きょうは本屋に行かない気分だった。
深夜、Hさんと電話。眠気がなくなったので、ベッドの下にあった、沢木耕太郎『時の廃墟』(文春「沢木耕太郎ノンフィクション」)から、自衛隊員を取材した「防人のブルース」を。さっきまで話していたことと、なんとなくつながってくる。ロスジェネ世代って、自分の境遇に対する怒りを表明する人は多いけれど、こういうノンフィクションを書く人っていないね(と書いていて、『僕らが働く理由、働かない理由、働けない理由』の稲泉連を忘れていたことに気づいた)。
新宿をぶらぶら歩いてると、ひとつぶ、ふたつぶ、みつぶ。「バカに一粒」というし、まかこれくらいならと思っていたけれど、気が変わって、ジュンクで雨宿り。
まず8階からまわる。西武鉄道特集を組む気はない「東京人」の野菜特集*1をぱらぱらやって*2から、あれこれ立ち読み。
7階では植草甚一フェアをやっていたが、買わず。
帰宅前、自宅近くのコンビニで雑誌を立ち読み。「スピリッツ」の増刊「アフロ」、いまどき珍しいタイプの男性誌*3「サーカス」など。
今度は"オクテ"女ブームをつくりだしたい「アエラ」、私が勝手にライバル視していた(向こうはそうは思っていないだろうが)中沢明子「マガジン百名山」が連載終了。この手の雑誌評コラム、どんどん減ってきている。