が書かないJポップ批評』」の「偏差値40からの音楽ライター予備校」などと同様、私の愛読していた連載のひとつだ

*5:福田和也の出演日が月曜から木曜日に移ったくらいは把握している

*6:なかでも「フジテレビ」特有の、悪ノリに近いノリの文脈をある程度理解していないと理解に苦しむかもしれない