気になるノンフィクション
『六ヶ所村ラプソディー ドキュメンタリー現在進行形』鎌中ひとみ 影書房11月下旬税込価格：1,575円ISBN：9784877143893
完成以来、全国400か所以上で上映され、｢六ラプ｣現象を巻き起こした映画｢六ヶ所村ラプソディー｣の制作ドキュメント。
パルカフェでもお馴染の鎌中ひとみ本。
『TOKYO JOE マフィアを売った男』E・スミス著／ニシヤマ三穂子訳 講談社12月2日税込価格：1,890円ISBN：9784062151382
シカゴ・マフィア、唯一の日本人幹部の人生。組織抗争の末、奇跡的に生き残っ男。その男、ケン・エトーを捕まえたFBI女性捜査官の波乱の20年。
こういうアヤシイ本、講談社って好きだよね。
『華族たちの昭和』保阪正康 毎日新聞社12月中旬税込価格：1,470円ISBN：9784620319186
世襲、二世たちが日本の進路を誤った。近衛文麿、木戸幸一、牧野伸顕など、したたかだったが脆かった昭和の華族たち。その人生と責任のとり方。
『証言 沖縄戦の日本兵 60年の沈黙を超えて』國森康弘 岩波書店12月19日 税込価格：1,890円ISBN：9784000234580
沖縄で日本軍は何をしたのか。元日本軍兵士たちが語る実相。沖縄戦史の空白を埋めるルポルタージュ。
『写真証言 沖縄戦｢集団自決｣を生きる 渡嘉敷島、座間味島の証言』森住卓 高文研1月上旬税込価格：1,575円ISBN：9784874984130
沖縄戦極限の惨劇｢集団自決｣(強制集団死)に遭遇した生存者26名を取材。その実相と現在の心境を表情豊かな写真とともに伝える。
『ルポ 生活再建』横幕智裕 東洋経済新報社12月11日税込価格：1,680円ISBN：9784492222942
格差が進む中で借金に苦しんでいるのは特別な人ではない。債務者救済に奔走する盛岡市の挑戦から、日本を取り巻く現実を描く。
『プリズン・ルール』KEI 河出書房新社12月10日税込価格：1,575円ISBN：9784309908106
米刑務所は人種の坩堝であるが故さまざまなルールがある。米刑務所に10年以上服役した著者が愉快なエピソードとともに明かす知られざる世界。
『私はガス室の｢特殊任務｣をしていた 知られざるアウシュヴィッツの悪夢』シュロモ・ヴェネツィア著／鳥取絹子訳 河出書房新社12月10日税込価格：2,310円ISBN：9784309224954
アウシュヴィッツ収容所で、同胞たちの遺体を焼却棟で焼く仕事を強制された特殊任務があった。ユダヤ人生存者がその惨劇を克明に語る。
『自衛隊完全読本』後藤一信 河出書房新社12月19日税込価格：1,470円ISBN：9784309244617
総員24万名超の国防組織｢自衛隊｣を、｢人(自衛隊員)｣｢物(装備品)｣｢金(予算)｣から紐解く。自衛隊の｢実態｣が明らかに。
河出、本出しすぎじゃないっすか
『社会法則』ガブリエル・タルド著／村澤真保呂訳 河出書房新社12月19日税込価格：4,410円ISBN：9784309244594
『模倣の法則』に続くタルド新訳第2弾。自身の主著を要約した｢社会法則｣、いまだに斬新な方法論｢モナド論と社会学｣を収録。
『明治メディア考』加藤秀俊著／前田 愛著 河出書房新社12月15日税込価格：2,100円ISBN：9784309244600
学問領域を軽やかに越境する仕事で時代を牽引した二大碩学による贅沢な対話を復刊。面白い歴史読み物にして研究アイデアの宝庫。
『鶴見俊輔 いつも新しい思想家』河出書房新社12月22日税込価格：1,575円ISBN：9784309740201
戦後思想の中心にして今なお重要性を増す鶴見俊輔。その核心と可能性に迫る入門書。対談・執筆=中井久夫、吉本隆明、黒川創ほか。
『それでも家族 夫が大麻を育てた日』武村みゆき 講談社12月1日税込価格：1,575円ISBN：9784062150538
夫が逮捕された。妻である私も、夫の姉も逮捕されてしまった。夫は元官房長官の長男。大騒ぎするマスコミ。なぜ真面目な夫が大麻を育てたのか。
あれ、この会社にも、昔、大麻で捕まった人がいたんじゃなかったかしら。
『歌舞伎町のこころちゃん』権徹写真 講談社12月11日税込価格：1,500円ISBN：9784062151474
新宿・歌舞伎町で路上生活を送っていた4歳の少女・こころちゃん。その無垢な笑顔はあってはならないはずの現実を見る者に強く突き付ける。
『平賀譲』呉市海事歴史科学館 文藝春秋12月中旬税込価格：2,100円ISBN：9784163711409
日露戦争後、海軍の軍艦設計の中枢にいて｢張｣｢古鷹｣など世界を驚かせた性能の軍艦を設計した平賀譲の業績の集大成。
『満身これ学究 古筆学の創始者、小松茂美の闘い』吉村克己 文藝春秋12月上旬税込価格：1,600円ISBN：9784163709901
｢平安の美｣に魅せられた中卒の鉄道員が、一代で古典研究の基礎である｢古筆学｣を創設するまでを描く、感動のノンフィクション。
『鵤工舎の仕事 長泉寺建立記』塩野米松 文藝春秋12月中旬税込価格：1,890円ISBN：9784163706108
日本一の宮大工集団・鵤工舎が木造寺院を建立するプロセスを、職人たちの語り、写真と図でわかりやすく解説した、後世に残したい1冊。
シブすぎるラインナップ。
『許永中 日本の闇を背負い続けた男』森功 講談社12月15日税込価格：1,785円ISBN：9784062151672
獄中の許永中と幾多の面接と往復書簡を交わしたあと、大阪・中津から始めた取材。政治家、ヤクザ、企業舎弟、フィクサーたちを取材して得た許永中の実像とは。
『世界と日本の絶対支配者ルシフェリアン』B・フルフォード著 講談社12月15日税込価格：1,680円ISBN：9784062151689
世界の真の支配者はユダヤ人ではなかった。｢9.11同時多発テロ｣の裏で蠢いた｢闇の勢力｣が日本と世界の歴史に残した足跡。
ベンジャミン・フルフォード、いつのまにか日本に帰化していた
『昨日の敵が見た日本(仮)』ハル･A･ドレイク著／持田鋼一郎訳 ＰＨＰ研究所12月12日税込価格：1,575円ISBN：9784569704241
敗戦直後の日本の市井の人々に流れたもう1つの時間。戦後日本の復興期を見つめてきたアメリカ星条旗新聞記者の手記をまとめる。
アメリカの「スターズ・アンド・ ストライプス」っていろいろと……
『下流大学からの逆転』山内太地著 光文社12月16日税込価格：1,000円ISBN：9784334934538
誰でも入れる底辺大学も、将来ランキングが上がるなら、一流大学より得かもしれない。その有効利用法と全国の底辺大学をガイドする。
『学歴ロンダリング』神前悠太 光文社12月16日税込価格：1,000円ISBN：9784334934545
東大大学院進学コースは、入試も簡単、企業から引く手あまただ。今回、それを実践した卒業生が、その方法を初めて解き明かす。
