気になる新書

岩波新書
■『不可能性の時代』大澤真幸 岩波書店 4月22日 税込価格:819円 ISBN:9784004311225
戦後の精神史を総覧し、生き難い現代社会における普遍的な連帯の可能性を探る。大澤社会学・最新の地平。
■『漱石 母に愛されなかった』子三浦雅士 岩波書店 4月22日 税込価格:777円 ISBN:9784004311294
現代を代表する文芸評論家が、「出生の秘密」というまったく新たな視点から漱石作品の読みなおしをはかる。
■『高度成長』武田晴人 岩波書店 4月22日 税込価格:819円 ISBN:9784004310495
「経済成長神話」の誕生とその浸透がもたらした社会の「ゆがみ」。戦後政治の思惑と人々の欲求の変遷をたどる。
■『中国の五大小説(上) 三国志演義西遊記』井波律子 岩波書店 4月22日 税込価格:903 円ISBN:9784004311270
1度はとおして読んでみたかったあの物語をとびきりの案内人とともに楽しむ、待望の中国古典小説入門。

新潮新書
■『堂々たる政治』与謝野馨 新潮社 4月16日 税込価格:714円 ISBN:9784106102578
政界有数の政策通にして政権の懐刀、連立から再編へのキーマンと目される直言居士が自らの生涯を省察し政界へ苦言を呈する初の著書。
■『向田邦子と昭和の東京』川本三郎 新潮社 4月16日 税込価格:714円 ISBN:9784106102592
早世の天才作家は何を描こうとしたか。死後27年を経て今なお高い人気をもつ向田邦子の作品と生涯から「現代」が失ったものを探す。
■『教養としての歴史 日本の近代 (上)』福田和也 新潮社 4月16日 税込価格:735円 ISBN:9784106102615
他の追随を許さない福田和也歴史観がほとばしる日本近代史講義。上下たった2巻で日本の近代がわかる。まずは第一次世界大戦まで。

麻生太郎与謝野馨…せっそうないね。
川本三郎向田邦子本、新書で出すのはもったいない。
福田先生の「週刊新潮」連載をまとめたものも早く出してください。

■『「お笑いタレント化」社会』山中伊知郎 祥伝社 4月下旬 税込価格:777円 ISBN:9784396111106
「バカではお笑いタレントにはなれない。」何故、若者はお笑いを目指すのか。お笑いの歴史に触れながら、現代社会を考える1冊。
■『超訳資本論」』的場昭弘 祥伝社 4月下旬 税込価格:777円 ISBN:9784396111113
なぜ、労働者は搾取されるのか。なぜ、資本主義は格差を生むのか。気鋭のマルクス研究者が世紀の大著を「超訳」。週末で完読できる。
■『ぶらり「快」的うまい旅』阿藤快 ソフトバンククリエイティブ 4月15日 税込価格:767円 ISBN:9784797346381
旅グルメレポーターでお馴染みの阿藤快が旅で出会った忘れられない味や人情をたっぷり語る。テレビで伝えられなかったこぼれ話も満載。

超訳」って、アカデミー出版登録商標じゃなかったっけ?
阿藤快より、チイチイの随筆が読みたい。

『個性のふるまい』鹿野政直 岩波書店 4月8日 税込価格:5,040円 ISBN:9784000266499
日本の「近代」がもたらした矛盾に立ち向かった人々のさまざまな軌跡を描いた、著者の積年の論考を集成する。

『増補新版 現代世相史年表1945-2007』世相風俗観察会編 河出書房新社 4月21日 税込価格:5,985円 ISBN:9784309224817
敗戦を迎えた1945年に始まる日本の「現代」に生きた人々がふれ親しんだ暮らしを、社会・世相史を主にとらえなおした、画期的年表。