気になる本 そのほか
『エハイク紀行』吉田戦車 講談社 4月9日 税込価格:1,575円 ISBN:9784063647136
漫画と俳句が幸福な出会いを果たした。それがエハイク。漫画家・吉田戦車が旅をし、折にふれ感慨の赴くままにエハイクを詠む。
『我敗れたり ナニワのタニマチ』泉井純一 講談社 4月14日 税込価格:1,680円 ISBN:9784062145596
三菱石油をバックに60億円の資金をバラ撒いた泉井純一にタカッた政治家、官僚、スポーツ選手たちの裏の素顔。
『官僚批判』寺脇研 講談社 4月21日 税込価格:1,470円 ISBN:9784062138857
勧奨退職を受け入れて文科省を去った著者による、日本の官僚制度を考える書。
しっかし、講談社って、当事者(元含む)による官僚批判本好きだよねぇ。
『巨乳をビジネスにした男 野田義治の流儀』大下英治 講談社 4月21日 税込価格:1,680円 ISBN:9784062146586
巨乳アイドル軍団を率いる野田義治社長のビジネスノウハウを、彼が育て上げたタレントを通して描くノンフィクション。
彼を描くのではなく、彼が育て上げたタレントを通して描くのがポイントか。
『近代スピリチュアリズムの歴史 心霊研究から超心理学へ』三浦清宏 講談社 4月10日 税込価格:1,575円 ISBN:9784062146753
1848年、それはニューイングランドの小村から始まった。ポルターガイスト、交霊会、心霊写真、念写。
超心理学って何ですか。
『我老いてなお快楽を求めん 鬼六流棋界不養生訓』団鬼六 講談社 4月18日 税込価格:1,575円 ISBN:9784062692748
「最後の文豪」が瀕死の腎臓病から一転、奇跡の復活を果たした顛末の「生還した癇癪老人」ほか。
鬼六自伝モノ、何冊出るんだ?
『親父メシ』辻啓一集英社 4月4日 税込価格:1,575円 ISBN:9784834251449
キンピラゴボウからガスパーチョまで、男ならではの超カンタン料理の数々の紹介と感涙エッセイ。がんばれ。団塊の世代。
キンピラゴボウが超カンタン料理?
『真空国会 福田「漂流政権」の深層』読売新聞政治部 新潮社 4月30日 税込価格:1,680円 ISBN:9784103390107
大連立騒動、防衛省疑惑、ガソリン攻防。前代未聞の政権放り投げにより誕生した福田内閣で、一体、何が起きていたのか。迫真の政治ドキュメント。
読売の官邸ルポ、結構よかったりする
『定本 日本の喜劇人 喜劇人篇・エンタティナー篇』小林信彦 新潮社 4月30日 税込価格:9,975円 ISBN:9784103318279
小林信彦の喜劇人に関する評伝、エッセイを完全収録、ファン必携の決定版。幻の未刊行インタビュー評論「これがタレントだ1963・1964」(2冊セット)は必見。
値段がなぁ。。。
『夜を創った男たち 黒服王 奥澤健二』倉科遼 実業之日本社 5月下旬 税込価格:1,680円 ISBN:9784408411293
クラブの聖地、銀座。「ネオン街モノ」の第一人者が、銀座の地で超一流店を育て上げた男の人生に迫る。
「ネオン街」の第一人者ではなく、「ネオン街モノ」の第一人者というところがポイントか。
『未来派左翼(下) グローバル民主主義の可能性をさぐる』アントニオ・ネグリ著/ラフ・バルボラ・シェルジ編
NHK出版 4月30日 税込価格:966円 ISBN:9784140911105
イラク戦争から中国の市場化、ワーキングプア問題まで。ヨーロッパを代表する知性が現状を分析し、変革の可能性を探る。
ネグリ来日に合わせて、上巻を刊行したのに……ご愁傷様でした。
『思想地図(1) 特集・日本』東浩紀編/北田暁大編 NHK出版 4月30日 税込価格:1,575円 ISBN:9784140093405
思想本来の力とは何か。ゼロ年代の思想を俯瞰し、来るべき10年代の知的羅針盤を作るために、『思想地図』創刊。特集は「日本」。
どうなのかしら。
『ふるほん行脚』田中眞澄 みすず書房 4月中旬 税込価格:2,520円 ISBN:9784622073789
古書との出会いを求め、東京一帯なじみの店、ニューウェイヴ書店、旅のあいまに神出鬼没。映画史研究家の「歩く読書」5年間の記録。
『実践批評 英語教育と文学的判断力の研究』I・A・リチャーズ著/坂本公延編著 みすず書房 4月2日 税込価格:3,675円 ISBN:9784622073765
20世紀の文学批評を席巻した「ニュークリティシズム」の基本的テクスト、桑原武夫「第二芸術論」のタネ本ともなった古典中の古典。
さすが、みすず。
『闘う経済学 未来をつくる[公共政策論]入門』竹中平蔵 集英社 4月25日 税込価格:1,470円 ISBN:9784797671735
大臣時代の実体験をもとに、政治を動かす「リアリズム経済学」のメカニズムと政治家たちとの戦いぶりを詳かにする。
竹中が戦ったのは、政治家たちだったのか。
『世界自動車戦争論(1) ブランドの世紀』福野礼一郎 双葉社 4月1日 税込価格:1,680円 ISBN:9784575300277
日産GT-R、アルファロメオからアルファGT、ジャガーXJまで、時代の空気に流されない本質的クルマ評論の新基準。
これは「ゲーテ」の連載まとめたものかしら。
『美食の王様 ベスト200皿』来栖けい 筑摩書房 4月24日 税込価格:1,260円 ISBN:9784480877888
2007年、レストランで食べた10,000を超える料理の中からベスト200皿ランキングを公開。ベスト350店も星付きで掲載。
来栖けい、すべて自腹で食べてるとか。いったい収入源は・・・
『落合博満 変人の研究』ねじめ正一 新潮社 4月18日 税込価格:1,365円 ISBN:9784103722069
「野球には必然的な理屈がある」。沈没寸前の日本球界でただ1人気になる、あの無愛想な男。「オレ流」天才勝負師のヒミツを、ねじめが追う。
『私鉄の廃線跡を歩く(3) 北陸・上越・近畿編』寺田裕一 JTBパブリッシング 4月30日 税込価格:2,100円 ISBN:9784533071454
過去50年間で廃止された私鉄の開業から廃止までの沿革、廃止後の実地踏査を写真と解説、地図で紹介。
『東京をよいところだけ、スケッチ散歩』東京を描く市民の会編 講談社 4月22日 税込価格:1,470円ISBN:9784062742740
銀座裏通りの幸稲荷神社、江戸時代の地割りがそのまま残る神楽坂、上野公園の清水観音堂。
「東京を描く市民の会」、ホントにあるのか。
『沈黙の轍』ヒロシ ジュリアン 4月下旬 税込価格:1,260円 ISBN:9784902584660
アイドルに恋して、ファミコンの登場に学校中が騒いだあの頃。80年代昭和、少し前の日本。愉しくて懐かしいヒロシ初自叙伝短編集。
ブーム終わってから本出したところで、売上は期待できんとです、ヒロシです……。
『大林宣彦の映画談義大全・《転校生》読本 ジョン・ウェインも阪東妻三郎も』大林宣彦
角川グループパブリッシング 4月16日 税込価格:2,800円 ISBN:9784046211699
大林宣彦監督が自作の新・旧『転校生』を中心に、映画について語りつくす本。
すげぇタイトルだな。
『個人主義と経済秩序』F・A・ハイエク著/嘉治元勝訳 春秋社 4月下旬 税込価格:4,725円 ISBN:9784393621738
「自由主義哲学」「複雑系」まで人文・社会・自然科学を縦横するハイエク思想のエッセンスがすべてつまった傑作。
ハイエク本、いつも「エッセンスがすべてつまった」という売り方してないかしら
『〈考える〉とはどういうことか 思考・論理・倫理・レトリック』井崎正敏 洋泉社 4月7日 税込価格:2,310円 ISBN:9784862482525
我々はどのようにして考えているのか。論理はどうして組み立てられるのか。感情と論理はなぜ対立するのか。