気になる本

『ふたり旅 生きてきた証しとして』津村節子 岩波書店 7月25日 税込価格:1,995円
吉村昭と歩んだ50年。夫も、妻も、ただ、書くことを利己的に追い求め続けてきた。夫婦作家の修羅と豊饒の道。

『折り返し点 1997〜2008』宮崎駿 岩波書店 7月16日 税込価格:2,835円 ISBN:9784000223942
もののけ姫」から「崖の上のポニョ」まで12年にわたる、宮崎駿監督の思想の全軌跡。カラー口絵8ページ。

『風天 渥美清のうた』森英介著/石寒太解説 大空出版 6月30日 税込価格:1,800円 ISBN:9784903175171
渥美清の俳号「風天」の218のうたを発掘、そのうたから知られざる渥美清の私生活、心情を読み解く。

『江戸東京怪談文学散歩』東雅夫 角川グループパブリッシング 7月10日 税込価格:1,785円 ISBN:9784047034280
江戸、東京の怪談文学を網羅する決定版。

『日本に古代はあったのか』井上章一 角川グループパブリッシング 7月7日 税込価格:1,680円 :9784047034266
古代・中世の時代区分の変遷を追うと、私たちの意外な歴史観が見えてくる。

吉村昭川西政明 河出書房新社 7月26日 税込価格:2,100円 ISBN:9784309018713
作家・吉村昭初の本格評伝。誕生以前から逝去まで、本人126冊の著作、膨大な関連文献に目を通し、吉村昭の手法で吉村文学を追跡。

『酔郷譚』倉橋由美子 河出書房新社 7月15日 税込価格:1,680円 ISBN:9784309018744
今なお多くの読者を陶酔させ続ける、孤高の文学者・倉橋由美子が遺した最後の連作小説がついに初単行本化。珠玉の綺譚集。

『ラジ&ピース』絲山秋子 講談社 7月30日 税込価格:1,365円 ISBN:9784062148801
他人とはうまくつきあえない、幼い頃から自分に自信がない女性がたどり着いたのは、北関東の町。最新小説。

『乱歩の軌跡 父の貼雑帖から』平井隆太郎 東京創元社 7月29日 税込価格:4,515円 ISBN:9784488024307
平井太郎は如何にして江戸川乱歩となりしか。貼雑年譜の内容を追いながら、探偵小説界の巨人・乱歩の実像に迫る。図版多数。

『題名のない本 (上)(仮)』スコット・パック著/成川裕子訳 PHP研究所 7月22日 税込価格:1,785円 ISBN:9784569697802
ある図書館に新刊貸し出し書として届いた本。タイトルは「題名のない本」という奇妙なものだった。『下巻』同時刊。

『カイシャ・デイズ』山本幸久 文藝春秋 7月上旬 税込価格:1,500円「いつもおひとり様」な庶務女史に、出社拒否の新入社員、奇想天外なデザイナー。内装会社のほろ苦くも楽しい日常を軽やかに描く。

『サークル』北島行徳 文藝春秋 7月上旬 税込価格:1,550円 ISBN:9784163272009
医師の東山は何者かに襲われ記憶を失う。病院から逃げ出して家に戻った彼を待っていたのは。徐々に蘇る記憶から判明する驚愕の事件。

『婚礼、葬礼、その他』津村記久子 文藝春秋 7月上旬 税込価格:1,470円 ISBN:9784163272603
会社員のヨシノが友人の結婚式に出席していると、上司の親の葬式に呼び出されてしまう。芥川賞候補にもなった著者の最新刊。

『武士道セブンティーン』誉田哲也 文藝春秋 7月上旬 税込価格:1,550円 ISBN:9784163271903
スポーツと剣道の、暴力と剣道の狭間で揺れる17歳の剣道女子、柔の早苗と剛の香織。2人は別々の場所から武士道の本質に迫っていく。

『増補 書を読んで羊を失う』鶴ヶ谷真一 平凡社 7月10日 税込価格:1,260円 ISBN:9784582766448
お酒は美味しい、読書は楽しい、どちらも習慣になり中毒になる。そうならないために、当代一の目利きによる読書の案内書を送る。