気になる新書

『品格なくてもいいでしょう(仮)』島村洋子 ヴィレッジブックス12月26日税込価格:777円ISBN:9784863320680
福袋を並んで買う、車内で化粧する。そんな人がいくら本を読んだって品格なんてつかない。勘違い品格を一刀両断。

『銀河物理学入門』祖父江義明 講談社 12月18日税込価格:840円ISBN:9784062574815
ビッグバンの後生まれた星や銀河から、現在の宇宙の構造ができあがった。さまざまな銀河の質量や重さ、運動のメカニズムから、137億年の宇宙進化の謎に迫る。

『ブリッジマンの技術』鎌田浩毅 講談社12月18日税込価格:756円ISBN:9784062879729
相手の考えを読むことで、自分の意図を伝える。「伝達力」に長けた人は、「読解力」のある人。そのための方法を「フレームワーク」理論にもとづき、実践的に指南。

講談社現代新書 12月18日発売
■『遠山金四郎の実像』岡崎寛徳 講談社12月18日税込価格:756円ISBN:9784062879743
大岡忠相以来の裁判上手と謳われた遠山金四郎景元。「町与力が明かした彼の入れ墨とは」など。金さんと父景晋の日常生活から江戸社会を読み解く。
『歴史と外交 靖国・アジア・東京裁判東郷和彦 講談社12月18日税込価格:777円ISBN:9784062879712
政治が歴史に変じ、歴史は政治に転ずる。そのダイナミズムをいかに掴み、「昭和」の過ちを昇華させるか。戦後外交の第一線に立ってきた外交官の体験的思索の書。

■『アジア観を問い直す』土佐昌樹 光文社12月16日税込価格:735円ISBN:9784334034863
ミャンマー、中国の内部では、ビデオなどの海賊版アメリカ文化が受容され、統制社会にグローバル化や新たな公共圏の予兆があった。

光文社新書 12月16日は愛
■『サッカーとナショナリズム』小川光生 光文社12月16日税込価格:735円ISBN:9784334034856
ヴェネツィア在住の著者が、イタリアの都市とサッカースタジアムを歩き回って、本当の「愛郷心」「地域密着」とは何かを著した。
■『間違いだらけの金融政策』高橋洋一 光文社12月16日税込価格:735円ISBN:9784334034849
霞ヶ関の「埋蔵金男」が、正しい経済学と数学の知識をもとに、常識をくつがえす新事実を明らかにし、日銀の金融政策を斬りまくる。

■『恋する西洋美術史』池上英洋 光文社12月16日税込価格:735円ISBN:9784334034870
これまで「恋愛」は学問的に一段低いテーマとされてきたが、これをテーマにした作品は数多い。西洋美術史のもう一つの形を描き出す。

高橋洋一といい、佐藤優いい、官僚経験者はなぜこんなに大量に本が書けるのか

集英社新書 12月16日発売
■『「裏声」のエロス』高牧康 集英社12月16日税込価格:714円ISBN:9784087204735
「女性本来の声は同性の敵を作る」「仕事でイザという時のための裏声」「いいセックスと裏声の関係」といったものから、健康、育児、カラオケにいたる裏声の力。
■『時代劇は死なず! 京都太秦の「職人」たち』春日太一 集英社12月16日税込価格:756円ISBN:9784087204711
60年代後半。京都・太秦の撮影所で時代劇映画の製作に携わってきたスタッフは、テレビへと主戦場を移す。

久々に集英社新書らしいラインナップ

小学館新書 12月17日発売
■『百鬼夜行絵巻の謎』小松和彦 集英社12月16日税込価格:1,260円ISBN:9784087204728
それまでの定説を完全に覆す画期的な絵巻が発見される。内外に知られる「百鬼夜行絵巻」すべてを精査し、その成立と系統の謎を解明していく。
■『がん難民コーディネーターの仕事』藤野邦夫 小学館12月1日税込価格:735円ISBN:9784098250134
全国にいる「がん難民」の相談を無償で受け、病院や治療法の紹介を行なってきた著者の活動記録から、日本のがん治療が抱える問題を浮き彫りにする。
■『ルポ 中国「欲望大国」』富坂聰 小学館12月1日税込価格:777円ISBN:9784098250127
男性の4割は愛人あり。青少年の8人に1人はネット中毒。13億の巨大国家は格差も少年犯罪も愛人事情もハンパじゃなかった。

■『一食一会 フードマインドをたずねて』向笠千恵子 小学館12月1日税込価格:777円ISBN:9784098250165
フードジャーナリスト向笠千恵子さんが、日本全国に生産者と提供者、そして食材と料理をたずねて書いた、ほっとする俳句付きの食との邂逅記。
■『一生美味しい総義歯&インプラント』波多野尚樹著/石橋卓大著 小学館12月1日税込価格:777円ISBN:9784098250110
一生「自分の歯」で美味しく食べるために、インプラント・義歯治療についてぜひ知っておきたい知識を、日本のインプラント治療の第一人者である歯科医が徹底解説。
■『若者はなぜ殺すのか アキハバラ事件が語るもの』芹沢俊介 小学館12月1日税込価格:756円ISBN:9784098250158
子供の暴力、親殺し、若者の自己崩壊などについて、鋭い論評を行っている気鋭の評論家が、秋葉原事件を契機に、現代の若者が置かれている状況、心象風景を解き明かす。
■『誰も知らない中国拉麺之路 日本ラーメンの源流を探る』坂本一敏 小学館12月1日税込価格:777円ISBN:9784098250097
ラーメン、うどん、そばのルーツである中国全地域の代表的な麺を1,000種類、食べ歩いた男が解き明かす、日本の麺と中華麺の不思議な関係とラーメンの源流ルポ。

■『娘が東大に合格した本当の理由』陰山英男 小学館12月1日税込価格:777円ISBN:9784098250103
百ます計算の陰山先生の娘が東大受験を決意したのは高3の春。合格判定は20%以下のE判定。普通の女の子が短期間で東大に合格した理由は何か。

小学館新書、もしかしたら、今後期待できるかも

新潮新書 12月17日発売
■『カラオケ秘史 創意工夫の世界革命』烏賀陽弘道 新潮社12月17日税込価格:714円ISBN:9784106102929
これまで伝えられなかった「真の発明者」から、原子力博士と通信カラオケの関係まで。新発見続出の決定版「カラオケ史」。

■『女装する女』湯山玲子 新潮社12月17日税込価格:735円ISBN:9784106102912
アタマもカラダも、女たちは既に男がイメージする「女」ではない。現代女性を10のキーワードで解き、リアルな女の実態を説く快作。

文春新書 12月17日発売
■『おかみさん』海老名香葉子 文藝春秋12月17日税込価格:746円ISBN:9784166606733
林家三平亡きあとも林家一門を支えて隆盛に導いた「おかみさん」。満載の秘話から明かされる「妻」「母」そして「経営者」の達人ぶり。
■『昭和天皇の履歴書』文春新書編集部編 文藝春秋12月17日税込価格:798円ISBN:9784166606726
少年期の性格、教育から、晩年の安らぎまで。その素顔、家族、信条、愛読書、政治観、世界観、歴史観などをその生涯とともに振り返る。

■『誰も「戦後」を覚えていない 昭和30年代篇』鴨下信一 文藝春秋12月17日税込価格:788円ISBN:9784166606740
日本人の真の姿がもっともよくわかるこの年代を、映画、文芸、音楽、政治、犯罪、災害など世相の硬軟とりまぜて、独自の視点から振り返る。
福沢諭吉 背広のすすめ出石尚三 文藝春秋12月17日税込価格:788円ISBN:9784166606757
背広を日本に紹介し、背広の言葉をつくったのは誰か。それは西洋服に情熱を注ぎ慶應義塾内に「衣服仕立局」もつくった福沢だった。

平凡社新書 12月15日発売予定
■『きのこ文学大全』飯沢耕太郎 平凡社12月15日税込価格:924円ISBN:9784582854473
苦節20余年、文学から漫画・音楽・映画まで、古今東西のありとあらゆるきのこ本を博捜渉猟、ここに、その集大成たる一大目録なる。
■『書斎の競馬学』山本一生 平凡社12月15日税込価格:819円ISBN:9784582854459
有馬記念の生みの親・頼寧の評伝が話題の著者は「競馬は一篇のミステリー」と言って憚らない。その道具立てを薀蓄豊かに説く競馬学。

■『新聞再生 コミュニティからの挑戦』畑仲哲雄 平凡社12月15日税込価格:798円ISBN:9784582854466
「新聞の危機」は、実は「新聞業界の危機」にすぎない。地方紙の試みと挫折を綿密に取材、新聞の本質を市民に取り戻す道を探る。

『「教育崩壊」が日本を滅ぼす! 教師崩壊の原因を探る』尾木直樹 KKベストセラーズ12月8日税込価格:780円ISBN:9784584122051
教育問題の本質を示唆する、1冊。教師が崩壊していく中で、本当の問題を浮き彫りにしていく。
マンガ・アニメ都市伝説(仮)山口敏太郎 KKベストセラーズ12月8日税込価格:720円ISBN:9784584122099
30〜50代の男たちが溺愛するマンガにまつわる都市伝説を検証。「ドラえもん」、「機動戦士ガンダム」など約30作の謎を追う。