気になる本

『ナイン・ストーリーズ』J・D・サリンジャー著/柴田元幸訳 ヴィレッジブックス3月21日税込価格:1,680円ISBN:9784863320505
J・D・サリンジャーの不朽の名作が、柴田元幸の新訳で現代によみがえる。

谷崎潤一郎 境界を超えて』千葉俊二編/A・バヤール・坂井編 笠間書院3月14日税込価格:3,990円ISBN:9784305704535
パリ国際シンポジウムでの成果をまとめる。言語学建築学・フランス文学・古典文学の視点も交え、アカデミックな枠組を脱した新論。

『黒田維理作品集 永久保存版 今甦る詩人黒田維理の世界』黒田維理著 如月出版4月10日税込価格:2,625円ISBN:9784901850285
黒田維理の作品を1冊に纏めた二度と甦らない貴重な詩集。白石かずこ先生の序文から構成され未発表の自筆の文と絵も収録。

菊池寛急逝の夜』菊池夏樹 白水社4月中旬税込価格:2,100円ISBN:9784560031988
菊池寛創立の文藝春秋で活躍したその孫が、親族の証言などをもとに偉大なる文豪・プロデューサーが駆け抜けた59年の生涯に迫る。

『イエメンで鮭釣りを』ポール・トーディ著/小竹由美子訳 白水社4月上旬税込価格:2,625円ISBN:9784560090022
砂漠の国に鮭を放つ。イギリス政府も巻きこんだ奇想天外な計画「イエメン鮭プロジェクト」の顛末とは。英国ベストセラー長編。

『きのうの神さま(仮)』西川美和 ポプラ社4月中旬税込価格:1,470円ISBN:9784591109236
『ゆれる』で世界的な評価を獲得した映画監督が、「真実と嘘の境界」をテーマに人間の本性を炙りだした短篇小説集。

『ニセ札(仮)』木村祐一 ポプラ社4月中旬税込価格:1,470円ISBN:9784591109229
昭和20年代、小さな村の小学校教頭のかげ子は、かつての教え子からニセ札作りをもちかけられる。はじめは突っぱねるかげ子だったが。

この「木村祐一」さんは、えぶん絵本作家の方だろう。でも、最近のポプラ社なら、吉本の木村祐一の本を出してもおかしくないか

『ノルマン騎士の地中海興亡史』山辺規子 白水社4月下旬税込価格:1,365円ISBN:9784560721025
11世紀、根拠地をノルマンディから南イタリアに移したオートヴィル家は、下克上さながら近隣諸侯の領地を切り取り、やがて。

カルタゴの歴史 地中海の覇権をめぐる戦い』M=G・アダマジ=グッゾ著/石川勝二訳 白水社4月中旬税込価格:1,103円ISBN:9784560509357
都市国家カルタゴの歴史、政治組織、軍制、社会、文化、宗教などを解説。20世紀の発掘成果も取りいれた、古代地中海史の入門書。

『革命待望! 1968年がくれる未来 (仮)』芹沢一也監修 ポプラ社4月中旬税込価格:1,575円ISBN:9784591109250
40年前、革命を信じた若者たちのエネルギーに未来の日本を創造するヒントがあるのではないか。注目の若手学者たちによる、提案。

これって、2008年中に出す予定の本だったのでは?

『これでいいのか東京都足立区vs葛飾区vs江戸川区』 日本の特別地域特別編集地域批評シリーズ編集部編 マイクロマガジン社3月下旬税込価格:1,365円ISBN:9784896373158
地域批評シリーズに地域VS編が登場。荒川沿い3区の「ここが一番!」を徹底的に比較検証する。

「日本の特別地域」シリーズ、よく続いてるなぁ

『時刻表アーカイブス 鉄道黄金時代(1) 東海道本線山陽本線鹿児島本線編』JTBパブリッシング3月14日税込価格:12,600円ISBN:9784533073779
東海道新幹線誕生など、エポックメーキングな改正を中心に解説。3冊1セットで発売の豪華版。

マニア以外も買える値段にしてください!

『達人が撮った鉄道黄金時代(3) 軍機保護法下の汽車・軽便』牧野俊介著/湯口徹 JTBパブリッシング3月14日税込価格:6,300円ISBN:9784533074295
中部・近畿・中四国・九州地方の軽便鉄道蒸気機関車などを紹介。各エリアの探訪記コラムも多数。『4巻』『5巻』3月28日刊。

『山田広野の活弁半生劇場 活弁映画監督のつくりかた』山田広野 ポット出版3月17日税込価格:1,890円ISBN:9784780801224
世界唯一(?)の活弁映画監督・山田広野があらいざらい書き下ろす笑撃の半生。リリー・フランキー荒井晴彦との二大特別対談収録。

『スーパー編集長のシステム小説術(仮)』校條剛 ポプラ社4月中旬税込価格:1,680円ISBN:9784591109298
数多くの小説家をプロデュースしてきたスーパー編集長が紹介する、書斎づくりからデビューまでの具体的スキル。

「スーパー編集者」というよりも、『ぬけられますか 私漫画家 滝田ゆう』の著者とうたった方が響くのでは?

『山手線ぐるりお土産散歩(仮)』伊藤美樹 ポプラ社4月中旬税込価格:1,200円ISBN:9784591109281
JR山手線の全29駅周辺のおすすめスポットとおみやげを、一挙にイラストで紹介。スタンプラリー感覚で訪ねながら、魅力を再発見。

曽我部恵一詩集』曽我部恵一 岩崎書店4月24日税込価格:1,260円ISBN:9784265801831
伝説のバンド、サニーデイ・サービスから現在まで、人気ミュージシャン曽我部恵一、初の自選歌詞集。著者自筆によるイラストも満載。

『太郎、ロマンに生きろ!(仮)』村崎太郎 ポプラ社4月中旬税込価格:1,365円ISBN:9784591109212
猿回しの第一人者、村崎太郎氏。芸人としての活躍の陰に、被差別部落出身というだけでいわれのない差別を受けた壮絶な過去が。

栗原美和子『太郎が恋をする頃までには…』とあわせて読みたい

『落語こてんパン(仮)』柳家喬太郎 ポプラ社4月中旬税込価格:1,575円ISBN:9784591109311
あらすじ紹介や解説はもちろん、演じる立場からみた作品論、やりどころや難しさのエピソードも満載。新しい古典落語案内。

『テレビの青春』今野勉 NTT出版3月23日税込価格:2,940円ISBN:9784757150669
私は貝になりたい」「七人の刑事」「ウルトラマン」。1960年代、荒野を拓いてきた若者たちの、夢と修羅のテレビ史。

『お前はただの現在にすぎない』と合わせて。

ヘーゲル現代思想の臨界 ポストモダンのフクロウたち』岡本裕一朗 ナカニシヤ出版3月中旬税込価格:2,940円ISBN:9784779503184
ヘーゲルに関する通説=神話の虚構性を暴き、ポストモダンを真のヘーゲル思想から捉えなおしたヘーゲル哲学入門の新基軸。

『活字印刷の文化史 きりしたん版・古活字版から新常用漢字表まで』小宮山博史編/府川充男勉誠出版3月中旬税込価格:10,290円ISBN:9784585032182
印刷史研究の最前線を切り拓く総結集。古活字版からDTPまで、活字印刷400年の歴史を通覧、活字印刷文化の正史を再編する。

河野広中』長井純市 吉川弘文館4月下旬税込価格:2,205円ISBN:9784642052511
明治・大正期の政治家。衆議院議長就任など、民権運動の英雄に止まらない政治家の軌跡を追い、立憲政治の完美に賭けた生涯に迫る。

『レファレンスサービスのための主題・主題分析・統制語彙愛知淑徳大学図書館編/鹿島みづき 勉誠出版3月中旬税込価格:2,625円ISBN:9784585071259
「勘・記憶・体験」に頼らない図書館サービスの実現へ。レファレンスサービスにおける主題分析と統制語彙活用のためのガイド。

『法情報サービスと図書館の役割』指宿信編 勉誠出版3月中旬税込価格:2,100円ISBN:9784585052081
図書館は法情報をどのように取り扱うべきか。米国の事例を参考にしながら、図書館あるいは図書館員が果たしうる役割について考察。