1月発売予定の気になる本 セブン&ワイから

『保守問答』西部邁中島岳志 講談社 (ISBN:978-4-06-214505-3) 発売予定日 2008年01月09日
若者の精神構造を保ち続ける老師ニシベ。老人への変幻を自在に行う賢者ナカジマ。合理より感情の優位、急進主義より斬新の知恵を説く思想家の「生の活動」を討論

西部邁の「正論」のアレも読まなくちゃ。

『図解 UFO(仮) F-Files』桜井慎太郎 新紀元社 (ISBN:978-4-7753-0560-7) 発売予定日 2008年01月中旬  予定価格 1,365円(税込)
UFOとはいったい何なのか? ・宇宙人が偵察にきている?/・政府が秘密裏に開発している兵器?/・未来の人類が乗っているタイムマシン?/ 本書はそんなUFOの素朴な疑問に答える一冊です。1957年米国のアーノルド事件やロズウェル事件に端を発した謎の多いUFO関連事件を軸に、UFO搭乗者(宇宙人?)や研究者、コンタクティー、学説など、UFOに関係するさまざまな項目をわかりやすく解説します。

発売日があと1ヶ月早かったら……と関係者は思ったに違いない。

『TOKYO 0円ハウス』坂口恭平 大和書房 発売予定日 2008年01月中旬 予定価格 1,575円(税込)
隅田川沿いに並ぶブルーシートハウス。総工費0円の「0円ハウス」で「0円生活」を満喫する鈴木さんに建築探検家が密着。理想の家とは何か?

総工費0円ってことはないだろ、0円ってことは。。。

『読売vs朝日 - 21世紀・日本のゆくえ』読売新聞論説委員会/編著 中央公論新社 (ISBN:978-4-12-150266-7) 発売予定日 2008年01月10日 予定価格 735円(税込)
両紙の論調は数年で大きな変化を遂げた。とりわけ朝日新聞の読売論調への近接が目立つ。その背景を関連する社説全文とともに解説

もはや讀賣と朝日はvsの関係ではないような気が……。それも、朝日が近接というよりは、讀賣が近接が目立つような気が……。って気のせいですかね。

『現代税制改革史 終戦からバブル崩壊まで』石弘光 東洋経済新報社 (ISBN:978-4-492-61053-4) 発売予定日 2008年01月11日 予定価格 7,875円(税込)
シャウプ税制以来の改革の歴史を原資料に基づいて詳細に記述し、その背後にある租税理論、租税政策の実態を解明。歴史・理論・政策の三つのアプローチによる税制改革論の集大成。

これ、経済週刊誌の2008年上半期ベスト経済書ランキングで、絶対上位にランクインするよ。

萩原延壽集3 陸奥宗光 下巻』萩原延壽 朝日新聞社 (ISBN:978-4-02-250379-4) 発売予定日 2008年01月11日 予定価格 3,885円(税込)
下巻は西南戦争の際の政府転覆に加担、投獄を経て、欧州へ遊学。「立憲政体樹立の夢」破れ、知識人から、近代日本が産んだもっとも透徹したリアリスト政治家陸奥への転向と再出発までを描く。付録に、毎日新聞連載「陸奥宗光」単行本化に際し未収録だった「日清開戦」「講話」「晩年」も含む完全版。解説は宮村治雄。月報付き。萩原集2の上巻には藤田省三江藤淳との、萩原集3の下巻は宇野俊一との対談を収録。

この素晴らしい全集が、あまり読書家のあいだで話題になっていないのは、なぜだ?

鈴木先生  4(アクションコミックス)』 武富健治 双葉社 発売予定日 2008年01月12日 予定価格 860円(税込)

鈴木先生、2008年中にドラマ化希望!

『世界のサブカルチャー』屋根裏/ばるぼらどどいつ文庫伊藤/タコシェ・著 屋根裏/監修 翔泳社 (ISBN:978-4-7981-1358-6) 発売予定日 2008年01月15日 予定価格 3,360円(税込)
既存の文化の枠組みをいったん解体し、アンダーグラウンドなアートや文化を21世紀の「サブ」カルチャーとして再構築!インターネット時代を迎えて、社会と情報のフラット化は進み、これまでサブカルチャーと言われてきたものとハイカルチャーとされてきた領域の壁は低くなり、ともに同じステージで消費されるようになっている。アニメ・漫画・ロックミュージック・コンピューターゲームなどは既存の枠組みではサブカルチャーに分類されるだろうが、今や「コンテンツ立国」の目玉となる日本のメインカルチャーである。アートシーンでは新しい美術館がバブルのように建設されて大きな集客に賑わっている一方で、商業ベースには乗らないところですぐれた作品を発表し続けている現代作家も数多く存在する。本書は、既存の文化の枠組みをいったん取っ払ったうえで、今現在にテレビやネットを中心に存在する商業的で消費的なマスカルチャーに対して、ある意味でアンダーグラウンドなカルチャーやアートを21世紀の「サブ」カルチャーとして再構築しようという試みである。そこには絵画や写真、ミニコミやパフォーマンスなど脈々と途切れることなく力強く生まれ続けている豊かな文化があり、ギャラリーや古書店、アートスペースなどの「場所」も数多く存在する。キュレーターとなるのは、インターネットで個人サイト黎明期から一貫してアンダーグラウンド・カルチャーを紹介し続け、最近ではアートの分野にどんどんと踏み込んでいる屋根裏氏が務め、ばるぼら氏ほかの強力な目利きがサポートする。

タイトルはアレだけど、これで面白くなかったら、サギだ!