週に一度は松本清張を読みたい。
今年の年末年始はじっくりと本を読む時間が取れず*1、吉川英治『三国志』も途中で中断してしまっている。けれど、なぜか週に一度は松本清張を読んでいる。光文社文庫の『松本清張短篇全集』刊行開始、それに新潮文庫のフェアがはじまったので、「声」や「顔」を収録した『松本清張短篇全集05 声』、『黒革の手帖』、積読だった『球形の季節』……と週に一冊以上のペースで松本清張を読んでいる。yomunelさんが「何年か前にやっていた『月に1冊松本清張を読む』をことしも始めようかと思っている。」と書いたが、私は今年、週に一冊くらいのペースで読んでいこうと思っている。週に一冊のペースで読んでいっても数年かかる程、松本清張作品は多い……。今年は、めさきの新刊書を追ってばかりいないで、『カラマーゾフの兄弟』や『アンナ・カレーニナ』などロシア文学、河出書房新社の「世界文学全集」を読みたいとも思っているのだけれど……。
日曜の夜、眠れないので、河野万里子訳のフランソワーズ・サガン『悲しみよ、こんにちは』(新潮文庫)を手に取ると、つい最後まで読んでしまう*2。それから、佐伯一麦『芥川賞を取らなかった名作たち』(朝日新書)、山本一生『書斎の競馬学』(平凡社新書)、高野秀行『世界のシワに夢を見ろ!』(小学館文庫)、フィッツジェラルド『若者はみな悲しい』(光文社文庫)などをチャンポンしている*3うちに、眠気に襲われて就寝。