気になる本

『本からはじまる物語』恩田陸本多孝好ほか メディアパル 12月中旬 税込価格:1,365円  ISBN:9784896100907
恩田陸本多孝好、市川拓司、石田衣良、三崎亜紀ほか総勢18名の豪華執筆陣による「本」「本屋」をテーマにした掌編小説集。

『芝居の神様 島田正吾新国劇一代』吉川潮 新潮社 12月20日 税込価格:1,995円
「俺は人を喜ばせるため、神に選ばれた人間だ」。師の言葉を胸に彼は94歳まで舞台に立った。「人生劇場」「瞼の母」などの名台詞とともに辿る見事な役者人生。

小林秀雄の恵み』橋本治 新潮社 12月20日 税込価格:1,890円 ISBN:9784104061105
晩年の大著『本居宣長』を読み解き、元祖「学問する知性」である宣長と、それに連なる小林秀雄、そして彼らの励ましを受ける自身をも語る愛のある論考。

『文学全集の黄金時代 河出書房の1960年代』田坂憲二 和泉書院 12月上旬 税込価格:1,575円 ISBN:9784757604391
60年代の河出書房版文学全集の編目や配本順、装丁、判型、定価ほか、幅広く目配りをして60年代の空気を再現した日本出版文化史。 <<

『誘拐逃避行 少女沖縄「連れ去り」事件』河合香織 新潮社 12月18日 税込価格:1,470円 ISBN:9784104690022
両親に棄てられた10歳の少女と、寄る辺なき47歳の中年男。赤の他人の2人は、沖縄へと旅立った。『セックスボランティア』の著者が描く、異形の道行き。

『批評の精神分析 東浩紀コレクションD』東浩紀 講談社12月3日税込価格:1,680円ISBN:9784062836296
東浩紀コレクションLSD第3弾の対談集。2001年から2006年にかけて、東氏が諸文化人と縦横無尽に語り尽くした熱き記録のコレクション。

『戦後詩誌総覧 戦後詩のメディア I「現代詩手帖」「日本未来派」(1) 和田博文編/杉浦静編 紀伊國屋書店 12月21日 税込価格:29,400円 ISBN:9784816920769
1945〜1975年に発行された詩誌110誌3,200冊の解題付き総目次集(全8巻)、第1回配本。戦後史研究の基本ツール。

『ミステリー小説集(仮)』岸田今日子 講談社 12月17日 税込価格:1,470円 ISBN:9784062143998
一年前に亡くなった岸田今日子が「メフィスト」誌上に連載していたミステリーは、伝説の編集者である故・宇山日出臣氏が絶賛した傑作ばかり。

『道具にヒミツあり』小関智弘 岩波書店 12月20日 税込価格:819円 ISBN:9784005005819
ボールペンにメガネ、ケータイに自転車。なじみの道具たちには、どんな工夫がこめられているのだろうか。